※本プレスリリースはジャガー・ランドローバーが2014 年7月15日、29日に発表したプレスリリースの参考翻訳です。
2014年8月12日
(日本語訳発行日)
J14U010
新型ジャガー「XE」、2014年9月8日にワールドデビュー
<2014年7月15日、29日 英国ホイットリー発>
ジャガー・ランドローバーは、スポーツ・サルーンのラインナップに加わった最新モデル「XE」を、2014年9月8日、英国ロンドンで行われるイベントで発表します。このスポーツ・サルーンは、ジャガーが50年以上前に「マーク II」といったアイコン的なモデルで創り出した新たなセグメントで、「XE」はこのセグメントの概念を再定義する車として登場します。
「XE」は、英国内で設計・開発・製造の全てが行われる新エンジン「INGENIUM*(インジニウム)」を搭載し、ジャガーDNAの基本要素である軽量構造の専門的なノウハウと、洗練されたシャシー・テクノロジーを取り入れており、かつてないレベルのイノベーションをこのセグメントにもたらします。
ジャガーのモジュラー車体構造を基本に設計した「XE」は、アルミニウム製モノコック構造をもつ、クラス唯一の車で、構造体の75%を軽量アルミニウムが占めます。軽量化により、燃費が75mpg以上、CO2排出量が100g/km以下(ともにEU複合サイクル)を達成しており、ジャガー史上、最も燃料効率のよいモデルです。
ジャガーのチーフ・テクニカル・スペシャリストでボディ・コンプリート担当のマーク・ホワイト博士は次のように語っています。「『XE』のボディは、75%以上がアルミニウムで造られていますが、これは同じクラスのどのモデルよりも並外れて高い数字です。アルミニウムを多用することにより、他に類を見ない軽量ボディ構造を実現しました。『XE』のボディは、軽いだけでなく、驚異的な強度と、極めて高いレベルのねじり剛性を有しています。そして、アルミニウムを集約的に利用したボディ構造により、車のデザイン性や洗練さの面で妥協することなく、世界中のすべての安全基準を満たすことができたのです。」
「XE」には、専用開発された「RC5754」と呼ばれる新しいグレードの高強度アルミニウムを、世界で初めて採用しています。この新開発合金は、再生アルミニウムの含有率が高く、「2020年までに使用する材料の75%を再生材にする」という、ジャガーが掲げる目標を達成する上で、重要な役割を担います。
「XE」のアルミニウム・ボディは視覚的に美しいばかりでなく、その構造は並外れたねじり剛性も実現しています。軽量でありながら強靭なアーキテクチャーには、先進的なサスペンション・システムを組みこんでおり、乗り心地、操作性、操舵性を比類なきレベルで提供します。
アルミニウム車両の量産において世界をリードするジャガーの専門知識を結集させたのが「XE」であり、ボディ・エンジニアリング分野の転機になるモデルともいえます。卓越したデザインに、新たなベンチマークとなりうる乗り心地と操作性を融合した、真のドライバーのための車です。
ビークル・インテグリティ担当チーフ・エンジニアのマイク・クロスは次のようにコメントしています。
「ジャガーは、これまでも、正確なハンドリングとクオリティの高い乗り心地のバランスにおいて高い評価を得てきました。『XE』は、ジャガーが長い年月をかけて培ってきた集大成ともいえるモデルです。インテグラルリンク式リア・サスペンションにより、このセグメントにおいては、並外れた乗り心地と軽快なハンドリングを両立しています。ジャガーは、競合を凌駕するほどのダイナミックさとパフォーマンスをもった車を提供することを目指しています。」
「XE」は、英国ウェストミッドランズ州ソリハルにあるジャガー・ランドローバーの工場に特設された新たな生産施設で製造される、最初のジャガー車となります。
<「XE」搭載技術概要>
■クラスをリードするステアリング・フィール
「XE」は、ジャガーとしては初めて、最新世代のエレクトリック・パワー・アシステッド・ステアリング(EPAS)を搭載しています。ジャガーの最新ソフトウエア・アルゴリズムにより、油圧ベースのシステムよりも、チューニングにおいて自由度が増し、クオリティの高いステアリング・フィールが提供できます。さらに、ステアリングの可変ダンピング、低速時の操縦のし易さ、ジャガー・ドライブ・コントロールのセッティングへの適応といった利点が挙げられます。EPASは、様々なアクティブ・セーフティやドライバー補助機能を可能にします。
■オール・サーフェス・プログレス・コントロール(ASPC)
後輪駆動車の場合、最高のトラクション・コントロールを備えていても、滑りやすい路面で静止状態から発進することが難しいことがあります。こうした状況に備え、ジャガーは、オール・サーフェス・プログレス・コントロール(ASPC)という、このクラスにおいては全く新しい機能を開発しました。ジャガー・ランドローバーの、数十年にもおよぶオフロードにおけるトラクション・システムに関する経験をもとに開発したASPCは、従来よりも驚異的に少ない労力で電子的にトラクションを得ることができます。このシステムは、低速のクルーズ・コントロールのように動作し、滑りやすい路面状況でも横滑りせず、また、ドライバーがベダルを踏まなくても、最適なトラクションを提供します。
■インテグラルリンク式リア・サスペンション
このセグメントならではのインテグラルリンク式サスペンションは、従来のマルチリンク式よりも大きな利点をもたらします。上下左右に剛性を与えることにより、インテグラルリンク式はラグジュアリーで洗練された乗り心地を保ちつつ、シャープなレスポンスとハンドリングを実現します。インテグラルリンク式サスペンションのコンポーネントの多くは、アルミニウムを鍛造もしくは中空鋳造しており、強靭かつ軽量を実現する最適な製造技術です。
■スポーツカー「Fタイプ」をベースにしたフロント・サスペンション
「XE」のダブルウィッシュボーン式フロント・サスペンションは、鋳造アルミニウム製サスペンション・タワーでサブフレームに取り付けられており、最高レベルのハンドリングとロード・ホールディング(走行安定性)を実現します。その先進的なデザインは、ジャガーのフラッグシップ・モデルであるスポーツカー「Fタイプ」をベースにしており、ジャガー「XFR」と同レベルの剛性を実現するために設計された重要なコンポーネントも採用しています。これらが相まって、「XE」は、「Fタイプ」と同レベルの機敏さと、車との「一体感」が得られるステアリング・フィールを楽しむことが可能です。リア・サスペンション同様、多くのコンポーネントは鋳造アルミニウムや鍛造アルミニウムからできており、なかには特許を取得した工程を経て製造されたものも含まれています。
以上
「XE」に関する動画はこちらからご覧いただけます。
シャシー技術:
https://www.youtube.com/watch?v=s1Y6r2tPqQYアルミニウム技術:
https://www.youtube.com/watch?v=JyRtc5qjm8E&feature=youtu.be◆読者からの問い合わせ先◆
ジャガーコール(フリーダイヤル)0120-050-689
(9:00~18:00、土日祝日を除く)
この件に関する報道関係者からの問い合わせ先:
ジャガー・ランドローバー・ジャパン マーケティング・広報部
03-5470-4242
または株式会社プラップジャパン(担当:加藤、藤井、住川)
03-4580-9105 /
jlr_pr@ml.prap.co.jp 広報写真、発行済プレスリリース、および広報資料などは
ジャガー・ランドローバー・ジャパン プレスサイトをご利用ください