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ジャガーTCSレーシング、フォーミュラE世界選手権シーズン8 第11戦、第12戦 ニューヨーク・グランプリ 第12戦はミッチ・エバンスが3位で今シーズン6度目の表彰台 サム・バードも5位入賞し、ジャガーTCSレーシングは計25ポイントを獲得

公開日:2022/07/22 17:45

2022年7月22日

ジャガーTCSレーシング、フォーミュラE世界選手権シーズン8
第11戦、第12戦 ニューヨーク・グランプリ
第12戦はミッチ・エバンスが3位で今シーズン6度目の表彰台
サム・バードも5位入賞し、ジャガーTCSレーシングは計25ポイントを獲得

■ニューヨークで開催されたABB FIA フォーミュラ E 世界選手権シーズン8の第11戦、第12戦に出場
■第11戦はサム・バードが7位でポイント獲得、ミッチ・エバンスは11位
■第12戦ではミッチ・エバンスが3位でフィニッシュし、今シーズン6度目の表彰台に。サム・バードは驚異的な追い上げで5位となり、2日連続でポイント獲得
■ミッチ・エバンスはドライバーズ・ランキング3位に浮上、サム・バードは13位
■ジャガーTCSレーシングはチーム・ランキングで4位をキープ
■第13戦、第14戦は2022年7月30日、31日(現地時間)にイギリスのロンドンにて開幕

2022年7月16日~17日 米国 ニューヨーク発 :  ジャガーTCSレーシングは、ABB FIA フォーミュラE世界選手権 シーズン8の第11戦および第12戦に出走し、第12戦ではミッチ・エバンスが3位となり今シーズン6度目となる表彰台を獲得しました。サム・バードも、11戦で7位、12戦で5位に入り2日連続で入賞し、着実にポイントをもたらし、チーム・ランキングは4位をキープしています。

7月16日に開催された第11戦は、クオリファイ・セッションで、サム・バードが今シーズン2度目のデュエル進出を果たして8番グリッドから、ミッチ・エバンスは予想外の豪雨に見舞われタイムが伸びず14番グリッドからそれぞれ決勝レースをスタートしました。両ドライバーは、オープニングラップで順位を落としますが、その後に順調にオーバーテイクをして挽回します。しかし、レースが残り10分を切ったところで雨脚が強まり、土砂降りとなったためフルコースイエローとなり、そしてレッドフラッグが掲示され、レースの残り時間7分30秒で中断となりました。結局、レースは再開されず終了となり、サム・バードは7位、ミッチ・エバンスは11位という結果になりました。

翌日の第12戦は、6番グリッドからスタートしたミッチ・エバンスは、スタート直後にジェイク・デニス(アバランチ・アンドレッティ・フォーミュラE)に抜かれてしまい、厳しい滑り出しとなりましたが、アタックモードを戦略的に駆使して4位に浮上します。レース残り18分でニック・デ・ブリーズ(メルセデスEQ・フォーミュラEチーム)を抜き去ろうとしたときにコース脇のポットホールに接触してしまいましたが、素早い対応で「I-TYPE5」のコントロールし、先頭グループに戻り、さらにレース残り3分でアレクサンダー・シムス(マヒンドラレーシング)をかわして3位でフィニッシュしました。

サム・バードは、お気に入りのサーキットのひとつであるブルックリン市街地コースで今シーズン最高の走りを披露しました。16番グリッドからのスタートでしたが、11も順位を上げる驚異的な走りで、入賞圏内の5位に入り、自身のレースペースとチームの完璧な戦略を発揮しました。

第12戦が終わり、ミッチ・エバンスはドライバーズ・ランキングでトップと16ポイント差の3位に浮上、サム・バードは13位につけています。チーム・ランキングでは、ジャガーTCSレーシングは現在4位につけ、2022年7月30日にイギリスのロンドンで開催されるABB FIAフォーミュラE世界選手権第シーズン8 第13戦、第14戦のロンドン・グランプリに挑みます。

ジャガーTCSレーシングのチーム・プリンシパルであるジェームズ・バークレーのコメント
「第12戦のニューヨーク・グランプリはチームにとって素晴らしい結果となりました。貴重なダブルポイントを獲得できたのはチームと両ドライバーの優れたパフォーマンスによるものです。ミッチは素晴らしい走りで3位を獲得しましたが、オーバーテイクが難しいレースでなければさらに上のポジションが狙えたと思います。サムは16位から5位に順位を上げるという、ワールドクラスのレースでは信じられないことを成し遂げ、これはサムの実力です。この勢いを維持してさらに多くのポイントや表彰台を獲得するために、地元ロンドンでの次戦を注力していきます。」

