※本プレスリリースはジャガー・ランドローバー社が2012年4月22日に発表したプレスリリースの日本語訳です。
2012年4月23日
(日本語訳発行日)
L12U010
概要
• イギリスのファッションデザイナー、ヴィクトリア・ベッカムと、ジェリー・マクガバン率いるランドローバーデザインチームのコラボレーション
• 「レンジローバー・イヴォーク・スペシャルエディション」は、ビスポークのラグジュアリーとスポーティなディテールが際だつ4シータークーペ
• 最高品質の素材とクラフトマンシップを贅沢に投入
• ランドローバーでは初めての、手作業によるマット塗装
• ステルス風のペイントにコントラストを与えるサントリーニ・グロスブラックのディテール
• グロスブラックにローズゴールドのアクセントが与えられた20インチ鍛造アロイホイール
• ローズゴールド・メッキ仕上げのグリルサラウンドとエンブレム
• 手作業によるステッチが入ったビンテージ感のあるセミアニリン仕上げの柔らかい本革シート。ドア内張り、アームレスト、中央の収納ボックスの蓋もセミアニリン仕上げの本革
• インテリア随所にローズゴールド・メッキのアクセント
• ユニークで豪華なモヘアのフロアマットと、マイクロスエード地のヘッドライニング
• グランドブラックラッカー、テクスチャード・アルミニウム、ブラックのソフトフィール塗装といった新しい内装トリム素材を採用
• 専用の4点ラゲッジセット
• ヴィクトリア・ベッカムのサイン入りオーナーズマニュアル用手縫いレザーケース
• 軽量オールアルミニウム製2.0リッター240PSガソリンエンジン搭載
• 四輪駆動と、ランドローバー独自のテレイン・レスポンス®システム
• 世界200台限定、初回生産分は中国向け(日本導入未定)
• UK本国における参考価格は£79,995
• 「レンジローバー・イヴォーク・スペシャルエディション」はランドローバーの個別受注生産(ETO)部門が生産を担当
2012年4月22日、北京発
2011年9月に発売された「レンジローバー・イヴォーク」(日本における発売は2012年3月)はコンパクト・プレミアムSUVという分野を確立しました。100を超える賞に輝き、世界的な大ヒットとなった「イヴォーク」は、ランドローバーに新しい顧客層を呼びこむことに成功しました。
レンジローバー・ブランドの優れた性能と高級感、それにドラマティックなデザインの組みあわせが高く評価され、SUVや「ランドローバー」を初めて購入する方が「イヴォーク」のオーナーの70%を占めています。
「レンジローバー・イヴォーク」は、カスタマイズが大きな魅力です。ピュア、プレステージ、ダイナミックというグレードをベースに、アロイホイールのデザインから、ルーフカラー、それに16種類ものデザイナーズ チョイスの内装まで幅広いオプションが用意されており、自分好みで細かく指定できます。
そして今回、ジェリー・マクガバン率いるランドローバー デザイン部門と、2011年にブリティッシュ・ファッション・アウォードで最も栄誉あるデザイナー・ブランド・オブ・ザ・イヤーに輝いたヴィクトリア・ベッカムのコラボレーションで、「レンジローバー・イヴォーク」のスペシャルエディションを発売することになりました。
ランドローバーのデザインディレクターを務めるジェリー・マクガバンは、次のようにコメントしています。
「『イヴォーク』のデザインは世界中の顧客の心をつかんでいます。ヴィクトリアとのコラボでは、『イヴォーク』の基本のアーキテクチャや、賞も獲得したデザインを大きく変えることは意図していません。抑制のきいた色づかい、それにディテールに手を加えることで、『イヴォーク』本来の特徴を新しい方向に伸ばしていきたいと考えました。
ランドローバーとヴィクトリア・ベッカムは、ともにイギリスのラグジュアリーブランドとして世界で認められ、高い信頼を獲得しています。特別注文車への関心を抱く世界中の多くの顧客に向け、特に中国、ロシア、ブラジルなどランドローバーの人気が高まっている国々にとってはなおさらですが、この2つの『イギリスらしさ』の出会いも、このコラボレーションをいっそう刺激的なものとしています。」
