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ランドローバーの「ジャーニー・オブ・ディスカバリー」 カザフスタンから中国へ

公開日:2012/04/18 18:24

※本プレスリリースはジャガー・ランドローバー社が2012年4月13日に発表したプレスリリースの日本語訳です。

2012年4月18日
(日本語訳発行日)
L12U007


ランドローバーの「ジャーニー・オブ・ディスカバリー」
カザフスタンから中国へ


2012年4月13日
国際赤十字・赤新月社連盟への寄付金100万ポンドを集めるため「ジャーニー・オブ・ディスカバリー」は、バーミンガムから北京まで8,000マイルの道のりを冒険していきます。毎週、道中さまざまなユニークな話をご紹介いたします。

ランドローバーの壮大なプロジェクト、ジャーニー・オブ・ディスカバリーは、大都会・北京まで残すところあと数千マイルとなりました。寄付金集めを目的とする今回の旅の最終目的地は中国ですが、国境を越えて中国に入るには数多くの障害を乗りこえる必要がありました。

ウズベキスタンの首都タシケントを出発し、私たちは秘境のイシク・クル湖に立ち寄りながら、3つの国を通過する難易度の高いルートに入りました。道路状態はさらに悪くなり、通信もままならない地域を走る旅は、再び冒険の様相を呈してきました。

国境で5時間も足止めされながらようやくカザフスタンに入国した後も、道は穴だらけで車はジグザグに走らなければなりませんでした。パンクは避けられませんが、私たちは手ぎわよく修理しながらキルギスを目指しました。

やがて道路の状態が格段に良くなり、快適なドライブになってきました。道路の片側は見わたすかぎりの平原で、反対側は北天山山脈が連なる絶景が続きました。雪におおわれた北天山山脈の最高峰は4,855メートルです。 

こういうドライブにこそ、ランドローバー・ディスカバリーの幅広い能力が強みを発揮します。とりわけアラアルチャ国立公園は、テレインレスポンスからローレンジまで、ディスカバリーの威力が物を言いました。断崖とその下に広がる渓谷はまだ雪が残っていました。この公園は長いあいだソ連のエリートしか行くことのできない場所でした。一般に開放されたのはつい23年前のことです。

キルギスの首都ビシュケクからイシク・クル湖生物圏保護区に向かって車を走らせました。この保護区には広大な敷地を誇る保養施設「アウロラ」があります。かつてはブレジネフ、ゴルバチョフ、エリツィンといった歴代指導者が利用していましたが、体制が変わったいまは中国人観光客やカザフ人の富裕層が訪れています。

高級保養所の周囲を走ると、道ぞいにキルギスの伝統的なユルトというテントが並んでいました。キルギスの人口は500万人ですが、その約20パーセントがユルトを住まいにしています。フェルト製の丸いユルトはキルギスの生活に欠かせないものですが、最近では欧米のキャンプ地やフェスティバルでも見かけるようになりました。

ユルトはいわば遊牧生活を支える屋台骨ですが、小型のトレーラー1台で運ぶことができ、設営には2時間もかかりません。

ユルトの組みたてかたは独特で、まず玄関の扉を立てます。そこから柳を格子状に編んだ骨組みを円形に広げれば、それが壁になります。内部に木の柱を立て、天井は柳の梁を何本も渡していきます。煙や蒸気は梁のカーブを伝って天井に上がり、中央にある木製の天窓から逃げるようになっています。

内部に使う敷物やキルト、壁かけはどれも色や模様が派手で、見ていて頭がくらくらしそうです。天窓に最後のフェルト布をかぶせて、ユルトは完成しました。所要時間は1時間45分でした。

近くのコチュコルにあるコチュコル=クトゥ協同作業所では、近隣の村人60名が絨毯を織っていました。目にも鮮やかな模様の絨毯が、ここで1年に100枚生産されています。

キルギスのフェルト絨毯づくりは1,000年の歴史があります。作業所で働く31歳のファティマは、4代前から続く絨毯職人の家に生まれました。

ふたたび旅を続け中国国境が近づいたとき、息をのむような風景が目の前に現われました。小さな谷がいくつも刻まれた山々は微妙に色合いを変え、ふもとに広がる湖は、熱帯の海を思わせる濃いターコイズの水をたたえて波ひとつ立てず、近くにはラクダの群れがぽつんとたたずんでいました。

ところが標高3,752メートルのトルガルト峠が見えてきたころ、大変な情報が飛びこんできました。モスクワに滞在中、天山山脈を越えるルートは標高4,000メートル近い難所で、しかも雪崩で閉鎖されていると聞きました。しかし、1週間閉鎖された後、私たちがカザフスタンに入るころには解除されており、問題は回避されたはずでした。しかし峠越えを72時間後に控えたときになって、ふたたび雪崩が発生して道路が閉鎖されたのです。

1955年にランドローバーが初めて挑戦した陸路遠征が、一瞬脳裏をよぎりました。当時も同じルートを設定していましたが、結局変更を余儀なくされたのでした。

しかし今回は閉鎖が早々に解除されました。石混じりの雪解け水が川のように流れる悪路ではありますが、ジャーニー・オブ・ディスカバリーに国境越えの可能性が出てきました。

キルギスタンでガソリンを満タンにして、最悪の場合は引きかえせるだけの予備燃料も積みこみました。さらに2日分の食料と飲料水、衛星携帯電話も用意して出発しました。砂ぼこりが激しくて視界が悪いため、車間距離は1マイル(1,600メートル)以上取りました。

道ばたには立ち往生して放置されたままの車の残骸横目に、ランドローバー・ディスカバリーは最新技術を駆使して突き進みました。バーミンガムを出発してから13か国を経由して、ついに最後の国境越えに成功しました。あとは広大な中国領を横断し、予定どおりの北京への到着を目指すのみです。

私たちの旅をぜひご覧になり、目標達成にご協力ください。
詳しくは www.landrover.com/millionで

以上


読者からの問い合わせ先:
ランドローバーコール(フリーダイヤル)0120-18-5568

この件に関する報道関係者からの問い合わせ先:
ジャガー・ランドローバー・ジャパン マーケティング・広報部 03-5470-4242

広報写真はジャガー・ランドローバー・ジャパン プレスサイトを
ご利用ください
https://pr.jlrj.jp/

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