ドライバー、ミッチ・エバンスのコメント
「レース中、ポットホールにはまってしまった時はもうダメかと思いましたが、そこから挽回することができました。フォーミュラEでは次の動きをどう計画するかが重要でニューヨークではそれを戦略的に実行できました。とてもいいペースだったのでトップ争いに加わるのにふさわしい強さが見せることができました。優勝を逃してしまったのは残念ですが、ロンドンにまた戻ってきます。」

ドライバー、サム・バードのコメント
「16位から5位まで順位を上げられたことにとても満足しています。ニューヨークでの2戦を通して、我々のレースマシンが本当に速いということはわかっていたし、レースとフリープラクティス3での最速タイムでそれを証明することができました。僕にとっては厳しいシーズンですが、チームは本当によくがんばってくれ、頼りになる存在です。今はホームレースのロンドンでの次戦を楽しみにしています。」
※本プレスリリースはジャガー・ランドローバーが2022年7月16日、17日(現地時間)に発表したプレスリリースの抄訳です。

以上

エディターズ・ノート

ジャガーTCSレーシングについて
ジャガーは2016年10月にモータースポーツ界に復帰し、電気自動車によるレーシング・シリーズ、ABB FIA フォーミュラE選手権に参戦した、最初のプレミアム自動車メーカーとなりました。ABB FIA フォーミュラE世界選手権のシーズン7では、チーム・ランキングで2位を獲得し、これはジャガーのフォーミュラE史上過去最高の成功となりました。

フォーミュラEは、2025年からピュアEVのラグジュアリー・ブランドとなることを目指すジャガーの現実世界におけるテストベッドです。ジャガーTCSレーシングは、ジャガー・ランドローバーの「REIMAGINE」戦略をサポートするため、新しいサステナブル(持続可能)なテクノロジーを提供し、品質における新しい基準を作り出します。

ジャガーTCSレーシングの目標は、「Reimagine Racing(レースの再構築)」であり、テスト、開発、学習、協力、共有を行い、ジャガー・ランドローバー全体へ知見を共有することで、将来の市販車開発に役立てることです。特に、フォーミュラEで培った知見と技術の移転は、ジャガー・ブランドの再構築に役立ち、フォーミュラE Gen3時代へのコミットメントと合致します。

フォーミュラEの公式マニュファクチャラー・チームとして、ジャガーTCSレーシングは、モーター、トランスミッション、インバーター、リア・サスペンションを含むパワートレインを独自設計しています。

コストを抑えるため、カーボン・ファイバー・シャシーとバッテリーは、全11チーム共通となっています。これにより、効率的で軽量なパワートレインの開発に焦点を絞ることができ、未来のジャガー・ランドローバーのフルバッテリー電気自動車(BEV)のパフォーマンスと航続距離の向上につながります。

フォーミュラEの2021/22年シーズンは、国際自動車連盟(FIA)主催の世界選手権ステータスとなって迎える2回目のシーズンとなり、各チームにとって、「Generation 2」のレースマシンを使用する4度目の、そして最後の年となります。

各チームは、ドライバー1人につき1台、計2台のレースカーを用意し、45分間プラス1ラップのレースを戦います。

フォーミュラEは、フルバッテリー電気自動車(BEV)によるレースというコンセプトに加え、モータースポーツの世界においては開催地の選定もユニークです。選手権は世界的大都市を舞台に、特設の公道サーキットで開催され、今シーズンは、ディルイーヤ、メキシコシティ、ローマ、モナコ、ニューヨーク、ロンドンなどを転戦した後、ソウルで週末に行われるダブルヘッダーレースで最終戦を迎える予定です。

ニュージーランド出身のミッチ・エバンスは、8回の表彰台、2回の優勝、1回のポールポジション、そして177ポイントを獲得し、ドライバーズ・ランキング4位、チーム・ランキング2位でシーズン7を終え、過去最高の成功を収めました。イギリス出身のサム・バードは、チームに加入してから参戦した最初のシーズンであり、2回の優勝、3回の表彰台、1回のポールポジションを獲得し、ドライバーズ・ランキング6位という結果を残しました。

Race to Innovate
フォーミュラE世界選手権への参戦は引き続き、ジャガー・ランドローバーのグローバル戦略「REIMAGINE」の実現に向けた最重要事項です。電気自動車による唯一のチャンピオンシップであるフォーミュラE世界選手権を通して、ジャガーはハイパフォーマンスが求められる環境で新たな電気自動車テクノロジーをテストし、開発しています。レースは、「Race to Innovate(イノベーションのためのレーシング)」をブランドミッションに掲げるジャガーにとってテストベッドであり続け、電動化の未来を形作るために、レースで得た知識や経験を市販車へ(Race to Road)、そして市販車からレースへ(Road to Race)と相互に役立てることができます。それこそがジャガーが情熱を傾けて目指している未来であり、社会貢献、モビリティの変容、持続可能性、そしてお客様のためにその実現に懸命に取り組んでいます。

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