※本プレスリリースはジャガー・ランドローバーが2016年11月17日と、20日に発表したプレスリリースの参考翻訳です
2016年11月22日
(日本語訳発行日)
L16U018
アメリカズカップ・ワールドシリーズ第9戦 福岡大会
最終戦を勝利で飾りワールドシリーズ総合優勝
2017年にバミューダ諸島で開催される本戦に向け躍進
■ベン・エインズリー卿率いるランドローバーBARはルイヴィトン・アメリカズカップ・ワールドシリーズ最終戦となった福岡大会で見事勝利し、総合優勝の座を獲得
■チームは2ポイントの差をつけ、2017年にバミューダ諸島で開催される本戦に参戦
■ランドローバーBARは、アメリカズカップが開催されてから165年(2016年時点)もの歴史において初となる、世界最古のスポーツ・トロフィーを獲得し、自国に持ち帰ることを目指している
■福岡大会開幕前の11月17日(木)、ランドローバーBARのチームメンバーは、大相撲十一月場所(福岡場所)のために福岡に滞在している九重部屋を表敬訪問。日本の伝統的なスポーツである相撲の朝稽古を見学し、しこ踏みやぶつかり稽古を体験
2016年11月20日、日本 福岡発
ランドローバーBARは、ルイヴィトン・アメリカズカップ・ワールドシリーズ最終戦の福岡大会で1位となり、総合優勝を果たしました。その結果、2017年に開催される次なる戦い、ルイヴィトン・アメリカズカップ・クオリファイヤーズで、コマンディング・ポジションからスタートを切ることになります。
ランドローバーBARは、今大会のディフェンダーであり、一番のライバルであるオラクルチームUSAとのポイント数を僅差で上回った状態で、福岡大会に挑みました。
11月19日(土)で力強いレース運びをみせたランドローバーBARは、ポイントが2倍となることから「スーパーサンデー」と呼ばれている大会最終日の11月20日(日)を、コマンディング・ポジションでスタートしました。長く激しい戦いとなった第1レースの後、続く第2レースでは、2区間目で風を味方につけたランドローバーBARが他チームを出し抜いて大胆なレース展開を繰り広げ、差をつけられていたオラクルチームUSAを追い上げます。アルテミス・レーシング、エミレーツ・チーム・ニュージーランド、オラクルチームUSAがリードするなか、ランドローバーBARは1区間目の遅れを取り返していき、応援席のサポーターが息をのむ展開をみせます。そして最終区間で目覚しい速さでオラクルチームUSAを追い越し、この時点でルイヴィトン・アメリカズカップ・ワールドシリーズの総合優勝が決定的なものになりました。第3レースも無事完走し、ベン・エインズリー卿とランドローバーBARのチームメンバーは、福岡大会で1位となって総合優勝を獲得しました。
ランドローバーBARは、2017年5月26日から開催される、総当たり方式のルイヴィトン・アメリカズカップ・クオリファイヤーズにおいて、2ポイントの差をつけてスタートすることになります。
ランドローバーBARのプリンシパル兼スキッパーのベン・エインズリー卿は、次のように述べています。「今大会における私たちの目標は総合優勝でしたので、とても素晴らしい日となりました。アメリカズカップ・ワールドシリーズ全9戦中4勝を挙げて総合優勝を獲得できたことは、わずか18か月前に設立された新しいチームにとって大きな成果です。
2年半前、私たちはチームを設立し、設備を整え、ゼロから活動をスタートしました。アメリカズカップ・ワールドシリーズを総合優勝という形で終えることができたことは、私たちチーム全員が誇れる結果です。同時に、これは序章に過ぎません。私たちの福岡大会で掲げた目標は2点のボーナス・ポイントを獲得することであり、その目標を見事達成しました。次なる目標は、本戦に向けたレーシング・ボートを完成させることであり、バミューダで結果を残すことです。
これまでの展開は大変喜ばしいものですが、これにとどまらず、チーム全員の最終目標はアメリカズカップ本戦で成果を出すことにあります。福岡大会が終了した今、バミューダでの戦いにベストコンディションで挑み、その長い歴史の中で初めて優勝トロフィーを母国に持ち帰るため、私たちはすぐに現地でトレーニングを開始します。」
ランドローバーのエクスペリエンシャル・マーケティング・ディレクター、マーク・キャメロンは次のように述べています。「今大会はチームにとって最高の結果となりました。このアメリカズカップ・ワールドシリーズで勝利することができ、これまでともに戦ってきた彼らを大変誇りに思います。
デザイン・チームとランドローバーのエンジニアたちが開発を進めている、コードネーム『R1』と名付けられたレーシング・ボートの完成は来年早々を予定しており、次のステップも目前に迫ってきました。このプロジェクトはとてもエキサイティングで緊張感があります。バミューダでの勝利に向け、すでにカウントダウンは始まっています。」
第35回アメリカズカップは、2017年5月26日(金)からルイ・ヴィトン・アメリカズカップ・クオリファイヤーズが開幕し、6月17日(土)の本戦まで続きます。
アメリカズカップ・ワールドシリーズ第9戦 福岡大会に関する動画は、下記よりご覧いただけます。
ルイヴィトン・アメリカズカップ・ワールドシリーズ 第9戦目 結果:
1位 ランドローバーBAR: 75
2位 アルテミス・レーシング: 75
