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ジャガーTCSレーシング、フォーミュラE世界選手権シーズン8 第1戦、第2戦ディルイーヤ・グランプリ サム・バードとミッチ・エバンス、開幕戦でダブルポイントを獲得

公開日:2022/02/03 13:53

2022年2月3日

ジャガーTCSレーシング、フォーミュラE世界選手権シーズン8
第1戦、第2戦ディルイーヤ・グランプリ
サム・バードとミッチ・エバンス、開幕戦でダブルポイントを獲得

■サウジアラビア・ディルイーヤで開催されたABB FIA フォーミュラ E 世界選手権シーズン8の第 1 戦、第 2 戦に出場
■開幕戦ではサム・バードが4位、ミッチ・エバンスが10位でフィニッシュしダブルポイントを獲得。ミッチ・エバンスは今シーズン初のFANBOOST(ファンブースト)を獲得
■第2戦でサム・バードがチームのファステストラップを叩きだし「I-TYPE 5」の速さを証明。5つポジションをあげて15位フィニッシュ。ミッチ・エバンスも追い上げたが21位でレースを終えた
■開幕から2戦終え、ジャガーTCSレーシングは総合6位
■第3戦は2022年2月12日(現地時間)にメキシコシティのエルマノス・ロドリゲス・サーキットにて開幕

2022年1月28日~29日 サウジアラビア ディルイーヤ発 : ジャガーTCSレーシングは、ABB FIA フォーミュラE世界選手権 シーズン8の第1戦および第2戦に出走しました。第1戦ではサム・バードが4位、ミッチ・エバンスが10位となり、ダブルポイントを獲得し、第2戦ではそれぞれ15位、21位という結果で終えました。

クオリファイ・セッションのグループAで好スタートを切ったミッチ・エバンスは、エドアルド・モルタラ(ロキット・ベンチュリ・レーシング)が最初のコーナーでクラッシュしたことで、イエローフラッグが出て強制終了となり、2回目もラップタイムを更新することができず、14番グリッドからスタートしました。レース中、鮮やかなオーバーテイクをみせ、順位を4つ追い上げてポイント圏内の10位でフィニッシュしました。また、ミッチ・エバンスは、ファンからのオンライン投票によるFANBOOST(ファンブースト)を今シーズン初めて獲得しました。

翌日1月29日に開催された第2戦、両ドライバーは苦戦を強いられます。クオリファイ・セッションでは、サム・バードは、壁にクラッシュしてリア・サスペンションにダメージを負い21番グリッド、ミッチ・エバンスも、タイトなストリートサーキットの壁に接触し、ステアリングを傷つけ16番グリッドとなります。決勝レースでも「I-TYPE 5」のスピードと効率性を駆使してそれぞれ、順位を5つ上げましたが、レース終盤に向けてエネルギーを温存する戦略は、アレクサンダー・シムズ(マヒンドラレーシング)のクラッシュによって阻止されてしまいます。レース残り5分でセーフティカーが入り、そのままレースは終了となりました。

ミッチ・エバンスは11位でフィニッシュしましたが、セーフティカー導入が遅れたことにより、2回目のアタックモードを使えず、24秒のペナルティを受け、最終的に21位、サム・バードは15位という結果になりました。

チーム・ランキングでは、ジャガーTCSレーシングは、現在6位につけ、2022年2月12日に開催されるABB FIAフォーミュラE世界選手権第シーズン8第3戦メキシコシティ・グランプリに挑みます。

ドライバー、サム・バードのコメント:
「第1戦は4位でフィニッシュし、ミッチ・エバンスと一緒にダブルポイントを獲得しいいスタートが切れましたが、第2戦ではクオリファイ・セッションがうまくいかず、期待通りの結果にはなりませんでした。良かった点は、驚くべきスピードを発揮する『I-TYPE 5』でファステストラップを叩き出せたことです。レース終盤のセーフティカー導入によって巻き返しのチャンスを奪われてしまいました。あれさえなければポイントを獲得できていたはずなので悔しいですが、気を引き締めて、チームを信じ、前進し続けます。メキシコでのレースが待ち遠しいです。」

ドライバー、ミッチ・エバンスのコメント:
「第2戦のクオリファイ・セッションがうまくいかず、決勝レースではスタートで出遅れてしまいました。セーフティカーが導入されレースが終了になるまでは、ポイント圏内を狙えた位置まで順調に追い上げていたのですが、残念ながらうまくいきませんでした。メキシコのレースにはより強くなって戻ってきます。」

