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ランドローバーの「ジャーニー・オブ・ディスカバリー」 ウズベキスタンからカザフスタンへ

公開日:2012/04/09 18:05

※本プレスリリースはジャガー・ランドローバー社が2012年4月5日に発表したプレスリリースの日本語訳です。

2012年4月9日
(日本語訳発行日)
L12U005


2012年4月5日
国際赤十字・赤新月社連盟への寄付金100万ポンドを集めるため「ジャーニー・オブ・ディスカバリー」は、バーミンガムから北京まで8,000マイルの道のりを冒険していきます。毎週、道中さまざまなユニークな話をご紹介いたします。

経験したことのないような厳しい国境検問を何とか終え、午前2時30分、「ジャーニー・オブ・ディスカバリー」はウズベキスタンに入りました。とにかく眠りたい―それがチーム全員の願いでした。これまで、行く先々で暖かいもてなしを受けてきましたが、ウズベキスタンでも一軒の民家が私たちに寝床を体要してくれました。翌朝、心地よい眠りから覚め、熱いお茶で元気をつけたものの、外は激しい吹雪です。ウズベキスタン横断の旅は凍えるような寒さのなかで始まりました。

しかし、すぐに「ディスカバリー」のエアコンがフル稼働を開始し、シートとハンドルのヒーターもオンになったため、車内はすぐに暖かくなりました。これでウズベキスタンの道を凍えずに走る事ができました。道の両側で家畜が草を食む光景はすでに見慣れていましたが、ここでは道路を走るラクダを見かけました。ディスカバリーの速度計で確かめると、時速42kmは出ていたようです。

ディスカバリーもラクダのように給油しない長距離走行を得意としていますが、道中の国々の事情を考慮して予備の燃料も積んでいます。ウズベキスタンのサービスエリアでは何でも売っていて、鮮魚まで買えますが、ガソリンだけは貴重品です。言葉がうまく通じて入手できても、オクタン価80と品質は良くありません。

ガソリンを満タンにしたジャーニー・オブ・ディスカバリーのクルーは、アラル海をめざしました。アラル海はかつて世界でも4番目の大きさを誇る内海でしたが、50年前に大規模な運河が建設され、流入する河川の水が綿畑の灌漑にも使われたために、干上がって海底が露出していました。錆びつき、放置されたままの漁船が、かつては海底だった砂地に並ぶ光景には胸が締めつけられました。その夜はここにキャンプを設営しましたが、フロントガラスに霜が降り、テントのなかも凍りつく寒さに、夜中に目が覚めるほどでした。こんな経験は旅のなかで2度目です。

太陽が顔を出し、寒さを少しやわらげてくれました。この日立ち寄ったのはヌクスという町。そこには、砂漠のなかにきらめく宝石のようなサヴィツキー美術館があります。ソビエト・アヴァンギャルド芸術の世界最大のコレクションを持つこの美術館は、作品の反体制的な性質が災いしてKGBからにらまれた時代もありました。9万点もの作品を所蔵する美術館が、こんな辺境の地にあることは大きな驚きです。ジャーニー・オブ・ディスカバリーはぜひそこに寄り道しようと考えました。

ウズベキスタンの中心部を進み、世界で最も有名な道のひとつをめざしていると、一面に広がる砂漠のパノラマのなかにイスラム風の繊細な建築が現われました。かつてアジア一の都として栄華を誇ったヒヴァは、美しいタイルで飾られた無数のモスクや宮殿、それにバザールが迷路のように入りくんでいました。

ヒヴァを出発したジャーニー・オブ・ディスカバリーは、走行距離6,250マイルにしてついに世界で最も有名な道、シルクロードに入りました。最初の150kmほどは最近舗装されたばかりのきれいな道路でしたが、すぐに穴だらけの砂地に変わりました。ディスカバリーはそんな悪路もものともせず、ブハラを目指しました。

中央アジアの古都をめぐっていると、歴史の重みに圧倒されます。シルクロードの重要な交易拠点だったブハラでは、創業600年という香辛料の店「シルクロード・スパイス」を訪ねました。家族経営を守りつづけるこの店では、インド、中国、スリランカ産の珍しいハーブやスパイスが山積みになっていました。この店オリジナルの健康茶は、代々レシピが語りつがれているそうです。「スパイスマスター」の肩書きを持つミルファイツ氏が北京までの旅の無事を願い、ドライバーの眠気覚ましに役だつ特製のお茶をブレンドしてくれました。

ブハラの次に向かう3つめの都市はサマルカンドですが、到着まで3日間かかりました。サマルカンドはある意味で旅の転換点です。気温が高くなり、地形は平原から起伏が多くなり、砂漠は消えて草原が広がりました。

サマルカンドを出発した後はタシケントに向かいましたが、ウズベキスタンの首都に通じる2車線のハイウェイはとても快適でした。タシケントでは、かつて地元のアイドルグループの一員だった有名人、カレン・ガフヤノフが町を案内してくれました。彼は経営するエルヴィス・カフェで、ジャーニー・オブ・ディスカバリーのチームのために、昔懐かしい曲も披露してくれました。これからカザフスタンの国境を越えると、地平線の先に北京が近づいてきます。

私たちの旅をぜひご覧になり、目標達成にご協力ください。
詳しくは www.landrover.com/millionで

以上

読者からの問い合わせ先:
ランドローバーコール(フリーダイヤル)0120-18-5568

この件に関する報道関係者からの問い合わせ先:
ジャガー・ランドローバー・ジャパン マーケティング・広報部 03-5470-4242

広報写真はジャガー・ランドローバー・ジャパン プレスサイトを
ご利用ください
https://pr.jlrj.jp/

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