※本プレスリリースはジャガー・ランドローバー社が2012年6月27日に発表したプレスリリースの日本語訳です
2012年7月3日
(日本語訳発行日)
L12U021
王立工学アカデミーがランドローバーに
「2012マックロバート賞」を授与
概要
• イギリスで最も権威ある技術革新賞:レンジローバー・イヴォークの開発における技術革新を評価してランドローバーに授与
• 技術の難易度を評価:低く構えたスタイルとコンパクトなサイズをイヴォークで実現するため、画期的なデザインとパッケージングのソリューションが必要とされた
• 環境とコミュニティーに対するメリットを考慮:リサイクル素材の使用、燃費性能およびエミッションの改善、新規雇用の創出も選考基準として重視
2012年6月27日、UKホイットリー発
レンジローバー・イヴォークを開発、生産する際の技術革新を高く評価し、ランドローバーに対して「2012マックロバート賞」が授与されました。この賞は技術革新について評価をする、イギリスで最も権威ある賞です。イヴォークは、市場に投入されて以来世界中で100以上の賞を獲得し、販売面でも成功しているモデルであり、今回の受賞は、昨年来の比類ない成功をさらに揺るぎないものにします。
本年度の最終選考でイヴォークと受賞争いを繰り広げたのは、イギリスの異なる産業分野における3つのエンジニアリングプロジェクトでした。アカデミーはイヴォークの特徴の中で、真のオール・テレイン性能を獲得するために一定のグラウンドクリアランスを確保しつつ、「魅力的なデザインコンセプト」を見事に具現化させている点に注目しました。これはランドローバーのエンジニア達が独創性を発揮し、アンダーフロアの各コンポーネント、エグゾースト・システム、サスペンション・システム、シャシー・フレーム、70リッター燃料タンクのそれぞれを、「ミリ単位の精度」でパッケージ化することに成功したと評しています。
審査員は、安全性と軽量化に関する技術にも注目しました。イヴォークはボディシェルとシャシーに超高強度ボロンスチールなどを使用しているため、スリムなデザインと高いボディ剛性が実現しています。また、イヴォークには、減衰力を連続的に調整できる磁性流体ダンパーのほか、数々の受賞歴を誇るランドローバー先進のシステム「テレイン・レスポンス」など、新たな技術も採用されています。このテレイン・レスポンスは、オフロード走行をする際に、走行条件の変化に応じてサスペンションとトランスミッションのセッティングを最適化するシステムです。
イヴォークのプロジェクトによって、ランドローバーは環境性能も大幅に躍進させました。これを支えたのが車輌のライフ・サイクル分析です。この影響評価によって、イヴォークはVehicle Certification Agency(車輌認可機関)に推奨される数少ない1台となりました。効率性に優れた新しいパワートレインの採用と総合的な軽量化対策により、イヴォークはレンジローバー・モデルの中でかつてない効率性を身に付け、エミッション排出量を129g/kmに抑えるとともに、燃料消費量についても56.5mpgという値を実現させています(訳注:数値はいずれもUK本国仕様)。イヴォークの生産においては、トリム、ライニング、カバー、さらにはオーディオスピーカーの部品にまでリサイクル素材を使用しています。
イヴォークが評価されたのはエンジニアリングの面だけではありません。王立工学アカデミーは選考に際して、イヴォークの販売が世界的に好調であることが、ランドローバーのヘイルウッド工場における生産量を増大させたことと、社内外で働く40,000人の仕事を確保したという事実も考慮しました。
イヴォークのチーフ・プログラム・エンジニアであるデビッド・ミッチェルは、次のように述べています。
「マックロバート賞の受賞は、ランドローバーとイヴォーク開発チームの双方にとって非常に名誉なことです。このプロジェクトの中で行った技術革新、ならびに、この車を魅力的なものにして世界的成功に導いた手法が、アカデミーからイギリスのエンジニアリングの最高峰を象徴していると評価されたことを私達は誇りに思っています。」
この賞の選考過程で、アカデミーはイヴォーク開発チームの各メンバーを称賛しました。 デビッド・ミッチェル(チーフ・プログラム・エンジニア)、デビッド・サディントン(デザイン・スタジオ・ディレクター)、ピーター・コックル(車輌エンジニアリング・マネージャ)、ブレイン・リドガード(ボディ・エンジニアリング・マネージャ)、イアン・ハルム(プリンシパル・シャシー・エンジニア)。
以上
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