News

ジャガー・ランドローバー、新グローバル戦略 「Reimagine」を発表 ジャガーはピュアEVのラグジュアリー・ブランドとして再生し、 ランドローバーは今後5年間で6種類のピュアEVを投入予定

公開日:2021/02/17 15:52

2021年2月17日

ジャガー・ランドローバー、新グローバル戦略 「Reimagine」を発表
ジャガーはピュアEVのラグジュアリー・ブランドとして再生し、
ランドローバーは今後5年間で6種類のピュアEVを投入予定

■最高経営責任者(CEO)ティエリー・ボロレが、ジャガー・ランドローバーの新グローバル戦略 「Reimagine」を発表 
■サステナビリティに富んだモダン・ラグジュアリーの再構築、ユニークなカスタマー・エクスペリエンスの提供、ポジティブな社会的インパクトの創出を目指す
■2039年までに排出ガス実質ゼロビジネスにするという目標を掲げ舵を切る
■「ユニークなポテンシャルの実現」を目指し、ジャガーを2025年よりピュアEV(電気自動車)のラグジュアリー・ブランドとして再生
■今後5年間で、ランドローバーにピュアEVを6種類投入し、ラグジュアリーSUVのリーダーとして市場をけん引し続ける
■2024年にランドローバー初のピュアEVを導入し、2030年末までにジャガー・ランドローバーブランドの全モデルにピュアEVの選択肢を設定
■将来の需要に備え、クリーン水素燃料電池を開発
■敏捷性の向上と効率化推進を主眼に組織の合理化を図る
■全世界の生産および組み立て拠点の維持、規模の適正化、再目的化、再編成を実施
■世界有数のタタ・グループ内の各社との連携および知識共有を進め、クリーンエネルギー、コネクテッド・サービス、データ、ソフトウェア開発のリーダーシップに関する相乗効果の可能性を追求
■2025年までのネットキャッシュフローの黒字化という意欲的な目標を掲げ、2桁のEBITマージン、プラスのキャッシュフローの達成に向けて、品質ならびに利益を実現する価値創造アプローチを採用

2021年2月15日、英国ゲイドン発 : ジャガー・ランドローバーは、英国の2つのブランドを通じて、デザインによるモダン・ラグジュアリーの未来を再構築していくことを発表しました。

真のサステナビリティ(持続可能性)を掲げ、ジャガー・ランドローバーは世界で最も目の肥えたお客様に、世界で最も魅力的なラグジュアリーカーおよびサービスをいち早く提供するクリエーターになることを目指します。この戦略は、ラグジュアリー・ビジネスの環境、社会、地域コミュニティにインパクトを与える新たなベンチマークを作り出すために設計しました。

ジャガー・ランドローバーの最高経営責任者(CEO)である、ティエリー・ボロレ氏は次のように述べています。
「ジャガー・ランドローバーは世界の自動車業界において極めてユニークな存在です。他に類を見ないモデルのデザイン、顧客の将来のラグジュアリー・ニーズに対する並外れえた理解、感性に訴えかけるブランド価値、英国の精神、そして、タタ・グループの傘下であることで、テクノロジーとサステナビリティの分野において世界をリードする各社との連携ができるという優位性を持ち合わせています。
私たちはこれらの要素をいかして、これからのビジネス、ジャガーとランドローバーという2つのブランド、そしてカスタマー・エクスペリエンスを再構築していきます。この『Reimagine』戦略により、かつてないほどに独自性を強化し際立たせることができます。それと同時に、当社を取り巻く世界に対し、よりサステナブルでポジティブなインパクト与えることもできるのです。」

サステナビリティを中核に据えた2つのモダン・ラグジュアリー・ブランド

「Reimagine」戦略の中核となるのは、ジャガーとランドローバーの両ブランドの電動化で、独自のパーソナリティを明確に持った、別々のアーキテクチャーを採用します。

ランドローバーは、クルマとドライバーはアドベンチャー(冒険)によって結びつくと考えており、新境地を切り開いて新たな挑戦に立ち向かい、期待以上を求め、「ABOVE AND BEYOND(さらなる高み)」を目指す人々をサポートします。「RANGE ROVER」、「DISCOVERY」、「DEFENDER」の3つのファミリーを通じて、ラグジュアリーSUVにおいて世界をリードし続けるために、今後5年間で6種類のピュアEV(電気自動車)を導入します。ランドローバー初となるピュアEVモデルは、2024年に登場する予定です。

ジャガーは2020年代半ばまでにブランド再生を実行していきます。感性に訴えかけるデザインと、次世代を切り拓くテクノロジーを備え、非常に美しい新たなポートフォリオを提供するピュアEVのラグジュアリー・ブランドとして生まれ変わります。ジャガーは、お客様のジャガーに対する期待に応え、ジャガーでしか味わえない感覚をもたらす美しい自動車体験を作り出すことで、人々の生活や日常を特別なものにする存在となります。なお、「XJ」というネームプレート自体は存続する可能性はありますが、今後発売するべく開発を進めていた「XJ」後継モデルは、ラインアップには含まれず、今後ジャガー・ブランドは独自の方向性を追求していきます。

