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ジャガーTCSレーシング、フォーミュラE世界選手権シーズン9 第2戦、第3戦ディルイーヤ・グランプリ サム・バードが自身通算100戦目となった第2戦で3位フィニッシュ 2戦連続でダブルポイントを獲得

公開日:2023/02/01 15:00

ジャガーTCSレーシング、フォーミュラE世界選手権シーズン9
第2戦、第3戦ディルイーヤ・グランプリ
サム・バードが自身通算100戦目となった第2戦で3位フィニッシュ
2戦連続でダブルポイントを獲得

■サウジアラビア・ディルイーヤで開催されたABB FIA フォーミュラ E 世界選手権シーズン9の第 2 戦で、サム・バードは自身のフォーミュラE参戦100戦目で3位フィニッシュ。ミッチ・エバンスは、オープニングラップでの接触によるペナルティにより、10位に降格となり1ポイントを獲得
■第3戦では、サム・バードがファステストラップを記録し4位、ミッチ・エバンスが7位でダブルポイントを獲得
■開幕から3戦を終え、ジャガーTCSレーシングはチーム・ランキングで5位
■第4戦は2023年2月11日(現地時間)に初開催となるインドのハイデラバードで開催

2023年1月27日、28日 サウジアラビア ディルイーヤ発 :ダブルヘッダーとなったABB FIA フォーミュラE世界選手権シーズン9のディルイーヤ・グランプリにおいて、ジャガーTCSレーシングのサム・バードが自身のフォーミュラE参戦100戦目となる第2戦で3位表彰台を獲得し、ミッチ・エバンスも10位に入賞しました。翌日行われた第3戦でも、それぞれ4位、7位と2戦連続でダブルポイント獲得という結果で終えました。

第2戦、サム・バードはクオリファイ・セッションのデュエルに進出し3番グリッドからスタートします。7周目でセバスチャン・ブエミ(エンビジョン・レーシング)を抜き去り、先頭に躍り出ると、その後23週にわたって「I-TYPE 6」のペース配分をコントロールしながらパスカル・ウェーレイン(タグ・ホイヤー・ポルシェ・フォーミュラEチーム)から首位の座を守っていましたが、2位に後退してしまいます。さらに残り5周でジェイク・デニス(アバランチ・アンドレッティ・フォーミュラE)にかわされ、3位でフィニッシュとなりました。

6番グリッドから出走したミッチ・エバンスは8位でチェッカーフラッグをうけるも、オープニングラップでの接触により、5秒のペナルティが課せられ、10位降格となりましたが、1ポイントをチームにもたらしました。

翌日1月28日に開催された第3戦、サム・バードは、惜しくもクオリファイ・セッションのデュエル進出を逃し、9番グリッドからのスタートとなりました。フォーミュラEで培われた才能と経験で4度にわたる決定的なオーバーテイクをみせ、「I-TYPE 6」とチームの戦略により、さらなる上位を狙っていましたが、終盤のセーフティカー導入によりその勢いがそがれてしまいます。レネ・ラスト(ネオム・マクラーレン・フォーミュラEチーム)と表彰台争いを繰り広げましたが、惜しくも4位でフィニッシュし、ファステストラップの追加ポイントとともにチームに貢献しました。

ミッチ・エバンスは、クオリファイ・セッションのデュエルで決勝に進出し2番グリッドを獲得、ポールポジションからスタートしたジェイク・ヒューズ(ネオム・マクラーレン・フォーミュラEチーム)をスタート直後にかわすと5周にわたってトップを維持しましたが、マクラーレンの2台に抜かれ、その後も徐々に順位を下げ、最終的に7位でレースを終えました。

チーム・ランキングでジャガーTCSレーシングは、現在5位につけ、2023年2月11日に開催されるABB FIAフォーミュラE世界選手権第シーズン9第4戦インド ハイデラバード・グランプリに挑みます。


ジャガーTCSレーシングのチーム・プリンシパルであるジェームズ・バークレーのコメント:
「最初に、自身100戦目となるレースで表彰台を獲得し、素晴らしい週末となったサムにおめでとうを言いたいです。第2戦の表彰台と、第3戦の4位、そしてファステストラップは、彼の才能だけでなく『I-TYPE 6』の優れたペースと効率性を示しています。ミッチは、フリー・プラクティス・セッションとクオリファイ・セッションで素晴らしい走りをみせ、Gen3マシンを習得しつつあることを証明しました。チームとしては厳しい状況でしたが、改善すべき点と課題を見つけることができました。我々には力強いペース、速いレースカー、優れた効率性があることはわかっているので、次戦のハイデラバード・グランプリではさらに基盤を固めていきます。」

ドライバー、ミッチ・エバンス(#9)のコメント:
「第2戦、第3戦ともスタートがうまくいって、ペースは良かったのですが、なかなか思い通りにはいきませんでした。今週末は流れが悪く、悪い時に悪い場所にいることが多かったので、データ分析をして次のレースに臨み見たいと思います。」

