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ジャガー・ランドローバー、2019/2020年度第1四半期決算を発表

公開日:2019/08/06 17:00

2019年8月6日

ジャガー・ランドローバー、2019/2020年度第1四半期決算を発表


■2019/2020年度第1四半期の世界販売台数は12万8,615台
■売上高は50億7,000万ポンド(約6,591億円)
■税引き前損失は、3億9,500万ポンド(約513億5,000万円)
■新型モデルの投入による販売台数の増加およびトランスフォーメーション・プログラム「Project Charge」によるコスト削減で通期業績は黒字化の見通し

2019年7月25日、英国ホイットリー発: 英国最大の自動車メーカーであるジャガー・ランドローバーは、2019/2020年度第1四半期(2019年4月~6月)の決算を発表しました。

第1四半期の世界販売台数は前年同期比11.6%減の12万8,615台となりましたが、英国は前年同期比2.6%増の過去最高を記録し、中国でも6月の売上は5月から上昇しています。

世界中の賞を多数獲得しているジャガー初のフルバッテリー電気自動車(BEV)「I-PACE」や、フルモデルチェンジをしたランドローバーのラグジュアリー・コンパクトSUV、新型「RANGE ROVER EVOQUE」の販売が好調に推移し、不振な状況を一部相殺しました。また第1四半期では、モデルチェンジを果たしたランドローバーのプレミアム・コンパクトSUV「DISCOVERY SPORT」とジャガーのスポーツ・サルーン「XE」も投入しました。

第1四半期の税引き前損失は、前年同期の2億6,400万ポンド(約343億2,000万円)に対して、3億9,500万ポンド(約513億5,000万円)で、収益は前年同期比2.8%減の50億7,000万ポンド(約6,591億円)でした。この結果は第1四半期の見通しと一致しており、主に市場自体の低迷による収益減を反映したものとなっています。英国のEU離脱をめぐる対応に伴う工場閉鎖期間の延長や、WLTP認証の導入による影響が今回の結果につながっています。

ジャガー・ランドローバーの最高経営責任者(CEO)、ラルフ・スペッツ博士は、次のように述べています。
「当社は現在大きな変革期を迎えており、厳しい市場環境に適応するため、事業をシンプルにし、成長に向けた製品戦略を推し進めています。強固な基盤を構築し、効率化を図ることで、今年度は黒字転換を目指します。第1四半期は、トランスフォーメーション・プログラム『Project Charge』の遂行に加え、新たに投入したランドローバーの『RANGE ROVER EVOQUE』や『DISCOVERY SPORT』、ジャガーの『XE』などの最新モデルの需要増加を期待しています。」

「Project Charge」により、この四半期で1億ポンド(約130億円)のコスト削減と第1四半期の投資額の3億ポンド(約390億円)引き下げをし、現金および利益の改善目標額25億ポンド(約3,250億円)のうち、これまでに17億ポンド(約2,210億円)を達成しています。

7月には、電動化における取り組みを加速すべく、英国キャッスル・ブロムウィッチにある自動車製造工場で新たに3つの電動モデルを製造することを発表しています。この取り組みの皮切りとなるのは、ジャガー・ブランドのフラッグシップ・サルーン「XJ」の次世代フルバッテリーEVです。

第1四半期では、7億9,500万ポンド(約1,033億5,000万円)の投資を行い、フリーキャッシュフローはマイナス7億1,900万ポンド(約934億7,000万円)となりました。これは前年同期と比べ9億5,400万ポンド(約1,240億2,000万円)改善しています。これは、新たな融資制度活用による3億500万ポンド(約396億5,000万円)を含む7億5,600万ポンド(約982億8,000万円)の運転資金と、2億7,100万ポンド(約352億3,000万円)の投資額減少が反映されています。また英国政府は、商業銀行からの融資予定額6億2,500万ポンド(約812億5,000万円)に対し、UKEF(英国の輸出信用機関)による5億ポンド(約650億円)の融資保証の提供を発表しており、今後数か月で最終決定される見込みで、今後5年間で償還する予定です。

ジャガー・ランドローバーは、年間を通じて業績を改善し、計画どおりEBITマージン3〜4%を目指しています。継続的な投資の結果、マイナスとはなっていますが、キャッシュフローの改善を見込んでいます。

ラルフ・スペッツ博士は、次のように締めくくっています。
「第1四半期は困難な状況にもかかわらず、より強固な事業で回復の兆しを見せており、お客様に喜んでいただける魅力的な製品を引き続き提供していきます。新型『DEFENDER』をはじめとする革新的なモデルを投入するなど、持続的な収益拡大に向け取り組んでまいります。」

※本プレスリリースはジャガー・ランドローバーが2019年7月25日(現地時間)に発表したプレスリリースの抄訳です。各モデルの日本における導入時期および仕様、サービス内容に関しては、決定次第発表します。

以上


エディターズ・ノート

ジャガー・ランドローバーについて
ジャガー・ランドローバーは英国最大の自動車メーカーで、ジャガーとランドローバーという、2つのアイコニックな英国車ブランドを有しています。ジャガーは世界有数のラグジュアリーなスポーツ・サルーンおよびスポーツカーのブランドで、ランドローバーは、世界を牽引するプレミアムかつ本格的な全輪駆動モデルのブランドです。

ジャガー・ランドローバーには、クラスをリードするモデルを開発、製造し、お客様が望むような素晴らしいエクスペリエンスを提供するという目標を掲げ、世界中のニーズに応えています。2018年度は、世界128か国において592,708台を販売しました。

販売ネットワークやサプライヤー、ローカル・ビジネスなどを含め約26万人のスタッフがジャガー・ランドローバーを支えています。また、ジャガー・ランドローバーは英国を主軸とする企業であり、英国に2つの主要なデザインおよびエンジニアリング拠点、3つの車両製造工場、さらにエンジン・マニュファクチャリング・センターを有しています。そのほか中国、ブラジル、インド、オーストリア、スロバキアにも工場を有しています。

2020年以降に投入するジャガー・ランドローバーの新型モデルにはすべて電動モデルを設定し、これまで以上に幅広い選択肢をお客様に提供します。全ラインアップで、BEV(フルバッテリー電気自動車)、PHEV(プラグイン・ハイブリッド車)、MHEV(マイルド・ハイブリッド車)といった電動モデルを導入し、さらに最新のディーゼル・エンジンおよびガソリン・エンジンも引き続き展開していきます。

※1ポンド=130円にて換算(2019年8月6日現在)


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(9:00~18:00、土日祝日を除く)

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