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ジャガーTCSレーシング、フォーミュラE世界選手権シーズン8 第3戦メキシコシティ・グランプリ ノーポイントでレースを終え、チーム・ランキング7位に

公開日:2022/02/18 14:47

2022年2月18日

ジャガーTCSレーシング、フォーミュラE世界選手権シーズン8
第3戦メキシコシティ・グランプリ
ノーポイントでレースを終え、チーム・ランキング7位に

■メキシコシティで開催されたABB FIA フォーミュラ E 世界選手権シーズン8の第3戦に出場
■大胆なエネルギー戦略をたてて挑むも功を奏さず、サム・バードは15位、ミッチ・エバンスは19位でレースを終える
■開幕から3戦を終え、ジャガーTCSレーシングはチーム・ランキングで7位
■第4戦、第5戦は2022年4月9日、10日(現地時間)にローマにて開幕

2022年2月12日 メキシコ メキシコシティ発 : ジャガーTCSレーシングは、ABB FIA フォーミュラE世界選手権 シーズン8の第3戦に出走し、サム・バードは15位、ミッチ・エバンスは19位でフィニッシュし、ノーポイントで終わりました。

両ドライバーとも難しい接戦となったクオリファイ・セッションを経て、ミッチ・エバンスが11番グリッド、サム・バードが17番グリッドからのスタートとなります。ふたり合わせてポジションを12追い上げ、「I-TYPE 5」の速さと効率性を見せつけました。ミッチ・エバンスはレース序盤にアタックモードを駆使し、2分間でポジションを3つ追い上げ、サム・バードも決定的なオーバーテイクを決めてポイント圏内の位置につけます。

しかし、レースを首位でリードしていたタグ・ホイヤー・ポルシェ・フォーミュラEチームの戦略的な判断により、レースがもう1周延長されることとなり、これにより、ジャガーTCSレーシングのドライバーは、順位を保持しながら完走するための十分なエネルギーを温存しなくてはならないという無理難題を強いられ、その結果、順位を落としダブルポイント獲得を逃してしまいました。

チーム・ランキングでは、ジャガーTCSレーシングは、現在7位につけ、2022年4月9日、10日に開催されるABB FIAフォーミュラE世界選手権第シーズン8第4戦、第5戦ローマ・グランプリに挑みます。

ドライバー、サム・バードのコメント:
「本当にタフな1日でした。スピードはある程度出せたものの、後方からのスタートとなると巻き返しが大変で、フォーミュラEは世界で最も難しいレースであることを実感しました。これからしばらく休みに入りますが、この状況を変えられると信じています。私たちには、素晴らしいチームと素晴らしいレースカーがあるからです。ローマに向けてやる気に満ちています。」

ドライバー、ミッチ・エバンスのコメント:
「この最高の会場に再び戻って来ることができ、そして素晴らしいメキシコのファンたちと共に過ごせたことができ、とても嬉しく思います。ポイントを獲得したいと思っていたのですが、レースは残念ながら計画通りにはいきませんでした。やや賭けに近い戦略で臨みましたが、今回はうまくいかず、望んでいたようなレースにはなりませんでした。これからの長期の休みの間に体制を立て直し、残りのシーズンに向けてパフォーマンスを回復させたいです。」

ジャガーTCSレーシングのチーム・プリンシパルであるジェームズ・バークレーのコメント:
「まず、ポルシェチームの皆さん、フォーミュラE初勝利おめでとうございます。私たちは競争力のあるレースパッケージを擁していますが、今日の課題はクオリファイ・セッションでペースが上がらなかったことでした。新しいクオリファイ・セッションのフォーマットがいかに重要であるかということ、ミッチはあと少しで“デュエル”対戦に出られるところだったものの、私達がまだこのフォーマットに合わせて最適化できていないことを再認識しました。結果的にうまくいきませんでしたが、今日はアグレッシブに攻める、つまり、多くのポイントを獲得するためにリスクを取ることを決断したのです。
これから6週間という長いインターバルを経て、次のローマ・グランプリがあります。チャンピオン争いに復帰するためにやるべきことはたくさんあります。チーム一丸となって次のレースに挑みたいと思います。」

