※本プレスリリースはジャガー・ランドローバーが2017年3月31日に発表したプレスリリースの参考翻訳です。
2017年4月7日
(日本語訳発行日)
J17U003
ジャガー・クラシック、「E-TYPE REBORN」を「テクノ・クラシカ・エッセン 2017」で発表■ジャガー初の「REBORN」シリーズとして「E-TYPE REBORN」を発表。ランドローバー・クラシックによる「Series I」と「RANGE ROVER REBORN」の成功を受けて実現
■初期モデルとなる10台の「Series 1 E-TYPE」を完全レストアし、英国コベントリーにあるジャガー・ランドローバー・クラシック本部から直接販売(問い合わせ先: info@classic.jaguar.co.uk )
■「Opalescent Gunmetal Grey Series 1 4.2 Fixed Head Coupe」1965年モデルを完全レストアした最初の「E-TYPE REBORN」は、4月5日から9日(現地時間)にドイツのエッセンで開催されている世界最大のクラッシックカー・ショー「テクノ・クラシカ・エッセン 2017」で世界初披露
2017年3月31日、英国ライトン・オン・ダンズモア発
ジャガー・クラシックは、「テクノ・クラシカ・エッセン 2017」(開催期間:4月5日~9日)において、ジャガーとしては初となる、専門技術者がパーツを調達し、全面的にレストアする「REBORN」シリーズとなる「E-TYPE REBORN」を初披露しました。入念に選定し完全にレストアされた、アイコニックな「E-TYPE」の初期モデル10台が、英国にあるジャガー・ランドローバー・クラシック本部から直接販売予定です。
「E-TYPE REBORN」はジャガー・クラシックがすべての作業を手掛け、オリジナル仕様で希少価値の高い「E-TYPE」を、車両の製造元であるジャガーから直接購入できるという貴重な機会をお客様に提供します。「E-TYPE REBORN」は、同じく「テクノ・クラシカ・エッセン 2017」で展示されたランドローバーのクラシック・モデル「LAND ROVER Series I」と「RANGE ROVER REBORN」の成功を受けて登場した、ジャガー初の「REBORN」モデルです。
すべての「E-TYPE REBORN」は、ジャガーの「E-TYPE」のエキスパートたちにより選定された車両をベースに、1960年代当時のオリジナル仕様に従って完全なレストアを行っています。ジャガー・ヘリテージ・トラストに保管されている製造記録や図面を用い、さらに数十年にわたって培ってきたコンクール等で受賞するほどのレストア技術をもって製造しており、正真正銘のジャガー車であるということを保証します。車両の品質、耐久性、そしてコレクション性を最大限高めるために、ジャガー・クラシック・パーツのみを使用しています。
ジャガー・ランドローバー・クラシックのディレクターを務めるティム・ハニングは次のように語っています。
「『E-TYPE REBORN』を誕生させることができたのは、ジャガー・クラシックにとっても非常にエキサイティングなことです。『E-TYPE』は時代を超えた象徴的なスポーツカーです。厳選した個体に新しく命を吹き込み、世界中の目の肥えたお客様にオーナーとしてお楽しみいただける機会を提供でき、とても光栄に思っています。
ジャガー・クラシックの専門技術者たちが、様々なリソースや情報を活用しながら、本来の『E-TYPE』そのままの姿への完全レストアを実現しているのです。」
完全レストアした最初の「E-TYPE REBORN」の車両は、「Opalescent Gunmetal Grey Series 1 4.2 Fixed Head Coupe」です。1965年5月に米国カリフォルニア州に輸出された後、1983年に保管されるまで、78,000マイルを走行しました。この車両のボディシェル、エンジン、ギアボックスにはオリジナルの個体番号が残されており、これらすべてはジャガー・クラシックの技術者によって完全に修復されています。
オリジナルの車両は可能な限り保持、修復しつつも、安全性を確保する上で重要となってくるパーツについては、新しいジャガー・クラシック・パーツに置き換えています。ジャガー・クラシックがパネル・プログラムを分解して再構築したボディパネルを必要な箇所に配置し、腐食を防止しながら、「E-TYPE」のアイコニックな外観を最適な形で復元しています。「E-TYPE REBORN」の専門チームのこだわりは、細部にまで行き届いており、これらのパネルを再装着する際の、スポット溶接の方法までも忠実に再現しています。
お客様の要望に合わせ、冷却装置(「Lightweight E-TYPE」のパーツを使用)、オール・シンクロメッシュのギアボックス(オリジナル車両に採用されていなかった場合)、Series 2フロントブレーキ・キャリパーといった、「E-TYPE」後期に設定されていたものを装着するというアップグレードもオプション価格でレストアに組み込むことが可能です。
ジャガー・クラシックがレストアした「E-TYPE REBORN」の価格は28万5千ポンド(約3,933万円)からで、仕様によって異なります。
<主な仕様>
- オリジナル車両の製造時期: 1961~1968年(Series 1)
- エンジン: 265bhp、3,781cc または 4,235cc、直列6気筒ガソリン
- トランスミッション: 4速マニュアル、後輪駆動
- ブレーキ: サーボアシスト・ブレーキ(フロント/リア)
- 最高速度: 150mph
- 0-60mph加速: 7秒
ジャガー「E-TYPE」は、1961年のジュネーブ・モーターショーで初披露され、瞬く間に人気を集めたモデルです。ジェット機から着想を得た先進的なボディラインと最高速度150mphを発揮する性能は、1960年代のハイパフォーマンスカーにおける新たなベンチマークとなり、そして当時を象徴するスポーツカーとなりました。
「E-TYPE」の人気は非常に高く、スティーブ・マックイーン、ジョージ・ベスト、ジャッキー・スチュワート卿、ブリジット・バルドー、フランク・シナトラといった多くのスターたちがオーナーとして名を連ねています。「E-TYPE」のレーシング・モデルは、グラハム・ヒル、ジャッキー・スチュワート卿、ロイ・サルバドーリ、ブリッグス・カニンガムといった名高いドライバーたちによって、その名を広め成功を収めました。
オリジナルの発売から56年以上を経た今でも、「E-TYPE」は人々を魅了するロードカーであり、レースの勝者と評されるモデルです。ジャガー・クラシックが提供する「E-TYPE」の純正パーツや専門技術は、世界においても他に類を見ない、高いレベルを実現しています。
以上
エディターズノートジャガー・ランドローバー・クラシックは、スペシャル・オペレーションズに属する1部門であり、世界中のジャガーおよびランドローバーのクラシック・モデルのお客様やファン向けに、車両、サービス、パーツ、エクスペリエンスの提供を行っています。
英国コベントリーにあるジャガー・ランドローバー・クラシックの本部では、熟練したエンジニア、若手エンジニア、そして実習生を含む総勢130人のチームが、両ブランドの「REBORN」シリーズのレストアに従事し、「Lightweight E-TYPE」や「XKSS」といった、“NEW ORIGINAL(新しくありながらオリジナルに忠実)”な特別モデルにも携わっています。
※1ポンド=138円にて換算(2017年4月7日現在)
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