2019年6月26日
パナソニック・ジャガー・レーシング、
フォーミュラE選手権 第11戦 スイス・グランプリ
ミッチ・エバンスが2位、アレックス・リンが7位でフィニッシュし、チームはダブルポイントを獲得
■ABB FIA フォーミュラE選手権2018/2019シーズン 第11戦がスイス・ベルンで開催
■ミッチ・エバンスは2位でフィニッシュして、今シーズン2度目の表彰台を獲得。これにより、ドライバーズ・ランキングで3位につけ、残り2戦で総合優勝を狙う
■アレックス・リンは7位でフィニッシュし、シーズン途中から参戦以来、最高の結果を残す
■次回のニューヨーク・グランプリは7月13、14日(現地時間)にダブルヘッダー・レースで開催
2019年6月23日、スイス・ベルン発: パナソニック・ジャガー・レーシングは、ABB FIA フォーミュラE選手権2018/2019シーズン 第11戦 スイス・グランプリに出走しました。ミッチ・エバンスは2位でフィニッシュし、今シーズン2度目の表彰台にあがりました。アレックス・リンは7位でフィニッシュし、チームとしてはダブルポイントを獲得しています。
ミッチ・エバンスはグループ・クオリファイ・セッションで最速タイムを叩き出し、スーパーポール・シュートアウト・セッションに進出しました。ミッチ・エバンスは2番グリッドを獲得し、アレックス・リンも10番グリッドスタートとなり、両ドライバーが10位圏内に入るという好調な滑り出しをみせました。
決勝レースでは、スタートからわずか54秒で発生した追突事故によりレッドフラッグが出され、一時中断となります。その後、ミッチ・エバンスは2位から、アレックス・リンは9位のポジションから、レースを再開させました。
両ドライバーは果敢に攻め、オーバーテイクを試みますが、幅の狭いサーキットに拒まれ、なかなか順位を上げることができません。ミッチ・エバンスはレース中、先頭のジャン-エリック・ベルニュ(DSテチータ・フォーミュラEチーム)にプレッシャーをかけ続けましたが、レース終盤には雨も降り始め、結果2位でフィニッシュとなりました。アレックス・リンは7位でフィニッシュし、今シーズン途中でチームに参戦して以来、最高の結果を残しています。
ミッチ・エバンスはドライバーズ・ランキングで3位に位置し、来月ニューヨークで開催される最終レースの結果次第で、総合優勝を狙える位置につけています。
パナソニック・ジャガー・レーシングは、7月13日、14日(現地時間)に2戦連続で開催される第12、13戦に向けて準備を進めています。
ドライバー、ミッチ・エバンスのコメント:
「パナソニック・ジャガー・レーシングのために、表彰台に再び返り咲くことができとても嬉しいです。かなりいいペースでレースを展開できていたので、優勝の可能性も十分にありました。今レースの『I-TYPE 3』はこれまで以上に速く、ベストなマシンを用意してくれたチームに感謝しています。今回のコースは想定以上にオーバーテイクが難しく、アタック・モードを起動してジャン-エリック・ベルニュに挑みましたが、叶いませんでした。アタック・モード起動時のタイムロスがなかったので、うまく逃げ切られてしまったのが原因です。終盤に雨が降り出しましたが、無事に2位をキープすることができました。ジャン-エリック・ベルニュとは獲得ポイントに大きな差がありますが、最終戦のニューヨークではあらゆる可能性があります。チャンスをいかすべく、集中して臨みたいと思います。」
ドライバー、アレックス・リンのコメント:
「ミッチ・エバンスが2位、そして私はベストスコアである7位という結果を残すことができ、チームにとって素晴らしい日だったと思います。シーズン後半、チームとしてよい状態が続いており、とてもエキサイティングです。連続ポイントを実現している今の勢いのまま、シーズンフィナーレとなるニューヨークを迎えます。最終戦に向けて引き続き入念に準備を進め、最高の結果を出したいと思います。」
パナソニック・ジャガー・レーシング・チームのディレクターであるジェームズ・バークレーのコメント:
「2回目の表彰台を獲得することができたのは、チームにとって大きな成果です。チーム全体が積み重ねてきた努力の結晶であり、とても誇りに思います。幅が狭くオーバーテイクが難しい今回のようなチャレンジングなレーストラックで、2人のドライバーはよくやってくれました。ミッチ・エバンスはジャン-エリック・ベルニュをレースの間ずっと攻め続けていましたし、アレックス・リンは3つ順位を上げました。今回はそれ以上の結果を残すチャンスがありませんでした。『I-TYPE 3』の速さは周知の事実ですが、やっと全ての要素がうまくまとまり、ポイント獲得につながっていることは素晴らしいことです。この勢いでニューヨークでもチームのベストを目指します。ミッチはドライバーズ・ランキングで3位につけており、あとは全力を尽くすのみです!」
※本プレスリリースはジャガー・ランドローバーが2019年6月23日(現地時間)に発表したプレスリリースの抄訳です。
以上
エディターズ・ノート
パナソニック・ジャガー・レーシングについて
ジャガーは2016年10月にモータースポーツ界に復帰し、電気自動車によるレーシング・シリーズ、ABB FIAフォーミュラE選手権に参戦した、最初のプレミアム自動車メーカーとなりました。
ジャガーのフォーミュラEプログラムは、その基本原則として「Race to Innovate(イノベーションのためのレーシング)」を掲げており、将来のジャガー・ランドローバーの市販車の電動化に向けた研究開発に活用していきます。
マニュファクチャラーは、モーター、トランスミッション、インバータ、リア・サスペンションを含むパワートレインを設計することができます。コストを抑えるため、カーボン・ファイバー・シャシーとバッテリーは全チーム共通とし、パワートレイン開発に焦点が絞られています。
ABB FIAフォーミュラEは2018年、「Generation 2」の新しいフォーミュラEレースカー「I-TYPE 3」を発表しました。各チーム、ドライバー1人につきレースカー1台となり、従来義務付けられていたマシンの乗り換えは不要となりました。
フォーミュラEは、電気自動車によるレースというコンセプトに加え、モータースポーツの世界において開催地の選定に関してもユニークです。選手権はリヤド、香港、三亜、モナコ、ローマ、パリなどといった世界的大都市を舞台に、一時的に設営されるストリート・サーキットで開催され、最終戦はニューヨークで2戦連続開催されるダブルヘッダー・レースで閉幕します。
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