■「E-PACE」がジャガーのブランド精神「ART OF PERFORMANCE」を体現させたモデルであることを証明するために「barrel roll」の最終テストを実施
2017年7月13日、英国ロンドン発
ジャガーは、新たにラインアップに追加する新型コンパクト・パフォーマンスSUV「E-PACE」のワールドプレミアを実施し、その中で、らせん状に270度回転しながら15.3mものロングジャンプをする「barrel roll(バレルロール)」を成功させ、ギネス世界記録™ を樹立しました。
これまで、極限の耐久性をもち、ジャガーのブランド精神である「ART OF PERFORMANCE」を体現するために、4大陸で25か月にわたる「E-PACE」の過酷な走行テストを行ってきましたが、今回がその最終テストの場となりました。そして、この「barrel roll」を成功させ、「E-PACE」の敏捷性、正確性、およびパフォーマンスの高さを実証しました。
「E-PACE」は、ジャガーのスポーツカーのデザインとパフォーマンス、広々とした室内空間、実用性、コネクティビティを兼ね備えた5人乗りのコンパクト・パフォーマンスSUVです。「E-PACE」には常時コネクティビティを提供する先進テクノロジーを搭載した実用的デザインの中に、ジャガーを象徴するドライビング・ダイナミクスとデザインが、スポーツカーのDNAとして組み込まれています。
「E-PACE」は、2015年に360度回転するループ・コースを走破するパフォーマンス「loop-the-loop」を成功させギネス世界記録を樹立して華々しく誕生し、その後、「ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー 2017」をも獲得したパフォーマンスSUV「F-PACE」と、ジャガー初のエレクトリック・パフォーマンスSUV「I-PACEコンセプト」に続く、ジャガーのSUVファミリーの最新モデルです。
エクステリア・デザインは、ジャガーのスポーツカー「F-TYPE」からインスピレーションを得ています。ジャガー独自のフロント・グリルのデザイン、筋肉質なプロポーション、ショートオーバーハング、迫力あるリアラインといった特徴は、「E-PACE」に力強く意思をもったスタンスをもたらし、外観からダイナミックな敏捷性を感じ取ることができます。ジャガーのスポーツカーDNAは、リアに向かって急激に下降するルーフラインと独特なサイドウィンドウ形状にもはっきりと表れています。
ジャガーのデザイン・ディレクター、イアン・カラムは次のように述べています。
「確立されたジャガー・デザインの原則により、『E-PACE』は、同クラスにおけるスポーツカーとして真っ先に認識されるでしょう。この新型モデルは、ファミリーが望む室内空間、コネクティビティ、そしてセキュリティに加え、このような実用的な車とは思えないような美しいプロポーション、デザイン、そしてパフォーマンスを兼ね備えています。」
「E-PACE」のギネス世界記録樹立はロンドン市内のイベント会場「ExCeL」で行われました。15.3mの「barrel roll」ジャンプを成功させるために欠かせない160mの踏み切り台と着地台を設置できるほどの広さを持つ、イギリスでも数少ない会場のひとつです。
運転を担当したのは、ベテランのスタント・ドライバー、テリー・グラント氏でした。彼は数多くの映画でスタント走行をしており、これまでに23個という驚くべき数のギネス世界記録を保持しています。
スタント・ドライバーのテリー・グラント氏は次のように述べています。
「私の知る限り、実際にbarrel rollを完全に成功させたプロダクションカーはこれまで1台もありません。だからこそ、自分の手でそれを成し遂げたいという思いを幼い頃からいつも抱いてきました。前代未聞のループ・コースで『F-PACE』を走らせた後に、「E-PACE」でよりいっそうドラマチックでダイナミックな偉業を成し遂げ、『PACE』ファミリーの新たな章の始まりに携わることができたのは、私にとっても素晴らしい体験でした。」
「barrel roll」は、気軽にいつでも試せるような走行ではありません。正確な踏み切り速度など、数か月にもおよぶテストと分析を行い、詳細を詰めていきました。ジャンプを実施する前に毎回CADを用いて斜面を綿密にモデル化して挑んでいました。テリー・グラント氏には、270度回転する間に5.5Gもの重力がかかり、正確な速度で空中に飛び上がるためには160mの踏み切り台を必要とします。
ギネス世界記録の認定に立ち会ったプラビン・パテル氏は、次のように述べています。
「この素晴らしい挑戦は、圧巻のパフォーマンスでした。barrel rollを使ったスタントは、映画の中では見たことがありましたが、その光景を実際に目にすることは、とても特別なことです。新たにギネス世界記録を樹立したジャガーとテリー・グラント氏を祝福したいと思います。」
会場では、「E-PACE」を披露した後、Pete Tong(ピート・トング)とHeritage Orchestra(ヘリテージ・オーケストラ)によるIbiza Classic(イビザ・クラシック)のライブ・パフォーマンスが行われました。「E-PACE」の誕生を祝し、ピートはシンガーソングライターRaye(レイ)とコラボレーションし、2.3億回以上Spotifyで再生され、1.3億回以上YouTubeでも再生されたJax Jones(ジャックス・ジョーンズ)の“You Don’t Know Me”を披露しました。
ピート・トングは次のように述べています。「Heritage Orchestraとはここ数年一緒に活動していますが、このような舞台でライブをするのは初めてです。とてもエキサイティングで、この舞台でパフォーマンスできたことを本当に嬉しく思います。『E-PACE』のbarrel rollによるギネス世界記録達成には、驚きです。このクリエイティブなワールドデビューの演出に、私とRayeは大きな刺激を受けました。この体験を次の新しいアルバム制作にもいかしていきたいと思っています。」