ジャガー・ランドローバーは、2030年までに、それぞれのブランドでピュアEVを投入し、ジャガーでは100%、ランドローバーでは約60%に、テールパイプのない(排気ガスの出ない)パワートレインを搭載する予定です。

ジャガー・ランドローバーの目標は、2039年までに、サプライチェーン、製品、オペレーションのすべてにおいて排出ガス量を実質ゼロにすることです。その一環として、水素経済の成熟に伴い、クリーンな燃料電池の準備も進めています。これは長期的な投資プログラムとして行っており、開発はすでに進行中で、今後1年以内にプロトタイプが英国に到着します。

ラグジュアリー業界を取りまく環境、社会に与えるインパクトの新たなベンチマークをもたらすサステナビリティは、「Reimagine」戦略の成功には不可欠な要素です。中心となる新たなチームを結成し、マテリアルをはじめ、エンジニアリング、マニュファクチャリング、サービス、循環型経済への投資における先駆的なイノベーションを構築し、推し進めていきます。 

ジャガー・ランドローバーは年間約25億ポンドの投資をコミットしており、このなかには、電動化テクノロジーやコネクテッド・サービスの開発が含まれています。オーナーシップ・エコシステムをさらに向上させるデータ集約型テクノロジーとあわせて、カスタマー・ジャーニーおよびエクスペリエンスをよりよいものにしていきます。

ジャガー・ランドローバーのインキュベーター兼投資機関であるInMotionから生まれた、柔軟なPIVOTALサブスクリプション・モデルなどの実績のあるサービス(会計年度中に750%成長)を、英国での成功に続いて、他の市場でも展開していく予定です。

品質と効率性

「Reimagine」戦略では、適正規模、目的、編成を見直し、ラグジュアリー業界において品質と効率性における新たなベンチマークのスタンダードを確立していきます。

この取り組みの中核であり、2つのブランドの異なるパーソナリティを明確にしていくのが、新たなアーキテクチャー戦略です。 

ランドローバーではModular Longitudinal Architecture(MLA)を活用していきます。将来の製品ラインアップの進化に合わせ、電動化された内燃機関(ICE)やフル電動化のバリエーションに対応します。さらに、ピュアEVに特化したElectric Modular Architecture (EMA)も使用し、先進的な電動化ICEをサポートします。

将来的に、ジャガーのモデルはピュアEVアーキテクチャーのみとなります。

「Reimagine」戦略には、簡素化(シンプル化)の実現も含まれます。工場ごとに製造されるプラットフォームとモデルの数を統合することで、ラグジュアリー業界の効率的な規模と品質の新たなベンチマークのスタンダードを確立することができ、こうしたアプローチによって調達の合理化や、地域循環型経済のサプライチェーンへの投資を加速させることができます。

ジャガー・ランドローバーは製造の中核を担っており、自国の英国市場および世界各地の工場や組み立て施設を維持していきます。英国ウェストミッドランド州ソリハルはMLAアーキテクチャーの製造元であると同時に、今後、ジャガーのピュアEVのプラットフォームの製造拠点にもなる予定です。 

労働組合、販売店およびサプライチェーンの主要パートナーは、拡張されたジャガー・ランドローバーの新たなエコシステムとモダン・ラグジュアリーの未来の再構築に向けた取り組みにおいても、引き続き重要な役割を果たして行きます。

より迅速なオペレーションを目指した「Refocus」プログラム

最新の決算発表でも示されたように、ジャガー・ランドローバーには、お客様や地域コミュニティ、パートナー、従業員、株主、さらには環境のためにサステナブルで回復力のあるビジネスを構築するための強固な基盤があります。

この変革を推進するために、「Charge+」をはじめとする既存のイニシアチブを、新たな部門横断型の活動に統合した「Refocus」プログラムを立ち上げました。

「Reimagine」戦略では、ジャガー・ランドローバーの適正な規模を見極め、目的を見直して再構築し、より迅速なオペレーションを実現します。よりフラットな組織にすることによって、従業員はスピード感と明確な目的を持って製品をつくり、市場提供できるようになります。

こうした集中と選択を加速させるために、英国内の非製造部門のインフラストラクチャの大幅な削減と合理化を行います。英国ウォリックシャー州ゲイドンはこの取り組みの象徴ともいえるもので、ビジネスの「Reactor」として、エグゼクティブ・チームとその他の管理部門を1箇所に集約し、摩擦のない協力体制と迅速な意思決定を後押しします。 

タタ・グループのリーダーシップへの飛躍

モダン・ラグジュアリー・モビリティというビジョンを確実に実現するために、ジャガー・ランドローバーはタタ・グループ各社と緊密に連携して知識共有を深め、サステナビリティを強化し、排出ガス量を削減すると同時に、次世代テクノロジー、データ、ソフトウェア開発のリーダーシップにおけるベストプラクティスを共有していきます。ジャガー・ランドローバーは2008年からタタ・モーターズの100%子会社となっており、タタ・サンズはその筆頭株主です。