ヴィクトリア・ベッカムは次のようにコメントしています。
「ランドローバーは、私が心から敬意を表しているブランドなので、いっしょに仕事ができて感激しています。私自身も『レンジローバー』を運転していますが、この車はまさにクオリティとラグジュアリーの代名詞だと思います。
ラグジュアリー感をぜひ実感してください。私のブランドは高い品質と丁寧なつくりで知られていますが、ランドローバーももちろん同様です。したがって、このコラボレーションはパーフェクトな組みあわせだと思います。」
デザインの概要
今回のスペシャルエディションは、リバプールにあるヘイルウッド工場で組み立てられ、ランドローバーのエンジニアリング・トゥー・オーダー(ETO)部門が手作業で仕上げます。
手仕上げによるグレーのマット塗装とルーフ、サイド、ボンネットベント、ホイールアーチとホイールに施されたグロスブラック塗装のコントラストが、デザインの特徴であり、ステルスのような印象を与えます。
ビスポークならではのラグジュアリー感をさらに演出するのが、20インチの鍛造アロイホイール、エンブレム、グリルサラウンドに用いたローズゴールドのアクセント。これはスペシャルエディションだけの特徴です。
モダンでステルス風の外観に対して、内装はエレガントで高級感あふれる仕上がりとなっています。スポーツデザインの4座のシートは、ビンテージ感を出したセミアニリン仕上げの柔らかい本革シートです。大胆な「ベースボール」ステッチのディテールは、スポーツ選手である夫デビッド・ベッカムを連想させる洒落として、ヴィクトリアが選びました。ドア内張り、アームレスト、中央の収納ボックスの蓋にも同素材の本革が使われています。
内装も外観のテーマを受け継いでおり、センターコンソールのダイヤルスイッチとドライブセレクト・ロータリーシフターにローズゴールドが使われています。
その他の部分は、外観のテイストを引継ぎあえて控えめにしています。スイッチ類には柔らかい触感のブラック塗装が多用され、センターコンソールはピアノブラックとダークな質感のマシン仕上げアルミニウムが使用されています。
ラグジュアリー感あふれるモヘアのフロアマットとマイクロスエードのヘッドライニングが、内装を更に豪華に演出。さらに荷室にも同じ高級素材を使用、付属の本革製ラゲッジ4点セットも、内張りはルーフライニングと同じマイクロスエードです。
この車の特徴が記されたガイドブックは、ローズゴールドのディテールが施され、「レンジローバー・イヴォーク」のロゴとヴィクトリア・ベッカムのサインが入った手縫いの本革ケースに入っています。
デザインのアプローチについてヴィクトリア・ベッカムは次のように説明しています。
「ジェリーやデザインチームの人たちと組んでイヴォークのスペシャルエディションをつくるにあたり、私は綿密なリサーチを行ないました。そして時代を超えたクラシックなデザインを私がどんなに愛しているか、ムードボードをつくって説明しました。私が着目したのはヨットや自家用ジェット機、クラシックカー、映画、それに個性とファッションです。
こうした小さなディテールが、印象を大きく変えていきます。この車に乗る人が優れたクオリティとクラフトマンシップに触れて、自分は特別な存在だと感じ、パワーをもらってくれればと願っています。ラグジュアリーな雰囲気のなかにも、クラシックな切れ味とコンテンポラリーな味わいを感じとってもらえればと思います。」
ランドローバーのデザインディレクターを務めるジェリー・マクガバンは次のようにコメントしています。
「ヴィクトリアとは、ゲイドンにある弊社のデザインスタジオで作業をしたのですが、実は彼女の参加はデザインチームに波紋を呼びました。でもすぐに、私たちが自動車のデザインに抱く理想や好みが共通していることがわかりました。たとえば第1回のミーティングで、彼女はローズゴールドのヒントを与えてくれました。このときのヴィクトリアはブラック一色の服装で、唯一のアクセサリーがローズゴールドのメンズウォッチだったのです。エレガントな女性の手首と男物の時計の取りあわせがとても新鮮でした。そこで、大胆で主張の強いエクステリアのカラースキームに、柔らかいタッチを取りこむことで私たちの意見は一致しました。