※本プレスリリースはジャガー・ランドローバーが2022年2月12日(現地時間)に発表したプレスリリースの抄訳です。

以上

エディターズ・ノート

ジャガーTCSレーシングについて
ジャガーは2016年10月にモータースポーツ界に復帰し、電気自動車によるレーシング・シリーズ、ABB FIA フォーミュラE選手権に参戦した、最初のプレミアム自動車メーカーとなりました。ABB FIA フォーミュラE世界選手権のシーズン7では、チーム・ランキングで2位を獲得し、これはジャガーのフォーミュラE史上過去最高の成功となりました。

フォーミュラEは、2025年からピュアEVのラグジュアリー・ブランドとなることを目指すジャガーの現実世界におけるテストベッドです。ジャガーTCSレーシングは、ジャガー・ランドローバーの「REIMAGINE」戦略をサポートするため、新しいサステナブル(持続可能)なテクノロジーを提供し、品質における新しい基準を作り出します。

ジャガーTCSレーシングの目標は、「Reimagine Racing(レースの再構築)」であり、テスト、開発、学習、協力、共有を行い、ジャガー・ランドローバー全体へ知見を共有することで、将来の市販車開発に役立てることです。特に、フォーミュラEで培った知見と技術の移転は、ジャガーブランドの再構築に役立ち、フォーミュラE Gen3時代へのコミットメントと合致します。

フォーミュラEの公式マニュファクチャラー・チームとして、ジャガーTCSレーシングは、モーター、トランスミッション、インバーター、リア・サスペンションを含むパワートレインを独自設計しています。

コストを抑えるため、カーボン・ファイバー・シャシーとバッテリーは、全11チーム共通となっています。これにより、効率的で軽量なパワートレインの開発に焦点を絞ることができ、未来のジャガー・ランドローバーのフルバッテリー電気自動車(BEV)のパフォーマンスと航続距離の向上につながります。

フォーミュラEの2021/22年シーズンは、国際自動車連盟(FIA)主催の世界選手権ステータスとなって迎える2回目のシーズンとなり、各チームにとって、「Generation 2」のレースマシンを使用する4度目の、そして最後の年となります。

各チームは、ドライバー1人につき1台、計2台のレースカーを用意し、45分間プラス1ラップのレースを戦います。

フォーミュラEは、フルバッテリー電気自動車(BEV)によるレースというコンセプトに加え、モータースポーツの世界においては開催地の選定もユニークです。選手権は世界的大都市を舞台に、特設の公道サーキットで開催され、今シーズンは、ディルイーヤ、メキシコシティ、ローマ、モナコ、ニューヨーク、ロンドンなどを転戦した後、ソウルで週末に行われるダブルヘッダーレースで最終戦を迎える予定です。

ニュージーランド出身のミッチ・エバンスは、8回の表彰台、2回の優勝、1回のポールポジション、そして177ポイントを獲得し、ドライバーズ・ランキング4位、チーム・ランキング2位でシーズン7を終え、過去最高の成功を収めました。イギリス出身のサム・バードは、チームに加入してから参戦した最初のシーズンであり、2回の優勝、3回の表彰台、1回のポールポジションを獲得し、ドライバーズ・ランキング6位という結果を残しました。

Race to Innovate
フォーミュラE世界選手権への参戦は引き続き、ジャガー・ランドローバーのグローバル戦略「REIMAGINE」の実現に向けた最重要事項です。電気自動車による唯一のチャンピオンシップであるフォーミュラE世界選手権を通して、ジャガーはハイパフォーマンスが求められる環境で新たな電気自動車テクノロジーをテストし、開発しています。レースは、「Race to Innovate(イノベーションのためのレーシング)」をブランドミッションに掲げるジャガーにとってテストベッドであり続け、電動化の未来を形作るために、レースで得た知識や経験を市販車へ(Race to Road)、そして市販車からレースへ(Road to Race)と相互に役立てることができます。それこそがジャガーが情熱を傾けて目指している未来であり、社会貢献、モビリティの変容、持続可能性、そしてお客様のためにその実現に懸命に取り組んでいます。

Jaguar PR social channels:
- Jaguarウェブサイト: http://www.jaguar.co.jp
- Twitter: https://twitter.com/JaguarJPN, @JaguarJPN

◆お問い合わせ先◆
ジャガーコール(フリーダイヤル)0120-050-689(9:00~18:00、土日祝日を除く)

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