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ジャガー・ランドローバー、2019/20年度第4四半期および通期決算を発表

公開日:2020/06/22 19:00

2020年6月22日

ジャガー・ランドローバー、2019/20年度第4四半期および通期決算を発表

■2019/20年度は第2四半期および第3四半期に黒字回復したものの、COVID-19の影響を受けて第4四半期および通年の業績は大幅に低下
■2019/20年度第4四半期の世界販売台数は30.9%減、通年では12.1%減
■2019/20年度通期の収益は230億ポンド(約3兆590億円)、税引き前損失4億2,200万ポンド(約561億2,600万円)だったが、EBITマージンは前年から0.6%ポイント上昇してほぼブレークイーブン(-0.1%)
■第4四半期のキャッシュフローは2億2,500万ポンド(約272億6,500万円)のプラス
■ジャガー・ランドローバーが推し進めるトランスフォーメーション・プログラム「Charge」により、2020年3月31日までに35億ポンド(約4,655億円)のコスト削減を達成、2021年3月31日までの目標額を50億ポンド(約6,650億円)に引き上げ
■資金37億ポンド(約4,921億円)と引き出し可能な信用枠19億ポンド(約2,527億円)で、流動性総額は56億ポンド(約7,448億円)に

2020年6月15日、英国ホイットリー発: 英国最大の自動車メーカーであるジャガー・ランドローバーは、2019/2020年度(2019年4月~2020年3月)の第4四半期および通期決算を発表しました。

第2四半期および第3四半期の営業キャッシュフローが改善し、中国における販売の2桁の伸びと、ジャガー・ランドローバーが推し進めるトランスフォーメーション・プログラム「Charge」により、コスト削減およびキャッシュフローの改善が実現、黒字に回復しました。この傾向が第4四半期も継続することで、通年で黒字化を実現し、2019/2020年度のその他の財務目標も達成する見通しでしたが、COVID-19の影響を受け、通年の業績は大幅に低下しました。

COVID-19によるパンデミックは、2019/20年度第4四半期および通年の業績に大きな影響を与えました。第4四半期の販売台数は10万9,869台で前年同期比30.9%減、通年の販売台数は50万8,659台で前年から12.1%減となりました。販売台数が低下した結果、第4四半期の収益は54億ポンド(約7,236億円)、通年の収益は230億ポンド(約3兆590億円)となり、第4四半期の税引き前損失は5億100万ポンド(約666億3,300万円)、通年の税引き前損失は4億2,200万ポンド(約561億2,600万円)となりました。

2019/20年度通年のEBIT(外国為替および通貨切り上げは含まない)はマイナス2,400万ポンド(約31億1,920万円)でほぼブレークイーブン(EBITマージンは0.6%ポイント増の-0.1%)となり、第4四半期には2億2,500万ポンド(約272億6,500万円)のプラスのキャッシュフローを達成しました。四半期末時点で資金37億ポンド(約4,921億円)と引き出し可能な信用枠19億ポンド(約2,527億円)の、流動性総額56億ポンド(約7,448億円)を有しています。

ジャガー・ランドローバーはCOVID-19の影響によって生じた事態に迅速に対応し、資金節約のため全工場の一時的な閉鎖、コストや投資費用の管理を徹底しました。現在では中国において景気回復の傾向が見られ、英国のソリハル、ヘイルウッドでの生産および英国のエンジン工場の稼働、スロバキア工場およびオーストリアの契約組み立てラインの稼働再開を徐々に進めています。

ジャガー・ランドローバーの最高経営責任者(CEO)、ラルフ・スペッツ博士は次のように述べています。
「第4四半期、COVID-19の影響を受ける以前は、当社はいち早く事業変革に取り組んだことで、通年の見通しを実現し、運用面および財政面での目標を達成する予定でした。私たちは、新型コロナウイルス感染症拡大に対しても素早い対応を取りました。当社の当面の最優先事項は従業員の健康と福祉であり、これは、段階的かつ安全に業務を再開し始めている現在も変わりはありません。」

ランドローバーのラグジュアリー・コンパクトSUVである新型「RANGE ROVER EVOQUE」およびジャガー初のフルバッテリー電気自動車(BEV)である「I-PACE」は年間を通じて強い需要があり、ランドローバーのラグジュアリー・コンパクトSUVである新型「RANGE ROVER EVOQUE」は24.7%、ジャガー初のフルバッテリー電気自動車(BEV)である「I-PACE」は40%の販売台数増となりました。最新のプレミアム・コンパクトSUV「DISCOVERY SPORT」は、3月の中国での発売以降、引き続き販売台数の増加が見込まれます。