ジャガーTCSレーシングのチーム・プリンシパルであるジェームズ・バークレーのコメント:
「開幕戦では、ダブルポイントを獲得し、堅実なシーズンスタートを切ることができました。サムの4位は素晴らしい結果で、もし状況が少し違っていれば、表彰台を狙えるポジションにいたかもしれません。第2戦のフリープラクティス3で、サムが220kWのファステストラップをだし、『I-TYPE 5』の速さを証明してくれました。レースペースを見ると、私たちのペースはよく、セーフティカー導入の遅れさえなければ、ミッチはポイント圏内に入ることができていたはずです。私たちはこの力を維持し、競争力のあるマシン、ドライバー、チームで、2週間後のレースに再び参戦します。」

※本プレスリリースはジャガー・ランドローバーが2022年1月28~29日(現地時間)に発表したプレスリリースの抄訳です。

以上

エディターズ・ノート

ジャガーTCSレーシングについて
ジャガーは2016年10月にモータースポーツ界に復帰し、電気自動車によるレーシング・シリーズ、ABB FIA フォーミュラE選手権に参戦した、最初のプレミアム自動車メーカーとなりました。ABB FIA フォーミュラE世界選手権のシーズン7では、チーム・ランキングで2位を獲得し、これはジャガーのフォーミュラE史上過去最高の成功となりました。

フォーミュラEは、2025年からピュアEVのラグジュアリー・ブランドとなることを目指すジャガーの現実世界におけるテストベッドです。ジャガーTCSレーシングは、ジャガー・ランドローバーの「REIMAGINE」戦略をサポートするため、新しいサステナブル(持続可能)なテクノロジーを提供し、品質における新しい基準を作り出します。

ジャガーTCSレーシングの目標は、「Reimagine Racing(レースの再構築)」であり、テスト、開発、学習、協力、共有を行い、ジャガー・ランドローバー全体へ知見を共有することで、将来の市販車開発に役立てることです。特に、フォーミュラEで培った知見と技術の移転は、ジャガーブランドの再構築に役立ち、フォーミュラE Gen3時代へのコミットメントと合致します。

フォーミュラEの公式マニュファクチャラー・チームとして、ジャガーTCSレーシングは、モーター、トランスミッション、インバーター、リア・サスペンションを含むパワートレインを独自設計しています。

コストを抑えるため、カーボン・ファイバー・シャシーとバッテリーは、全11チーム共通となっています。これにより、効率的で軽量なパワートレインの開発に焦点を絞ることができ、未来のジャガー・ランドローバーのフルバッテリー電気自動車(BEV)のパフォーマンスと航続距離の向上につながります。

フォーミュラEの2021/22年シーズンは、国際自動車連盟(FIA)主催の世界選手権ステータスとなって迎える2回目のシーズンとなり、各チームにとって、「Generation 2」のレースマシンを使用する4度目の、そして最後の年となります。

各チームは、ドライバー1人につき1台、計2台のレースカーを用意し、45分間プラス1ラップのレースを戦います。

フォーミュラEは、フルバッテリー電気自動車(BEV)によるレースというコンセプトに加え、モータースポーツの世界においては開催地の選定もユニークです。選手権は世界的大都市を舞台に、特設の公道サーキットで開催され、今シーズンは、ディルイーヤ、メキシコシティ、ローマ、モナコ、ニューヨーク、ロンドンなどを転戦した後、ソウルで週末に行われるダブルヘッダーレースで最終戦を迎える予定です。

ニュージーランド出身のミッチ・エバンスは、8回の表彰台、2回の優勝、1回のポールポジション、そして177ポイントを獲得し、ドライバーズ・ランキング4位、チーム・ランキング2位でシーズン7を終え、過去最高の成功を収めました。イギリス出身のサム・バードは、チームに加入してから参戦した最初のシーズンであり、2回の優勝、3回の表彰台、1回のポールポジションを獲得し、ドライバーズ・ランキング6位という結果を残しました。

Race to Innovate
フォーミュラE世界選手権への参戦は引き続き、ジャガー・ランドローバーのグローバル戦略「REIMAGINE」の実現に向けた最重要事項です。電気自動車による唯一のチャンピオンシップであるフォーミュラE世界選手権を通して、ジャガーはハイパフォーマンスが求められる環境で新たな電気自動車テクノロジーをテストし、開発しています。レースは、「Race to Innovate(イノベーションのためのレーシング)」をブランドミッションに掲げるジャガーにとってテストベッドであり続け、電動化の未来を形作るために、レースで得た知識や経験を市販車へ(Race to Road)、そして市販車からレースへ(Road to Race)と相互に役立てることができます。それこそがジャガーが情熱を傾けて目指している未来であり、社会貢献、モビリティの変容、持続可能性、そしてお客様のためにその実現に懸命に取り組んでいます。

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- Jaguarウェブサイト: http://www.jaguar.co.jp
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