ドライバー、サム・バード(#10)のコメント:
「まずはチームに感謝をしたいです。第2戦では優勝こそ逃しましたが、それでも表彰台を獲得することができました。第3戦でもファステストラップを記録することができ、マシンのペースにとても満足しています。だからこそ、表彰台も視野に入れていましたが、セーフティカーが抜けた後は全開のスプリントレースとなり、オーバーテイクがとても難しくなってしまいました。この週末で多くのことを学んだので、第4戦となるホームレースのひとつであるハイデラバードで頑張ります。」


※本プレスリリースはジャガー・ランドローバーが2023年1月27日、28日(現地時間)に発表したプレスリリースの抄訳です。

以上

エディターズ・ノート

ジャガーTCSレーシングについて
ジャガーは2016年10月にモータースポーツ界に復帰し、電気自動車によるレーシング・シリーズ、ABB FIA フォーミュラE選手権に参戦した、最初のプレミアム自動車メーカーとなりました。ABB FIA フォーミュラE世界選手権シーズン8では、ミッチ・エバンスはドライバーズ・ランキングで2位となり、ジャガーTCSレーシングのフォーミュラE史上において最も成功した成績を収めました。

フォーミュラEは、2025年からピュアEVのラグジュアリー・ブランドとなることを目指すジャガーの現実世界におけるテストベッドです。ジャガーTCSレーシングの目標は、「Reimagine Racing(レースの再構築)」であり、テスト、開発、学習、協力、共有を行い、ジャガー・ランドローバー全体へ知見を共有することで、将来の市販車開発に役立てることです。特に、フォーミュラEで培った知見と技術の移転は、ジャガーブランドの再構築に役立ち、フォーミュラE Gen3時代へのコミットメントと合致します。

2023年は、世界初のネット・ゼロ・レースカーであるGen3マシンで各チームがレースに臨む最初の年になります。

フォーミュラEの公式マニュファクチャラー・チームとして、ジャガーTCSレーシングは、モーター、トランスミッション、インバーター、リア・サスペンションを含むパワートレインを独自設計しています。ジャガーは、フォーミュラEの長期的な技術パートナーであるウィリアムズ・アドバンスド・エンジニアリングを通じてエンヴィジョン・レーシングに「Gen3」のパワートレインを供給しています。

コストを抑えるため、カーボン・ファイバー・シャシーとバッテリーは、全11チーム共通となっています。これにより、効率的で軽量なパワートレインの開発に焦点を絞ることができ、未来のジャガー・ランドローバーのフルバッテリー電気自動車(BEV)のパフォーマンスと航続距離の向上につながります。

各チームは、ドライバー1人につき1台、計2台のレースカーを用意し、レース距離の全工程で使用します。

フォーミュラEは、フルバッテリー電気自動車(BEV)によるレースというコンセプトに加え、モータースポーツの世界においては開催地の選定もユニークです。ABB FIA フォーミュラE世界選手権 シーズン9ではメキシコシティ、ディルイーヤ、ローマなどの世界的大都市を舞台に、特設の公道サーキットで開催され、ハイデラバード、ケープタウン、サンパウロなどの新たな開催地を転戦した後、ロンドンで週末に行われるダブルヘッダーレースで最終戦を迎える予定です。

昨シーズン、ジャガーTCSレーシングは7回の表彰台、4回の優勝、1回のポールポジション、1回のファステットラップ、231ポイントの獲得でチーム・ランキング4位となり、過去最高のポイント獲得数を記録しました。ドライバーズ・ランキングではミッチ・エバンスが2位で終え、サム・バードが13位となっています。

フォーミュラE世界選手権への参戦は引き続き、ジャガー・ランドローバーのグローバル戦略「REIMAGINE」の実現に向けた最重要事項です。電気自動車による唯一のチャンピオンシップであるフォーミュラE世界選手権を通して、ジャガーはハイパフォーマンスが求められる環境で新たな電気自動車テクノロジーをテストし、開発しています。レースは、「Race to Innovate(イノベーションのためのレーシング)」をブランドミッションに掲げるジャガーにとってテストベッドであり続け、電動化の未来を形作るために、レースで得た知識や経験を市販車へ(Race to Road)、そして市販車からレースへ(Road to Race)と相互に役立てることができます。それこそがジャガーが情熱を傾けて目指している未来であり、社会貢献、モビリティの変容、持続可能性、そしてお客様のためにその実現に懸命に取り組んでいます。

ジャガーTCSレーシングは、「Race to Inspire」というミッションのもと、レースプログラムを通じて地球や地域社会にポジティブな影響を与えることで、未来の世代にインスピレーションを与えることを使命としています。世界初のネットカーボンレースカーでの競争から、次世代のエンジニアやモータースポーツの専門家のサポートやトレーニングまで、さまざまな活動を行っています。
詳細については、www.jaguar.com をご覧ください。


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ジャガーコール(フリーダイヤル)0120-050-689(9:00~18:00、土日祝日を除く)

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