新型「DEFENDER」を含む、最新モデルの発売が今後の業績回復の鍵を握ります。最新モデルには、ランドローバーのラグジュアリー・コンパクトSUVである新型「RANGE ROVER EVOQUE」のプラグイン・ハイブリッド(PHEV)、最新のプレミアム・コンパクトSUV「DISCOVERY SPORT」の1.5リッター直列 3気筒INGENIUMエンジンと組み合わせたプラグイン・ハイブリッド(PHEV)*、ピュア・スポーツカー新型「F-TYPE」が含まれます。 *日本未導入

ジャガー・ランドローバーではロックダウン(都市封鎖)の緩和や市場の反応を見ながら、徐々に業務を再開していく予定です。中国国内ではすべての販売店がすでに再開して販売が上向いており、4月の販売台数が6,828台(前年同月比3.1%の微減)、5月の販売台数は8,068台(前年同月比4.2%増)と、力強い結果を出しています。特に「RANGE ROVER」や「RANGE ROVER SPORT」に売上の伸びが見られます。

その他の地域では、4月および5月はロックダウンの影響を全面的に受け、世界販売台数は、4月は1万4,709台(前年同月比62.5%減)、5月が2万4,024台(前年同月比43.3%減)となりました。しかし、売上は販売店の再開に伴って回復が見込まれ、最新の状況では全世界89%の販売店が全面的または一部、営業を再開しています。

ジャガー・ランドローバーは需要の回復に応え、徐々に生産も再開していく予定です。英国のソリハルとヘイルウッドの車両製造工場およびエンジン工場、スロバキア工場、オーストリア・グラーツの契約製造ラインでは、すでに操業を再開しています。その他の工場についても今後の再開を確定する予定となっており、中国の合弁工場はすでに2月下旬より操業を再開しています。

このような先行き不透明な現状において、ジャガー・ランドローバーは流動性を保持するためコストや投資支出管理を徹底していきます。当社のトランスフォーメーション・プログラム「Project Charge」のもと、第4四半期にはさらに6億ポンド(約798億円)のコストおよび資金の改善を実現し、2020年3月31日時点で35億ポンド(約4,655億円)のコスト削減をもたらしました。これを受け、2021年3月までの「Charge」の目標額を10億ポンド(約1,330億円)引き上げて50億ポンド(約6,650億円)に設定しました。その一環として、ジャガー・ランドローバーでは収益率が低く、重要性の低い投資の保留もしくは延期を行っています。2020/21年度の投資支出は25億ポンド(約3,325億円)前後を目標額としており、この額は2019/20年度の33億ポンド(約4,389億円)、2018/19年度の38億ポンド(約5,054億円)を大幅に下回ることになります。COVID-19のパンデミックによる逆風を背景に、当社は今後数か月間で製造工場の契約従業員数を減らす困難な決定を下しています。

世界的なロックダウンの影響による売上の落ち込みと工場閉鎖の結果として、12億ポンド(約1,596億円)の一時的な運転資金の引揚げを含めて4月および5月のフリーキャッシュフローは15億ポンド(約1,995億円)のマイナスとなりました。6月30日を期末とする四半期のフリーキャッシュフローは20億ポンド(約2,660億円)未満のマイナスと見込んでいます。依然としてCOVID-19の先行きは見えないものの、ジャガー・ランドローバーでは業界の予測と一致して売上が徐々に回復し、運転資金の復活や投資の抑制、「Project Charge」によるその他のコスト削減により、今年度の残りの期間でキャッシュフローの改善が進むことを期待しています。

ラルフ・スペッツ博士は、次のように締めくくっています。
「このような不透明な時期にあっても、ジャガー・ランドローバーは人を重視する姿勢、革新的な製品ラインアップ、『Destination Zero』のミッションの実現に向けて注力しています。そしてそれこそが、この世界的な危機を効果的に乗り切るためのカギであることに変わりはないと、確信しています。中国ではすでに車両販売に回復の兆しが見えており、お客様が当社のショールームに戻り始めています。当社にはこの嵐を乗り切っていける体力があると、自負しています。」