デザインプロセスを通じて私たちが心がけていたのは、男性も女性のどちらも魅力を感じる車をつくるということでした。とくにヴィクトリアは、夫のデビッドが運転したくなる車がいい、と繰りかえし主張していました。ヴィクトリアとの仕事はとても楽しいものでしたし、このスペシャルエディションが世界中のラグジュアリー製品の消費者の心をつかむと確信しています。」
ヴィクトリア・ベッカムとのコラボレーションで誕生した「レンジローバー・イヴォーク・スペシャルエディション」は200台の限定生産です。軽量オールアルミニウム製2.0リッター240PSガソリンエンジンを搭載した四輪駆動の4シータークーペで、高い評価を受けているランドローバー独自のテレイン・レスポンス®システムを採用しています。
2012年10月からまず中国で発売開始。価格などの詳細情報ならびに購入意向の登録は
www.landrover.comで可能となっています。(英語のみ)
デザイン
デザインの核になったのは、新たに開発された手作業によるマット塗料でした。このマット塗装はステルス風の外観をつくりだし、デザインの塊感を保っています。更に、イヴォークのデザインが紡ぎだすドラマを協調する役割も担っています。ルーフ、サイド、ボンネットベント、ホイールアーチに施されたサントリーニブラックのグロス塗装は、マット仕上げのボディワークと鮮やかなコントラストを描きだし、入念に計算されたフォルムを印象づけています。グロスブラックはそのほかにも、ボンネットとサイドベント、レンジローバーのロゴ、ボディワークの下部のフィニッシャー、エキゾーストフィニッシャー、フォグランプサラウンドに使われています。ヘッドランプとテールランプの素材を変え、全体の統一感を保ちながら外観をやや暗めに仕上げました。
グロスブラックの20インチの鍛造アロイホイール、またグリルサラウンドには、ローズゴールドを無垢のアクセントとして使用しました。新たに採用された水平のバーを使用したグリルのデザインは、今回のスペシャルエディションだけのものです。テールゲートおよびサイドベントのエンブレムにも、ローズゴールドのレタリングが使用されています。
インテリア
ランドローバーとヴィクトリア・ベッカムは、どちらもブリティッシュ・ラグジュアリーを真髄としています。今回のスペシャルエディションでは「イヴォーク」のプレミアムな内装をさらに高めるために、最高級の素材と一流のクラフトマンシップを投入しました。
革シボがきれいに残り、柔らかい質感がとても贅沢な、ビンテージ感のあるセミアニリン仕上げの柔らかい本革は、今回のモデルだけの装備です。「イヴォーク」のスポーツシートに適用された手作業による「ベースボール」ステッチも入ったこの大胆なデザインは、外観と対照的な暖かさで目を惹きつけます。ドア内張り、アームレスト、中央の収納ボックスの蓋にも同じ本革が使用されています。
すべてのスイッチギアは黒檀色の柔らかい感触のブラックで塗装し、センターコンソール、ベゼル、ドアハンドル、エアベントにはピアノブラックのトリム・フィニッシャーを施し、グロスブラックの外観と呼応させました。暖房や換気をコントロールするセンターコンソールのダイヤルスイッチと、ドライブ・セレクト・ロータリー・シフターの周囲にはローズゴールドが使用され、さりげないアクセントとなっています。センターコンソールを縁どるホッケースティックのような形状をしたアルミパーツは、ダークな質感のマシン仕上げとなっています。
フロアマットにはヴィクトリア・ベッカムならではのインスピレーションで、最高級のラグジュアリー感を打ちだしました。彼女は少女のころ、父親のロールスロイスに乗るたびに靴を脱ぎ、分厚いフロアカーペットの感触を裸足で楽しんでいたとか。「レンジローバー」のデザイナーは、通常は高級な衣服に使用するモヘア素材でマットをつくり、彼女の思い出を再現しました。また、ルーフライニングにもソフトな感触のマイクロスエードを使用しています。
