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アメリカズカップ優勝を目指すランドローバーBAR、アメリカズカップ本戦を戦うレーシング・ボートに関する最新情報を発表 ランドローバーの車両開発の経験をいかし、新たな空力ソリューションを開発

公開日:2016/11/18 14:00

※本プレスリリースはジャガー・ランドローバーが2016年11月7日に発表したプレスリリースの参考翻訳です

2016年11月18日
(日本語訳発行日)
L16U017

アメリカズカップ優勝を目指すランドローバーBAR、
アメリカズカップ本戦を戦うレーシング・ボートに関する最新情報を発表
ランドローバーの車両開発の経験をいかし、新たな空力ソリューションを開発

■ランドローバーのエンジニアたちは、新しい空力ソリューションを開発し、アメリカズカップ最速のカタマランを目指す
■優れたパフォーマンスと操縦性を実現する画期的なソフトウエアを開発し、チームの勝利に貢献
■カーボンファイバーのウイングセールと気流の高度なコンピュータ解析により、新たな手法でパフォーマンスを向上させることが可能に
■ランドローバーBARは、その165年の歴史のなかで初めて、世界最古のスポーツであるセーリングのトロフィーを獲得し、英国に持ち帰ることを目指している


2016年11月7日、イギリス ホイットリー発
ベン・エインズリー卿が率いるランドローバーBARは、英国チームがアメリカズカップ本戦で使用する最新のレーシング・ボートの開発および準備を進めており、その進捗状況を発表しました。このボートの開発過程では、ランドローバーのエンジニアによる業界初の空力テストが行われ、水中でも水上でもボートがスピードを発揮できることを目的に、パフォーマンスの新たな領域を研究しています。

ランドローバーのエンジニアたちは、新型「DISCOVERY」などの車両開発で得たエアロダイナミクスの知識とコンピュータ技術をいかして、高さ77フィートという巨大なウイングセールの開発に取り組んでいます。チームは高機能のソフトウエアをつくり、1回のテストごとに8,000万もの計算セルを解析し、ウイングセールの動的性能を詳しく調査することで、確実にパフォーマンス向上させることを目指しています。
ジャガー・ランドローバーのリサーチ部門を統括するトニー・ハーパーは次のように述べています。
「このエンジニアリング・プロセスは、ジャガー・ランドローバーで高速走行時に車両がどのように反応するかを評価する際の過程と似ています。私たちの目的は、車両の部品を変形させる空力の影響を最小限に抑え、燃費を向上させることにあります。

私たちは、ポーツマスにある拠点でデザイン・チームと密に連携し、アメリカズカップのレーシング・ボートの開発に取り組んでいます。このボートは『R1』と呼ばれ、来年初めに発表する予定です。エンジニアたちは自らの懸命な働きが、報われているのを実感しています。優勝を左右するのはおそらく、重要な局面でのわずか数秒間です。大幅にパフォーマンスを向上させることこそが、最終的にバミューダで行われる本戦での勝利に貢献できると期待しています。」

ランドローバーのエンジニアたちは、ボートのさらなる高速化を目指し、カーボンファイバーのウイングを解析する高機能ソフトウエアを開発しました。これは、F1世界選手権でレーシングカーのタイムをわずかに縮めることと同じくらい重要な意味を持ちます。FSI(Fluid Structure Interaction、流体構造連成)と呼ばれるこのソフトウエアは、ボートのウイング(カタマランの主な動力源)のパフォーマンスを向上させるための空力テスト・アプローチと、その変形に関する構造解析を組み合わせています。このソフトウエアが開発された理由は、カーボンファイバーのウイングには強風への耐性と最軽量構造が必要となりますが、同様に変形させることで、抵抗ではなく加速とスピードをもたらすことが求められるためです。

このFSIシステムは、ウイングの構造とその周囲のエアフローを解析する、個別のソフトウエアからのデータを処理します。この情報を組み合わせることがカギとなります。

例えば、ウイングを覆う「Clysar」というフィルムは自然の力によって曲がり、ボートの速度に影響します。こうしたプロセスを組み合わせることで、チームはウイングのエアロダイナミクスと構造的な動体力学の相互作用をより深く理解し、新しいエアフローやウイング形状の変更を評価できるようになるのです。

ランドローバーBARのエンジニアリング・マネージャーであるリチャード・ホプカークは、次のように語っています。
「これは、ウイングのパフォーマンスを左右する非常に複雑な作業であり、ランドローバーの協力なしでは成し遂げられなかったと思います。私たちがこの問題に取り組む上で、ランドローバーが有する高度なコンピュータ知識とリソースが大きく貢献してくれています。