以上

※本プレスリリースはジャガー・ランドローバーが2020年6月15日(現地時間)に発表したプレスリリースの抄訳です。

エディターズ・ノート
■ジャガー・ランドローバーは2019/20年度に英国キャッスル・ブロムウィッチにある自動車製造工場でさまざまな新型の電動モデルを製造する計画を発表しており、その皮切りとして、完全電動化された次世代のジャガー「XJ」の生産をすることが確定しています。
■ジャガー・ランドローバーは英国バーミンガム近郊で新たなバッテリー組立てセンターの稼働を開始するとともに、今年後半には英国ウルバーハンプトンのエンジン・マニュファクチャリング・センター(EMC)で次世代電動ドライブユニットの生産を開始する予定です。
■ジャガー・ランドローバーは2019年9月に、英国最大の自動車製造・開発センターとなるウォリックシャー州ゲイドンに新施設「ジャガー・デザイン・スタジオ」を公開しました。
■さらに、2020年2月にはウォーウィック大学で欧州最大規模の自動車研究開発施設である英国自動車イノベーションセンター(National Automotive Innovation Centre: NAIC)が正式にオープンし、学術機関とジャガー・ランドローバーのようなメーカー、そしてサプライヤーが連携して社会のモビリティにおける最大の問題に取り組む好例を示しています。
■ジャガー・ランドローバーは自動化、電動化、コネクテッドの未来に向けたアーバン・モビリティのビジョンを提示する「Destination Zero」の取り組みの一環として、大胆な新コンセプト車両「Project Vector」を発表しました。
■ジャガー・ランドローバーはCOVID-19のパンデミックによって生じた現状を踏まえ、地域社会への可能な限りの支援を続けています。これまでに、ジャガーやランドローバーの車両360台以上を、赤十字やその他の緊急サービスなど世界中の組織に提供してきました。例えば、新型「DEFENDER」は早速、助けを必要とする人たちの支援活動のために活用されています。
■ジャガー・ランドローバーは研究、エンジニアリング、製造における専門的ノウハウを提供して、医療用や個人用の防具の開発支援を行っています。新型コロナウイルスと戦うために不可欠な器具を増産するための英国政府の要請を受け、最前線の医療従事者向けに再利用可能なNHSの承認済みフェイスシールドを生産し、1週あたりの対応能力を1万4,000件まで拡大しています。
■ジャガー・ランドローバーでは従業員に対しても、英国におけるNHS(国民保健サービス)のボランティアの対応スタッフをはじめ、世界中でサポートを必要とする人たちを支援する国や地域の取り組みに積極的に参加するよう、奨励しています。

ジャガー・ランドローバーについて
ジャガー・ランドローバーは英国最大の自動車メーカーで、ジャガーとランドローバーという、2つのアイコニックな英国車ブランドを有しています。ジャガーは世界有数のラグジュアリーブランドであり、世界初のプレミアム・エレクトリック・パフォーマンスSUV「I-PACE(Iペイス)」を提供しています。ランドローバーは、世界を牽引するプレミアムかつ本格的な全輪駆動モデルのブランドです。

ジャガー・ランドローバーは、クラスをリードするモデルを開発、製造し、お客様が望むような素晴らしいエクスペリエンスを提供するという目標を掲げ、世界中のニーズに応えています。2019/20年度は、世界127か国において508,659台を販売しました。

グローバル全体で、販売ネットワークやサプライヤー、ローカル・ビジネスなどを含めると約25万人のスタッフがジャガー・ランドローバーを支えています。また、ジャガー・ランドローバーは英国を主軸とする企業であり、英国に2つの主要なデザインおよびエンジニアリング拠点、3つの車両製造工場、さらにエンジン・マニュファクチャリング・センターがあり、バッテリー・アッセンブリー・センターも開設予定です。そのほか中国、ブラジル、インド、オーストリア、スロバキアにも工場を有しています。また7つのテクノロジー拠点をもち、そのうち3つが英国のマンチェスター、ワーウィック (NAIC)、ロンドンにあり、その他はアイルランド(シャノン)、米国(ポートランド)、ハンガリー(ブダペスト)、そして中国(常熟市)にあります。

ジャガー・ランドローバーは全ラインアップで、BEV(フルバッテリー電気自動車)、PHEV(プラグイン・ハイブリッド車)、およびMHEV(マイルド・ハイブリッド車)といった電動モデルを増やしつつ、最新のディーゼル・エンジンおよびガソリン・エンジンを引き続き展開し、これまで以上に幅広い選択肢をお客様に提供します。

ジャガー・ランドローバーは、「ゼロ・エミッション」、「事故ゼロ」、「渋滞ゼロ」を掲げる「Destination Zero」のミッションを実現するため、包括的な戦略、自動車業界をリードする強力なパイプライン、そして技術とモビリティへの革新的アプローチによる取り組みを進めています。

※1ポンド=133円にて換算(2020年6月22日現在)


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ランドローバーコール(フリーダイヤル)0120-18-5568 (9:00~18:00、土日祝日を除く)

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