2025年10月7日
最初の競技車両「DEFENDER DAKAR D7X-R」のサハラでの過酷なテスト走行を完了
JLRモータースポーツ担当マネージング・ディレクターにイアン・ジェームスが就任
■DEFENDER ラリーチームは競技車両「DEFENDER DAKAR D7X-R」のサハラ砂漠での初のテスト走行を実施し、2026年のダカール・ラリーおよびFIA世界ラリーレイド選手権(W2RC)に向けた準備を加速
■この重要なテストには、新たにDEFENDER ラリーチームのプリンシパルに就任したイアン・ジェームスが参加
■「DEFENDER DAKAR D7X-R」は市販車「DEFENDER OCTA」をベースに開発したモデルで、DEFENDERの能力を披露するのにふさわしいプラットフォームとして、FIA世界ラリーレイド選手権(W2RC)のStock(ストック)カテゴリーに参戦
■DEFENDERの世界に誇るドライバーおよびコ・ドライバーが、「DEFENDER DAKAR D7X-R」のテスト走行をモロッコ東部の過酷なサハラ砂漠で数千キロにわたって実施
2025年10月1日、英国ゲイドン発: DEFENDER ラリーチームは、アフリカのモロッコで競技車両「DEFENDER DAKAR D7X-R」の過酷なテスト走行を終え、2026年のダカール・ラリーおよびFIA世界ラリーレイド選手権(W2RC)でのデビューに向けた準備を加速させています。
この重要な節目となるテスト走行には、新たにJLRモータースポーツ担当マネージング・ディレクターに就任し、DEFENDER ラリーの新しいチーム・プリンシパルとなったイアン・ジェームスも参加しました。ジェームスは今後、DEFENDER ラリーチームを率いて、ダカール・ラリーとW2RCを戦います。なお、直近までマクラーレン・エレクトリック・レーシングのマネージング・ディレクター兼チーム・プリンシパルを務めていました。
DEFENDER ラリーチームは、卓越した走破能力と耐久性を追求した不屈の4x4 マシン「DEFENDER DAKAR D7X-R」とともに、ダカール・ラリー2026でデビューします。市販車をベースとしたモデルで競う新設されたStock(ストック)カテゴリーに3台体制で参戦します。2026年のW2RC残り4ラウンドは、2台体制で戦います。
競技仕様の「DEFENDER DAKAR D7X-R」は初期のプロトタイプから進化を遂げ、いよいよ表舞台に登場します。「DEFENDER DAKAR D7X-R」には、市販車の「DEFENDER OCTA」と同じ堅牢なD7xアルミニウムボディ構造、トランスミッション、ドライブラインレイアウト、そして4.4リッターツインターボV8エンジンを搭載しています。ボディシェルはスロバキア・ニトラ市にあるDEFENDERの最新鋭工場の生産ラインで組み立てられ、英国のDEFENDER ラリーチームが「Stock」ラリーレイド仕様に最終仕上げを行いました。
この最初の競技車両である「D7X-R」は、チームにとってこれまでの準備プログラムのなかで最も重要な、モロッコ・エルフードのサハラ砂漠での本格的な走行テストを終えました。テストの目的は、「D7X-R」の走行距離を積み上げ、2026年W2RCの主力イベントであるダカール・ラリーで予想されるステージと同じ距離を走破することでした。テストは小さな砂丘を越える短いループから始まり、やがて数百キロを超えるワジ(雨期以外水のない川)や起伏の多い荒地、凹凸や岩場、ハイスピードの砂地など、ダカール・ラリーの地形を想定して反映したものです。
テストに参加したのはDEFENDERが世界に誇るドライバーである、ステファン・ペテランセル、サラ・プライス、ロカス・バチュスカで、ダカール・ラリーで直面するであろう課題をシミュレーションしました。ダカール・ラリーでは、タイムトライアル開始数分前にその日のルートを示す「ロードブック」というデジタルナビゲーションが閲覧可能となるため、それを利用するコ・ドライバーもテストに参加しました。
JLRモータースポーツ担当マネージング・ディレクターであるイアン・ジェームスは次のように述べています。
「3年間のワークスプログラムの初年度となる2026年に、DEFENDER ラリーチームを率いて、この壮大なラリーレイドに参戦するという大役を担うことでき、光栄です。ワールドクラスのドライバーたちとチーム体制が整い、最初の競技車両『DEFENDER DAKAR D7X-R』は、その走破能力を砂漠で発揮しています。1月のダカールに向けて入念な準備を進めていくことが楽しみです。やるべきことはまだまだありますが、2026年をDEFENDERブランドにとって忘れられない年にすると、全員が心をひとつにして尽力しています。」