来年夏に行われるレースで水上でのパフォーマンスが向上すると期待しています。アメリカズカップに関しては、私たちは世界最高のセーラーを擁していますが、優位に立つためにはボートの設計も同じくらい重要なのです。」

ランドローバーBARは、11月18~20日に行われるアメリカズカップワールドシリーズ最終戦のため、日本の福岡に来日しています。現在、ランドローバーBARは総合ランキングで首位をキープしており、この福岡大会は、アメリカズカップ本戦への出場を確定させるために、極めて重要な戦いとなります。

現在「R1」というコードネームで呼ばれているアメリカズカップ用レーシング・ボートは、2017年5~6月に第35回アメリカズカップの開催地である英国領バミューダで、2017年始めに発表される予定です。


ルイヴィトン・アメリカズカップ・ワールドシリーズ 総合結果(第8戦終了時):
1位 ランドローバーBAR:  437
2位 オラクルチームUSA:  423
3位 エミレーツ・チーム・ニュージーランド:  420
4位 ソフトバンク・チーム・ジャパン:  399
5位 アルテミス・レーシング:  391
6位 グルーパーマ・チーム・フランス:  360

以上

エディターズ・ノート

ジャガー・ランドローバーについて
ジャガー・ランドローバーは英国最大の自動車メーカーで、ジャガーとランドローバーという、2つのアイコニックなブランドを展開しています。ジャガーは世界有数のラグジュアリー・スポーツ・サルーンおよびスポーツ・カーを製造するブランドのひとつで、ランドローバーは、プレミアムな全輪駆動モデルの製造において世界をリードしています。

ジャガー・ランドローバーは全世界で3万8,000人を雇用しており、さらに販売ディーラーやサプライヤー、ローカル・ビジネスに従事する約27万5,000人がジャガー・ランドローバーを支えています。製造拠点は英国を主軸とし、他に中国、ブラジル、インドに製造工場を有しています。

ジャガー・ランドローバーには、クラスをリードするモデルを開発、製造し、お客様のエクスペリエンスを素晴らしいものにする、という信念があります。英国製造業のなかでも、最大規模の投資を研究開発に投じています。過去5年にわたり、新製品開発と設備投資に120億ポンド(約1兆6,320億円)を投入し、2016/17年度における製品や施設への投資額は、30億ポンド(約4,080億円)以上を予定しています。80%以上の利益は海外への輸出で得ており、昨年ジャガー・ランドローバーは、世界160か国において487,065台を販売しました。

ランドローバーはベン・エインズリー・レーシング(BAR)のタイトル・パートナーであり、エクスクルーシブ・イノベーション・パートナーです。ランドローバーが誇る先進のエンジニアリング、最先端のデザイン、革新的な技術的ソリューションに関する専門知識やノウハウを生かして、アメリカズカップでの優勝を目指すランドローバーBARに協力しています。

ランドローバーBARについて
ベン・エインズリー・レーシング(BAR)は、ケンブリッジ公爵妃殿下列席のもと、2014年6月10日に結成されました。このチームは、オリンピックで4個の金メダルを獲得し、第34回アメリカズカップで優勝した、ベン・エインズリー卿により発足されました。ベン・エインズリー卿は1851年に英国で始まったアメリカズカップの優勝トロフィーを奪還し英国に持ち帰るべく、結成した英国チームを率います。これはいまだどのチームもなしえていないことです。

ランドローバーBARは民営のスポーツ・チームで、企業パートナーとともに多くの個人投資家の支援を受けており、英国内外の最高レベルのセーラー、デザイナー、職人、サポーターで構成されるチームです。

スポーツ・チームは社会における重要な模範となり、名誉ある立場です。これはランドローバーBARにおいても同様で、当チームが及ぼす影響力は、レースの垣根を超えて広く波及していくことを前提に、2014年に「Exclusive Sustainability Partner 11th Hour Racing」とともにチームを立ち上げて以来、運営におけるサステイナビリティ(持続可能性)を重視しています。

英国ポーツマス中心部に7万4,000平方フィートもの本部拠点を新設し、ランドローバーBARのさまざまな活動を担っています。「1851 Trust」によるビジター・センターも公開予定です。

「1851 Trust」は、ケンブリッジ公爵妃殿下がロイヤル・パトロンを務めるランドローバーBAR公式の慈善事業です。

※1ポンド=136円にて換算(2016年11月18日現在)

ランドローバーとランドローバーBARに関する詳細は、下記からもご覧いただけます。

Land Roverウェブサイト: http://www.landrover.co.jp

◆お問い合わせ先◆
ランドローバーコール(フリーダイヤル)0120-18-5568
(9:00~18:00、土日祝日を除く)

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