ティエリー・ボロレ氏は次のように述べています。
「私たちのグループ内には、非常に多くのリソースが揃っており、他に類を見ない機会に恵まれています。他社の場合、外部パートナーとの提携に頼らざるを得ませんが、当社はグループ内企業とスムーズに協業できるため、自信とスピード感を持って前進することができます。」

これらすべての要素を結集して、ジャガー・ランドローバーは2桁のEBITマージンとプラスのキャッシュフローを達成し、2025年までに純債務残高の黒字化という意欲的な目標を掲げています。 

最終的に、ジャガー・ランドローバーは、世界で最も収益性の高いラグジュアリー自動車メーカーのひとつになることを目指しています。

タタ・サンズ、タタ・モーターズおよびジャガー・ランドローバーの会長であるN・チャンドラセカラン氏は次のように述べています。
「『Reimagine』戦略によって、タタ・グループのビジョンやサステナビリティにおける優先事項との調和を図りながら、ジャガー・ランドローバーは目標の達成に向けて大きく加速します。同時に、ジャガーはその可能性を示し、ランドローバーは時代を超越した魅力をより一層強化し、両ブランドがお客様や社会、そして地球にとって責任ある企業の象徴となれるよう支援していきます。」 

ティエリー・ボロレ氏は最後に、次のように締めくくりました。
「人を中心に据えた企業として、ジャガー・ランドローバーは単にモダン・ラグジュアリーを再定義するだけでなく、ジャガーとランドローバー、それぞれのブランドを再定義するという明確な目標を掲げ、スピード感を持って前進していきます。ブランドは、感性に訴えかけるユニークなデザイン、言うなれば芸術作品のようなものです。すべてのモデルにコネクテッド・テクノロジーや責任ある素材を備えることで、オーナーシップの新たなスタンダードを確立します。私たちは、デザインによって新たなモダン・ラグジュアリーを再構築していくのです。」 

以上

※本プレスリリースはジャガー・ランドローバーが2021年2月15日(現地時間)に発表したプレスリリースの抄訳です。


エディターズ・ノート

ジャガー・ランドローバーについて:デザインによるモダン・ラグジュアリーの未来の再構築  

ジャガー・ランドローバーは、英国を象徴する2つのブランドを通じて、デザインによるモダン・ラグジュアリーの未来を再構築していきます。

ジャガー・ランドローバーのモデル・ラインアップには、フルバッテリー電気自動車(BEV)、プラグイン・ハイブリッド(PHEV)、マイルド・ハイブリッド(MHEV)、最新のディーゼル・エンジンおよびガソリン・エンジンがあります。ジャガーとランドローバーは、2020年は世界127の国と地域で425,974台を販売しました。 ランドローバーは、「RANGE ROVER」、「DISCOVERY」、「DEFENDER」 の3つのファミリーを取り揃え、世界のラグジュアリーSUV市場をリードしています。ジャガーは、ブランド初となるプレミアム・オールエレクトリック・パフォーマンスSUV「I-PACE」を販売しています。

また、ジャガー・ランドローバーは英国を拠点とする企業であり、英国に2つの主要なデザインおよびエンジニアリング拠点、3つの車両製造工場、エンジン・マニュファクチャリング・センター、バッテリー・アッセンブリー・センターを有しています。さらに中国、ブラジル、インド、オーストリア、スロバキアにも工場を展開しています。また、7つのテクノロジー拠点をもち、3拠点が英国のマンチェスター、ワーウィック(NAIC)、ロンドンに点在し、そのほかは、アイルランド(シャノン)、米国(ポートランド)、ハンガリー(ブダペスト)、中国(上海)にあります。  

「Reimagine」計画の中核となるのは、独自の個性を持つジャガーとランドローバー、両ブランドの電動化です。2030年までにジャガーおよびランドローバーブランドのすべてのモデルにフルバッテリーEVの選択肢を設定します。サプライチェーン、製品、オペレーションのすべてを通じ、2039年までに排出ガス量実質ゼロの達成に向けた、ジャガー・ランドローバーが新たな舵を切ります。

ジャガー・ランドローバーは2008年にタタ・モーターズの100%子会社となり、それ以来、テクノロジーやサステナビリティにおいて世界をリードするタタ・グループ企業との緊密な関係を築いています。

Jaguar PR social channels
- Twitter: https://twitter.com/JaguarJPN, @JaguarJPN

Land Rover PR social channels
- Twitter: https://twitter.com/LandRoverJPN; @LandRoverJPN

◆お問い合わせ先◆
ジャガーコール(フリーダイヤル)0120-050-689(9:00~18:00、土日祝日を除く)
ランドローバーコール(フリーダイヤル)0120-18-5568 (9:00~18:00、土日祝日を除く)

この記事に関連するファイル

この記事に関連する画像

このページのトップに戻る