DEFENDER担当マネージング・ディレクターであるマーク・キャメロンは次のように述べています。
「W2RCへの参戦を決定したのは、DEFENDERの定評のある高い走破性と耐久性を示す究極の場となると考えたからです。新型『DEFENDER OCTA』はタフラグジュアリーという新たな基準を設定し、ダカール・ラリーの不屈の挑戦者へと変身を遂げる様は注目に値します。ヤンブーでのスタートまで残り3か月となった今、チームが形になりつつあることを誇りに思います。ドライバーおよびコ・ドライバーの優れたラインアップと素晴らしい戦略・オペレーションスタッフが揃い、イアン・ジェームスがチーム・プリンシパルとして皆を率います。最初の競技車両『DEFENDER DAKAR D7X-R』のテスト走行も完了し、すべてが順調に進んでいます。ダカールの砂丘を走るのが待ち遠しいです。」
※本プレスリリースはジャガー・ランドローバーが 2025年10月1日(現地時間)に発表したプレスリリースの翻訳です。
以上
エディターズ・ノート
DEFENDERについて
DEFENDERは不可能を可能にするブランドです。DEFENDERファミリーの各モデルは、明確な目的を持って設計しており、極めて魅力的で、非常に優れた耐久性を備えています。これまでの歴史を尊重しながらも未来を見据える現代のヒーローモデルです。
「90(ナインティ)」、「110(ワンテン)」、「130(ワンサーティ)」の3つのボディスタイルがあり、最大8人まで乗れ、それぞれが独自のカリスマ性を持っています。
デザインによるモダンラグジュアリーという私たちのビジョンの一環として、「DEFENDER 110」にはプラグインハイブリッド(PHEV)もラインアップしています。
タフラグジュアリーな「DEFENDER OCTA」は、究極のパフォーマンスを発揮するDEFENDERの頂点に君臨するモデルです。オンロードとオフロードの両方において、パフォーマンスと走破能力を新たな次元へと引き上げます。
1948年の初代「LAND ROVER SERIES I」までそのルーツをさかのぼり、自由の象徴であるDEFENDERは、国際赤十字・赤新月社連盟および「Tusk Trust」とともに人道支援および自然保護活動をサポートしています。
DEFENDERはLAND ROVERのブランドです。LAND ROVERは、75年以上にわたるテクノロジーと世界をリードするオフロード走破能力に関する専門知識と経験を有しており、高い信頼を獲得しています。
DEFENDERは英国で設計、開発し、世界121の国と地域で販売しています。ジャガー・ランドローバー(JLR)は、RANGE ROVER、DEFENDER、DISCOVERY、JAGUARの「House of Brands」(ハウス・オブ・ブランズ)で構成しています。
DEFENDER ラリー
DEFENDERは不可能を可能にするブランドで、DEFENDER ラリーはその理念を追求し、最も過酷な環境下でも究極の走破能力、信頼性、耐久性を発揮します。2025年、DEFENDERはダカール・ラリーのオフィシャル車両パートナーとなりました。そして、2026年には、FIA世界ラリーレイド選手権(W2RC)のStockカテゴリーにワークス参戦します。これは3年間のプログラムの最初の参戦となります。
「DEFENDER」の走破能力は、最も過酷な条件にも対応するように設計しており、ダカール・ラリーは究極のテストの場となります。競技車両は、「DEFENDER」と同様の堅牢な専用設計のD7xボディアーキテクチャを採用し、軽量アルミニウム製モノコック構造による剛性の高いボディ構造を実現しています。「DEFENDER OCTA」の4.4リッターツインターボV8エンジンを搭載し、卓越したドライバビリティを提供します。
DEFENDERは2026年までダカール・ラリーに出場はしないものの、4年間のパートナーシップの最初の年となった2025年のラリーでは、大会のオフィシャル車両パートナーとして重要な役割を果たしました。サウジアラビアのビシャでスタートし、シュバイタでゴールしたレースでは、20台の「DEFENDER」が大会をサポートし、レース関係者やVIPメディアの移送を担当しました。さらに、2026年、2027年、2028年大会のルート計画のためにダカール・ラリー主催者が使用する、6台の特別な「DEFENDER」をレッキ車両として提供しています。
◆お問い合わせ先◆
ランドローバーコール(フリーダイヤル)0120-18-5568(9:00-18:00、土日祝日を除く)
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