News

ランドローバー、新型「DEFENDER」を発表~フランクフルト・モーターショーでワールドプレミア~

公開日:2019/09/10 20:00

2019年9月10日

ランドローバー、新型「DEFENDER」を発表
フランクフルト・モーターショーでワールドプレミア


■Show-stopping arrival:  新型「DEFENDER」をフランクフルト・モーターショーでワールドプレミア。42度の傾斜を走行するダイナミックなパフォーマンスを披露して登場
■Incomparable, unstoppable: ランドローバーを象徴するモデル「DEFENDER」が21世紀仕様に刷新
■Designed with purpose, engineered to excite: 短いオーバーハング(フロント/リア)など、ひと目で「DEFENDER」とわかる、個性あふれるシルエット
■Looks tough, is tough: ランドローバーの「Extreme Event Test」をクリアした堅牢な「D7x」アーキテクチャーを新たに採用。一般的なSUVの基準を遥かに上回る
■World-class expert off and on-road: 新型「DEFENDER」は紛れもないオールテレイン性能とオンロードでの快適性を実現し、“走破能力”を再定義
■Expedition-ready: 最大積載量900kg、最大ルーフ静荷重300kg、最大ルーフ動荷重168kg、最大渡河水深900mmを誇り、陸上での冒険にとって究極の4x4
■Intelligent off-road tech: ランドローバーの先進的な「テレイン・レスポンス2」テクノロジーにウェイド・プログラムが加わり進化。さらに、世界初のコンフィギュラブル・テレイン・レスポンスを採用し、技術でオフロードの経験が豊富なドライバーから初心者まで、状況に合わせてトラクションを最適化
■On-road comfort: どんな路面状況でも快適に走り、安心した長距離運転が可能に
■Efficiency at its heart: 先進のMHEV(マイルド・ハイブリッド)とPHEV(プラグイン・ハイブリッド)からなる電動パワートレインも用意。その他パワフルで効率的なガソリン・エンジンとディーゼル・エンジンをラインアップ
■21st Century technology: 最新インフォテインメント・システム「Pivi Pro」を初採用。より直観的なインターフェースに加え、Software-Over-The-Air(SOTA)によるアップデートで世界中のどこにいてもいつでもソフトウェアを最新の状態に
■Reductionist, purposeful interior: 機能的で、耐久性と柔軟性に富んだインテリアは、あえて構造物を露出させたり、ファミリーで冒険を楽しむことができるフロントシート中央の「ジャンプシート」(オプション)など、ユニークなデザインを採用
■Meet the family: 「DEFENDER 110」は5+2シートや、4種類のアクセサリーパック(「EXPLORER PACK」、「ADVENTURE PACK」、「COUNTRY PACK」、「URBAN PACK」)、そして170種類のアクセサリーから選択可能。さらに、「DEFENDER 90」や多用途性と耐久性の高い商用モデルも導入予定
■Capable of great things: 「DEFENDER」は偉業を成し遂げるために潜在的な力を遺憾なく発揮。誰も敢えてやらないこと、たどり着くことのできない場所に挑戦する勇気ある人々を応援
■Above and Beyond Collection:  Musto®とコラボレーションした「DEFENDER」専用グッズを開発
■Global partners: ランドローバーは「DEFENDER」を中心に、国際赤十字・赤新月社連盟(IFRC)との長期的なパートナーシップを組み、人道支援の取り組みを継続
■新型「DEFENDER」はホームページ(URL: https://www.landrover.co.jp/Defender )でお好みの仕様にカスタマイズ可能


2019年9月10日、ドイツ・フランクフルト発: ランドローバーはフランクフルト・モーターショーで新型「DEFENDER」をワールドプレミアし、全世界に向けて生中継しました。新型「DEFENDER」は42度の傾斜を駆け下りるダイナミックなパフォーマンスを披露し、会場に登場しました。

新型「DEFENDER」はランドローバーのアイコニックなモデルを21世紀仕様に刷新し、すべてのファミリーにとってスマートかつ高機能、そして安全で、どのカテゴリーにも属さない唯一無二の存在となります。

そして、冒険好きな人や好奇心に溢れる人、そして、コミュニティの価値を理解し、変化をもたらすために努力を惜しまない人々のために開発しました。

特徴的なシルエットを継承し、新型においてもひと目で「DEFENDER」とわかります。見た目同様タフで、目的を持ったデザインと心躍るようなエンジニアリングを施しています。「DEFENDER」という特徴的な名称、ボディ形状、そして卓越した走破能力を持ち、さらにお客様の好みに合わせてパーソナライズが可能です。

70年以上にわたる先駆的なイノベーションを通じて、ランドローバーは世界中の探検家、人道支援団体、そして冒険好きなファミリーを魅了する唯一無二のモデルとしての地位を確立してきました。地球上で最も過酷な環境下でのテストプログラムを完了している新型「DEFENDER」も、このランドローバーのDNAを受け継いでいます。 

