2019年5月28日
パナソニック・ジャガー・レーシング、
フォーミュラE選手権 第10戦 ベルリン・グランプリ
アレックス・リンが初のスーパーポール進出も決勝では無念のリタイア
■ABB FIA フォーミュラE選手権2018/2019シーズン 第10戦がベルリンで開催
■アレックス・リンは初めてスーパーポール・シュートアウト・セッションに進出し、決勝レースを5番グリッドからスタートするもマシントラブルで無念のリタイア
■ミッチ・エバンスは1回目のフリー・プラクティス・セッションでトップタイムをたたき出すなど引き続き戦闘力を発揮
■次回のベルン・グランプリは6月22日(現地時間)にスイス・ベルンで開催
2019年5月25日、ドイツ・ベルリン発: パナソニック・ジャガー・レーシングは、ABB FIA フォーミュラE選手権2018/2019シーズン 第10戦 ベルリン・グランプリに出走しました。アレックス・リンは初めてスーパーポール・シュートアウト・セッションに進出して5番グリッドを獲得、ポイントを狙える位置からスタートするもマシントラブルによりリタイアとなりました。ミッチ・エバンスは12位フィニッシュという結果でした。
ヨーロッパでのレースが残り2戦となるなか、ベルリン・グランプリはブレーキとタイヤを酷使するチャレンジングなコンクリートのコースで開催されました。
アレックス・リンはクオリファイ・セッションで素晴らしいスピードを見せ、自身初となるスーパーポール・シュートアウト・セッションに進出し、5番グリッドを獲得しました。決勝レースでは、勢いよくスタートし、表彰台を目指しますが、不運にもマシントラブルに見舞われ、リタイアを余儀なくされてしまいました。
ミッチ・エバンスは1回目のフリー・プラクティス・セッションでトップタイムをたたき出すも、最終的に18番グリッドからのスタートとなります。決勝レースでは、フロントウィングにダメージを抱えながらも中盤の順位で我慢の戦いをしながら、6つ順位を上げました。残念ながらポイント獲得圏外の12位でしたが、ミッチ・エバンスは今シーズン、すべてのレースで完走しています。
パナソニック・ジャガー・レーシングは、6月22日(現地時間)に開催される第11戦 ベルン・グランプリに挑みます。
ドライバー、アレックス・リンのコメント:
「週末の間マシンの調子は大変よく、よいペースを保つことができました。初めてスーパーポール・シュートアウト・セッションに進出し、チームのために先頭集団で戦うことができたことは良かったのですが、望む結果を残せなかったのは非常に残念でなりません。マシントラブルにより、これ以上走行することは不可能でした。原因については、チームメンバーが現在調査中です。次回のベルン・グランプリまでの数週間、よりよい結果を目指して集中力を高めていきたいと思います。」
ドライバー、ミッチ・エバンスのコメント:
「ポイントを獲得することができず非常に残念です。中盤グループでの順位争いは簡単ではなく、6つポジションを上げましたが、十分な結果とは言えません。ただ、今回のレースから学ぶことがたくさんありましたし、フリー・プラクティス・セッションでのパフォーマンスには満足しています。ベルンではポイント獲得できるよう頑張ります。」
パナソニック・ジャガー・レーシング・チームのディレクターであるジェームズ・バークレーのコメント:「今回の結果は、決して望んだものではありませんでした。今回のレースがそうだったように、まだまだ勝利につなげるチャンスがあります。アレックス・リンのマシンに発生したトラブル原因はきちんと検証する必要がありますし、ミッチ・エバンスがクオリファイ・セッションでうまくいかなかった理由も検討しなくてはなりません。ただ、チームとしてポジティブに捉えることが重要だと思っています。今回のようなタフなレースでは、フリー・プラクティス・セッションで見せた走りや、アレックス・リンの初のスーパーポール・シュートアウト・セッション進出は、非常に大きな意義があります。『I-TYPE 3』が早いということは周知の事実ですし、ベルンでのレースを楽しみにしていてください。
※本プレスリリースはジャガー・ランドローバーが2019年5月25日(現地時間)に発表したプレスリリースの抄訳です。
以上
エディターズ・ノート
パナソニック・ジャガー・レーシングについて
ジャガーは2016年10月にモータースポーツ界に復帰し、電気自動車によるレーシング・シリーズ、ABB FIAフォーミュラE選手権に参戦した、最初のプレミアム自動車メーカーとなりました。
ジャガーのフォーミュラEプログラムは、その基本原則として「Race to Innovate(イノベーションのためのレーシング)」を掲げており、将来のジャガー・ランドローバーの市販車の電動化に向けた研究開発に活用していきます。
マニュファクチャラーは、モーター、トランスミッション、インバータ、リア・サスペンションを含むパワートレインを設計することができます。コストを抑えるため、カーボン・ファイバー・シャシーとバッテリーは全チーム共通とし、パワートレイン開発に焦点が絞られています。
ABB FIAフォーミュラEは2018年、「Generation 2」の新しいフォーミュラEレースカー「I-TYPE 3」を発表しました。各チーム、ドライバー1人につきレースカー1台となり、従来義務付けられていたマシンの乗り換えは不要となりました。
フォーミュラEは、電気自動車によるレースというコンセプトに加え、モータースポーツの世界において開催地の選定に関してもユニークです。選手権はリヤド、香港、三亜、モナコ、ローマ、パリなどといった世界的大都市を舞台に、一時的に設営されるストリート・サーキットで開催され、最終戦はニューヨークで2戦連続開催されるダブルヘッダー・レースで閉幕します。
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