3位 オラクルチームUSA: 70
4位 エミレーツ・チーム・ニュージーランド: 65
5位 ソフトバンク・チーム・ジャパン: 61
6位 グルーパーマ・チーム・フランス: 59
ルイヴィトン・アメリカズカップ・ワールドシリーズ 総合結果:
1位 ランドローバーBAR: 512
2位 オラクルチームUSA: 493
3位 エミレーツ・チーム・ニュージーランド: 485
4位 アルテミス・レーシング: 466
5位 ソフトバンク・チーム・ジャパン: 460
6位 グルーパーマ・チーム・フランス: 419
以上
エディターズ・ノート
九重部屋の表敬訪問について
福岡大会開幕前の11月17日(木)、ランドローバーBARのチームメンバーは、大相撲十一月場所(福岡場所)のために福岡に滞在している九重部屋を表敬訪問しました。チームメンバーは日本の伝統的なスポーツである相撲の朝稽古を見学した後、メンバー自身も稽古に参加して、しこ踏みやぶつかり稽古を体験しました。
チームのストラテジストであるジャイルズ・スコットは、次のように述べています。「九州場所が行われている福岡の地で相撲部屋を訪問し、力士の皆さんとお会いできたのはとても光栄でした。力士とのぶつかり稽古は、まるでれんがの壁に頭からぶつかるような感覚で、彼らの強さを初めて体感することができました。相撲と我々のスポーツは全く異なるものですが、精神面での鍛錬と集中力には共通点があります。九重部屋を訪問して彼らの精神に触れたことは、大変貴重で忘れられない経験となりました。」
朝稽古の後、ランドローバーBARチームは日本の伝統と習わしに従い、福岡大会のレースにおける好天と勝利を祈願して、鳥飼八幡宮で参拝しました。
ジャガー・ランドローバーについて
ジャガー・ランドローバーは英国最大の自動車メーカーで、ジャガーとランドローバーという、2つのアイコニックなブランドを展開しています。ジャガーは世界有数のラグジュアリー・スポーツ・サルーンおよびスポーツ・カーを製造するブランドのひとつで、ランドローバーは、プレミアムな全輪駆動モデルの製造において世界をリードしています。
ジャガー・ランドローバーは全世界で3万8,000人を雇用しており、さらに販売ディーラーやサプライヤー、ローカル・ビジネスに従事する約27万5,000人がジャガー・ランドローバーを支えています。製造拠点は英国を主軸とし、他に中国、ブラジル、インドに製造工場を有しています。
ジャガー・ランドローバーには、クラスをリードするモデルを開発、製造し、お客様のエクスペリエンスを素晴らしいものにする、という信念があります。英国製造業のなかでも、最大規模の投資を研究開発に投じています。過去5年にわたり、新製品開発と設備投資に120億ポンド(約1兆6,440億円)を投入し、2016/17年度における製品や施設への投資額は、30億ポンド(約4,110億円)以上を予定しています。80%以上の利益は海外への輸出で得ており、昨年ジャガー・ランドローバーは、世界160か国において487,065台を販売しました。
ランドローバーはベン・エインズリー・レーシング(BAR)のタイトル・パートナーであり、エクスクルーシブ・イノベーション・パートナーです。ランドローバーが誇る先進のエンジニアリング、最先端のデザイン、革新的な技術的ソリューションに関する専門知識やノウハウを生かして、アメリカズカップでの優勝を目指すランドローバーBARに協力しています。
ランドローバーBARについて
ベン・エインズリー・レーシング(BAR)は、ケンブリッジ公爵妃殿下列席のもと、2014年6月10日に結成されました。このチームは、オリンピックで4個の金メダルを獲得し、第34回アメリカズカップで優勝した、ベン・エインズリー卿により発足されました。ベン・エインズリー卿は1851年に英国で始まったアメリカズカップの優勝トロフィーを奪還し英国に持ち帰るべく、結成した英国チームを率いています。これはいまだどのチームもなしえていないことです。
ランドローバーBARは民営のスポーツ・チームで、企業パートナーとともに多くの個人投資家の支援を受けており、英国内外の最高レベルのセーラー、デザイナー、職人、サポーターで構成されるチームです。
スポーツ・チームは社会における重要な模範となり、名誉ある立場です。これはランドローバーBARにおいても同様で、当チームが及ぼす影響力は、レースの垣根を超えて広く波及していくことを前提に、2014年に「Exclusive Sustainability Partner 11th Hour Racing」とともにチームを立ち上げて以来、運営におけるサステイナビリティ(持続可能性)を重視しています。
英国ポーツマス中心部に7万4,000平方フィートもの本部拠点を新設し、ランドローバーBARのさまざまな活動を担っています。「1851 Trust」によるビジター・センターも公開予定です。「1851 Trust」は、ケンブリッジ公爵妃殿下がロイヤル・パトロンを務めるランドローバーBAR公式の慈善事業です。
※1ポンド=137円にて換算(2016年11月22日現在)
ランドローバーとランドローバーBARに関する詳細は、下記からご覧いただけます。
◆お問い合わせ先◆
ランドローバーコール(フリーダイヤル)0120-18-5568
(9:00~18:00、土日祝日を除く)