卓越したラグジュアリーや洗練性を兼ね備えた「RANGE ROVER」ファミリーと、高い走破能力と優れた多用途性を誇る「DISCOVERY」ファミリーに、新たに新型「DEFENDER」が加わり、ランドローバーのラインアップが完成します。新型「DEFENDER」は、世界で最も高い走破能力と耐久性を有する4x4モデルとして、「DEFENDER 110」を皮切りに、その後ショート・ホイールベースの「DEFENDER 90」、そして2020年に実用的な商用モデルを導入予定です。

新型「DEFENDER」は、初代モデルに対する愛情や情熱、そしてリスペクトの念をもって、71年にわたって築き上げてきたランドローバーのパイオニア精神に忠実でありながら、並外れた能力と先進のオールテレイン性能をさらに進化させており、21世紀における新たなベンチマークとなるモデルです。


心を揺さぶるデザイン

新型「DEFENDER」は、短いフロントおよびリアのオーバーハングが優れたアプローチ・アングル、デパーチャー・アングルを実現するなど、ひと目で「DEFENDER」とわかるシルエットに仕上げています。ランドローバーのデザイナーたちは、専用の直立フォルムをはじめ、ルーフ後方に取り付けた「アルパインライト」ウィンドウ、横開きのリア・テールゲート、外付けスペアタイヤなど、初代「DEFENDER」の特徴を新たな形で取り入れ、21世紀仕様の最新の4x4に仕上げました。

ランドローバーのチーフ・デザイン・オフィサーであるジェリー・マクガバンは次のように述べています。
「新型『DEFENDER』は、これまでの歴史をリスペクトしながらも、過去に囚われてはいません。まさに新時代にふさわしい新しい『DEFENDER』なのです。独自のシルエットと最適化されたプロポーションが、他に類をみない個性を際立たせています。また、妥協のないデザイン、そしてエンジニアリングにより、視覚的にも人々を惹きつける4x4となり、購買意欲を掻き立て、傑出した走破能力をもったモデルを作り上げることができたのです。」

初代「DEFENDER」のエッセンスはインテリアにも受け継がれており、通常は見えないように設計される構造物や装具をあえて露出させ、シンプルさと実用性を強調しています。革新的な特徴として、シフトレバーをダッシュボードに取り付け、オプションで追加できる「ジャンプシート」があります。この「ジャンプシート」は初期の「LAND ROVER」のようなフロントシートを3人掛けにすることができます。

「DEFENDER 110」は5シート、6シート(「ジャンプシート」選択時)、5+2シートから選択でき、2列目シート後ろの収納容量は最大1,075リットル、シートを倒した場合は2,380リットルまで拡張可能です。

「DEFENDER 90」の全長はファミリー向けのコンパクト・ハッチバックと同等のサイズとなる予定で、5人(「ジャンプシート」選択時は6人)まで乗車できます。

ユーザーフレンドリーな機能の1つに、ラバーフローリングがあります。実用的で革新的なテクノロジーにより、耐久性の高いラバー素材が完成しました。日々の利用シーンから、一生に一度の冒険まで、あらゆる汚れを簡単に落として清潔な車内を保ちます。オプションのフォールディング・ファブリック・サンルーフをオプションで選択すると、屋根を開けた状態にすることができ、さらに「DEFENDER 110」の2列目シートでは、停車時に立ち上がり、まるでサファリを訪れているような感覚を楽しむことができます*。


堅牢性の定義

ランドローバーが新たに極限環境向けに開発した「D7x」アーキテクチャーは、軽量アルミニウムのモノコック構造で、ランドローバー史上最も頑丈なボディ構造となっており、従来のラダーフレーム構造と比較して約3倍のねじり剛性を確保しています。完全独立型のエア・サスペンションまたはコイル・サスペンションの理想的な基盤となって、最新の電動パワートレインを補完します。

エンジニアリングの過程で6万2,000項目以上のテストをしており、シャシーとボディ構造は一般的なSUVや乗用車の基準を上回ります。そして、ランドローバーの「Extreme Event Test」で持続衝撃試験もクリアしています。

開発過程においてプロトタイプ車両は、50度の灼熱の砂漠からマイナス40度の極寒の北極、コロラド州の標高1万フィートのロッキー山脈まで、地球上で最も厳しいとされる環境で、何百万kmも走破しています。


オフロード、オンロード走行における世界屈指のエキスパート

画期的かつ卓越した走破能力により、新型「DEFENDER」は他のモデルと一線を画します。パーマネントAWD (全輪駆動)、ツインスピード・オートマチック・ギアボックス、センター・ディファレンシャル、オプションのアクティブ・ロッキング・リア・ディファレンシャルなど、柔らかい砂が舞う砂漠地帯から極寒のツンドラ地帯まで、あらゆる環境で優れたパフォーマンスを発揮するために必要なすべての機能を備えています。