そして「レンジローバー・イヴォーク・スペシャルエディション」の世界感を完成させるのが、ビスポークのラゲッジです。ラゲッジを構成する4点は、ヴィクトリア・ベッカム自身が所有するラゲッジを参考にし、ハンドステッチのブラックレザーを使用、内部も高級感あふれるつくりにしました。キャスター付きスーツケースとウォッシュバッグが男性向け、女性向けにひとつずつ用意されており、ルーフライニングと同素材のマイクロスエードを使用しています。さらにジッパーの持ち手は、車の外観に使われたグレーのマット塗装を意識して、スモーククロームで仕上げました。
装備
ドライバーとパッセンジャーが車内で過ごす時間を最高のものにしてくれるのが、最高レベルの装備の数々です。825Wオーディオシステムは、イギリスの高級オーディオメーカー、メリディアン®製で、17個のスピーカーと最新型アンプが、特許取得済みのTrifield®サラウンドサウンドをつくりだし、すべてのシートを迫力のサウンドで包みこみます。
「イヴォーク」のセンターコンソール上部には8インチタッチスクリーンが備えられ、そこでコントロールできるさまざまな機能がドライビングのストレスを限りなく軽減してくれます。スクリーン上に表示される3Dボタンと、左右のスクリーン左右のボタンの組みあわせで、メニューの上位機能に簡単にアクセスすることが可能です。また法規制上可能な場合は、最新のデュアルビューテクノロジーで2つの異なる映像を同時に表示させることができるので、たとえばフロントの助手席でDVDを楽しむあいだも、ドライバーはカーナビの地図で道順を確かめることができます。
ダイナミクス
「レンジローバー・イヴォーク・スペシャルエディション」は、ランドローバー本来の性能と安全性をそのまま継承しています。ランドローバーの代名詞とも言えるフルタイム四輪駆動と、受賞歴のあるテレイン・レスポンス®システムによって、どんな状態のオフロードでもすぐに車体を最適な体勢にすることができます。ドライバーは「草地/砂利/雪」、「泥/轍」、「砂地」といった路面の状態に合わせて、テレイン・レスポンス®のスイッチを選択するだけです。
軽量オールアルミニウム製2.0リッター240PSガソリンエンジンは、ドライバーの思いのままにコントロールでき、最も俊敏な「レンジローバー」である「イヴォーク」にふさわしいステアリングホイールに設置されたパドルコントロール付6速オートマチック・トランスミッションを介して、240PSと340Nmのトルクをホイールに供給します。さらにドライバーをサポートするシステムが、車体の周囲360度の視界を確保するサラウンドカメラシステムと、アクセルとブレーキを操作しながら、適切な駐車スペースへと自動で誘導してくるさらにパークアシスト(日本未導入)です。
オンロードのドライビングを最適化してくれるのが、車体の動きを毎秒最低1000回モニタリングし、コントロールされた快適な走りとハンドリングのベストバランスを実現するアダプティブダイナミクスです。MagneRide®ダンパーは磁性流体を使用しているため、ダンピングを無段階でコントロールできます。
テレイン・レスポンス®で「ダイナミック」モードを選択すれば、ハンドリングがよりシャープに、そして車体コントロールがよりタイトになるので、すばやいレスポンスのドライビングが楽しめます。このオプション選択時には、アンビエントライティングとダイヤルの色が自動的にレッドに変化するので、ドライビングの臨場感がさらに高まります。
以上
読者からの問い合わせ先:
ランドローバーコール(フリーダイヤル)0120-18-5568
この件に関する報道関係者からの問い合わせ先:
ジャガー・ランドローバー・ジャパン マーケティング・広報部 03-5470-4242
広報写真はジャガー・ランドローバー・ジャパン プレスサイトを
ご利用ください
https://pr.jlrj.jp/