新型「DEFENDER」で新たに採用するコンフィギュラブル・テレイン・レスポンスでは、オフロード経験が豊富なドライバーが状況に応じて細かな車両設定が可能です。また、これからオフロードを楽しむドライバーも、インテリジェント・オート機能を利用して地形に合わせたモードをシステムに検出させることができます。 

新設計のボディ構造により、291mmの最低地上高(エア・サスペンション)と世界有数のオフロード・ジオメトリーを提供します。新型「DEFENDER 110」のアプローチ・アングル、ブレークオーバー・アングル、デパーチャー・アングルはそれぞれ38度、28度、40度(オフロード走行時の高さ)を実現しています。「テレイン・レスポンス2」の新たなウェイド・プログラムにより、最大渡河水深は900mmで、深い水域でもドライバーは自信をもって進むことができます。
 
乾いた路面では、まるでボンネットがないかのようにフロント下180度の視覚を確保する「ClearSightグラウンドビュー」が活用できます。通常ボンネットで隠れていて見えない前輪のすぐ前方エリアの映像を車内中央のタッチスクリーンに表示するもので、あらゆる状況に対応する新型「DEFENDER」の能力を最大限に発揮することができます。

これらの機能により、新型「DEFENDER」は走破能力を再定義し、険しいオフロードでの耐久性とオンロードでの快適性のレベルをさらに引き上げました。また、混雑した市街地をものともせず進むだけでなく、山を駆け登り、砂漠を横断し、そして凍てつくような寒さのなかを走り抜けます。あらゆる地形に対応する研ぎ澄まされたハンドリングは、手応えのあるドライビングと長距離走行において最高の快適性を提供します。


パワーと効率性(a)

先進のガソリン・エンジンまたはクリーンなディーゼル・エンジンを搭載する新型「DEFENDER」は、あらゆる環境下においても優れたパワー、コントロール性、効率性を発揮します。さらに、2020年にはPHEV(プラグイン・ハイブリッド)を追加予定です。

導入時は、高効率なMHEV(マイルド・ハイブリッド)テクノロジーを搭載した4気筒P300とパワフルな6気筒P400のガソリン・モデルをラインアップします。このほか、4気筒ディーゼル・エンジンはD200とパワフルなD240の2種類から成り、燃費効率37.2mpg(7.6 l/100km)、CO2排出量99g/km(NEDC同等水準)を実現します。

また、フラットなアンダーボディを採用し、空気抵抗を0.38Cdにまで抑えて車両の底面を保護するなど、革新的なエンジニアリング・ソリューションによって効率的なドライブをサポートします。


21世紀のテクノロジー(b)

新型「DEFENDER」には、ジャガー・ランドローバーの最新インフォテインメント・システム「Pivi Pro」を初採用しており、堅牢性とともに先進の技術を提供します。次世代タッチスクリーンは、より直観的かつユーザーフレンドリーで、使用頻度の高いタスクを簡単に操作できるなど、ほぼ瞬時に応答します。

また新型「DEFENDER」では、Software-Over-The-Air(SOTA)テクノロジーが進化し、リモートでアップデート情報を受信できる14の独立モジュールを搭載しています。ドライバーが自宅で寝ている間や遠方にいる際にデータをダウンロードすることで、アップデート情報が次々と車両に転送され、迅速に、またランドローバーのディーラー店舗を訪れる必要もなく、車両の更新をし続けることができます。

ジャガー・ランドローバーのプロダクト・エンジニアリング担当エグゼクティブ・ディレクターである、ニック・ロジャースは次のように述べています。
「新型『DEFENDER』の驚異的な走破能力とミニマルで機能的なインテリアにより、ランドローバーを象徴するモデルが21世紀仕様に生まれ変わりました。新型『DEFENDER』は、初代モデルのキャラクターと『DEFENDER』らしさを損なうことなく、新たな手法にチャレンジし、限界を超えて、誰も思いつかなかったことを成し遂げる機会を与えてくれました。最適なマテリアルの選択から、最新のコネクティビティの採用まで、表には見えないものに対しても飽くなきこだわりをもって取り組んでいます。その結果、ランドローバー史上最高の走破能力を発揮するだけでなく、人々に愛される、本当に快適でモダンなクルマが誕生したのです。」


お客様のニーズにこたえるパーソナライズ

新型「DEFENDER」は「90」と「110」の2種のボディタイプがあり、「DEFENDER 90」は最大6シート(「ジャンプシート」選択時)、「DEFENDER 110」は5シート、6シート(「ジャンプシート」選択時)、5+2シートから選択できます。グレード展開は製造開始から1年間限定の「FIRST EDITION」をはじめ、最上級の「DEFENDER X」、そしてスタンダードモデルの「S」、「SE」、「HSE」を用意しています。さらに、それぞれ特徴のある厳選したオプションや機能を盛り込んだ4種類のアクセサリーパック(「EXPLORER PACK」、「ADVENTURE PACK」、「COUNTRY PACK」、「URBAN PACK」)もあり、ランドローバー史上最も多様なパーソナライズが可能です。

また、エクステリアの塗装の耐久性をさらに高める新たなオプションとして、「サテン・プロテクト・フィルム」を用意しています。この持続可能でリサイクルができる無溶剤のラップフィルムは、ひっかき傷や石はねによる傷から塗装を保護します。この加工は工場で行い、インダスシルバー、ゴンドワナストーン、パンゲアグリーンの3色に適用できます。塗装を保護しながら、ユニークかつコンテンポラリーな仕上がりになるのが特徴です。

アクセサリーパックに加え、「Remote Control Electric Winch**」、「Rooftop Tent」、「Inflatable Waterproof Awning」や、従来の牽引バーシステムからルーフラックなど、これまでで最も幅広く多様なアクセサリーを取り揃えました。

ジャガー・ランドローバーのチーフ・コマーシャル・オフィサー、フェリックス・ブラウティガムは次のように述べています。
「新型『DEFENDER』は世界で最も厳しい排出基準、安全基準をクリアしており、世界128のマーケットで販売予定です。先進技術と耐久性に優れた基礎土台を組み合わせ、新型『DEFENDER』にしか見られない堅牢性と個性的なキャラクターを生み出しました。この新たな4x4は人々の冒険心や好奇心を満たすために開発しています。4つのアクセサリーパック、2つのボディタイプ、そして多種多様なオプションやアクセサリーを取り揃え、『DEFENDER』はお客様のあらゆるライフスタイルにもマッチする最高の4x4になることができるのです。」


Above and Beyond Collection

「DEFENDER」のアクセサリーは、車両だけにとどまりません。Musto®とコラボレーションし、「DEFENDER」のために特別にデザインされた24種類のカプセルコレクションをAbove and Beyond Collectionとして発売します。アウトドア用のパフォーマンス・アパレルや、グッズ、アクセサリーの数々は、堅牢性を誇る「DEFENDER」と同様のタフさを提供します。さらに、クイックバースト・ジップ・テクノロジーを使用して簡単にジレに変わるハイブリッド・ジャケットから、抗張力6,000kgのベルトまで、あらゆるものを揃えています。


人道的なパートナーシップを公表

ランドローバーは、国際赤十字・赤新月社連盟(IFRC)のラッピングを施した「DEFENDER 110」をフランクフルト・モーターショーで展示し、IFRCとの人道的なパートナーシップを強化していくことを発表しました。「DEFENDER」はIFRCの災害対応車両評価プログラムに活用されます。

初めての特定用途向け「LAND ROVER」が中東で移動診療所として活動を開始した1954年から、ランドローバーとIFRCは65年にわたってグローバル・パートナーシップを続けています。ランドローバーは、その節目となる2019年、創設100周年を迎えるIFRCとさらなる3年間のパートナーシップを締結し、インド、メキシコ、オーストラリアなどで防災・災害対策の取り組みを支援していきます。

※本プレスリリースはジャガー・ランドローバーが2019年9月10日(現地時間)に発表したプレスリリースの抄訳です。一部日本仕様とは異なる説明も含まれます。新型「DEFENDER」の日本における導入時期および仕様、サービス内容に関しては、決定次第発表します。

以上


* フォールディング・ファブリック・サンルーフは、導入時は「DEFENDER 90」のみで提供。「DEFENDER 110」向けは2020年に提供開始予定。
(a) 数値はEU規制に従ったメーカー公式試験の結果。比較目的のみで計測し、実際の数値は異なる場合があります。CO2および燃費効率は運転スタイル、環境条件、荷重、アクセサリーの重量により異なる場合があります。
EVの走行距離は量産車の標準化された経路での数値です。達成距離は車両、バッテリーの状態、実際の経路、環境、運転スタイルによって異なります。
(b) 車内機能はいずれもドライバーが安全を確認できる場合のみに使用し、ドライバーは常に車両を完全に制御できている状態でなければなりません。
** Remote Control Electric WinchとWinch Mounting Kitは2020年初めに提供開始予定。


Land Rover PR social channels:
- Twitter: https://twitter.com/LandRoverJPN; @LandRoverJPN


◆お問い合わせ先◆
ランドローバーコール(フリーダイヤル)0120-18-5568
(9:00~18:00、土日祝日を除く)

この記事に関連するファイル

この記事に関連する画像

このページのトップに戻る