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ジャガーTCSレーシング、フォーミュラE世界選手権シーズン9第6戦サンパウロ・グランプリミッチ・エバンスが今シーズン初優勝、ジャガーのマシンが表彰台を独占

公開日:2023/03/29 18:00

2023年3月29日

ジャガーTCSレーシング、フォーミュラE世界選手権シーズン9
第6戦サンパウロ・グランプリ
ミッチ・エバンスが今シーズン初優勝、ジャガーのマシンが表彰台を独占

■ブラジル・サンパウロで開催されたABB FIA フォーミュラ E 世界選手権シーズン9第 6 戦で、ミッチ・エバンスが今季初優勝、サム・バードは3位となり、ダブル表彰台を獲得
■カスタマーチームであるエンヴィジョン・レーシングのニック・キャシディが2位となり、ジャガーのパワーユニットを搭載したマシンが表彰台を独占
■サム・バードがファステストラップを記録し、「I-TYPE 6」の速さを証明
■ジャガーTCSレーシングは41ポイントを獲得し、チーム・ランキング3位に躍進
■第7戦、第8戦は2023年4月22日、23日(現地時間)にドイツ・ベルリンにてダブルヘッダー開催


2023年3月25日 ブラジル サンパウロ発: ABB FIA フォーミュラE世界選手権シーズン9のブラジル・サンパウロ・グランプリにおいて、サンバドロームの高速コースで圧倒的な強さを発揮し、ジャガーTCSレーシングのミッチ・エバンスが今季初優勝また、サム・バードも3位でフィニッシュし、ダブル表彰台を獲得しました。これにより41ポイントが加算され、チーム・ランキングで3位に浮上しました。

約23,000人の熱狂的なファンの前で、ジャガーTCSレーシングは今シーズン序盤の鬱憤を晴らすかのように、ブラジルの地で大躍進を遂げました。ミッチ、サムの両ドライバーは「I-TYPE 6」によるスキルとスピードを発揮し、完璧にチーム戦略を実行しました。

ミッチ・エバンスはクオリファイ・セッションにおいて好調な走りを見せ、3番グリッドからのスタートとなりました。ミッチは好スタートからポジションをキープしたまま、7周目にアントニオ・フェリックス・ダ・コスタ(タグ・ホイヤー・ポルシェ・フォーミュラEチーム)をオーバーテイクして2位に浮上します。一時4位まで順位を落とすも、エネルギー戦略を堅持しながらチャンスをつかみ、見事トップでフィニッシュしました。

10番グリッドからのスタートとなったサム・バードは、今シーズン最高の走りを披露しました。エネルギー戦略を駆使し、7つ順位を上げました。ニック・キャシディ(エンヴィジョン・レーシング)とバトルを繰り広げ、最終的に3位となり、さらにファステストラップによる追加ポイントも獲得しました。
カスタマーチームであるエンヴィジョン・レーシングのニック・キャシディはミッチとの最終ラップまで続く戦いの末、2位となり、表彰台をジャガーのパワーユニットが独占し、フォーミュラEの歴史にその名を刻みました。

この最高の結果を受け、ドライバーズ・ランキングでは現在、サムは6位、ミッチは9位に浮上しました。

2023年4月22日、23日に開催されるABB FIAフォーミュラE世界選手権シーズン9第7戦、8戦となるドイツ・ベルリン・グランプリに挑みます。

ジャガーTCSレーシングのチーム・プリンシパルであるジェームズ・バークレーのコメント:
「なんて素晴らしい日なのでしょう。3台のジャガーが表彰台を独占するという、歴史的な日となりました。今日の結果とシーズン序盤で苦しい戦いを乗り越えてきたチームのパフォーマンスは本当に素晴らしいです。強力なマシンと実績のあるチーム、そして完璧な戦略で巧みにレースを展開していくことが重要であり、今日のレースがまさにそれを成し遂げることができました。ミッチとサムは戦略的なレースでの忍耐力と、必要な時はマシンのスピードを発揮して非常に優れたパフォーマンスを披露してくれました。今日の結果のために、精力的に働いてくれたテクニカルパートナーのWAEと、コマーシャルパートナーに感謝します。ブラジルのファンのために最高のレースをおみせしたいという願いが叶いました。今日は特別な日であり、チームで楽しく祝います。」

ドライバー、ミッチ・エバンス(#9)のコメント:
「今日のレースはタフなスタートでしたが、マシンのスピードは速く、この勝利は、完璧なタイミングで舞い込んできました。ニックが終始僕をプッシュしてくれました。戦略を練るのは簡単ではなく、この勝利はチームの努力の賜物です。表彰台と大量ポイントを獲得できて非常にうれしく思います。」

ドライバー、サム・バード(#10)のコメント:
「ジャガーTCSレーシングがダブル表彰台を獲得できたことに本当に驚いています。この素晴らしい結果に対して、ここサンパウロの地にいるチームだけでなく、本拠地にいるチームにも惜しみない拍手を送りたいです。僕自身もファステストラップも獲得でき、チームにポイントをもたらすことができたので、ベルリンでの次戦を楽しみにしています。」

※本プレスリリースはジャガー・ランドローバーが2023年3月25日(現地時間)に発表したプレスリリースの抄訳です。
以上


エディターズ・ノート

ジャガーTCSレーシングについて
ジャガーは2016年10月にモータースポーツ界に復帰し、電気自動車によるレーシング・シリーズ、ABB FIA フォーミュラE選手権に参戦した、最初のプレミアム自動車メーカーとなりました。ABB FIA フォーミュラE世界選手権シーズン8では、ミッチ・エバンスはドライバーズ・ランキングで2位となり、ジャガーTCSレーシングのフォーミュラE史上において最も成功した成績を収めました。

フォーミュラEは、2025年からピュアEVのラグジュアリー・ブランドとなることを目指すジャガーの現実世界におけるテストベッドです。ジャガーTCSレーシングの目標は、「Reimagine Racing(レースの再構築)」であり、テスト、開発、学習、協力、共有を行い、ジャガー・ランドローバー全体へ知見を共有することで、将来の市販車開発に役立てることです。特に、フォーミュラEで培った知見と技術の移転は、ジャガーブランドの再構築に役立ち、フォーミュラE Gen3時代へのコミットメントと合致します。

2023年は、世界初のネット・ゼロ・レースカーであるGen3マシンで各チームがレースに臨む最初の年になります。

フォーミュラEの公式マニュファクチャラー・チームとして、ジャガーTCSレーシングは、モーター、トランスミッション、インバーター、リア・サスペンションを含むパワートレインを独自設計しています。ジャガーは、フォーミュラEの長期的な技術パートナーであるウィリアムズ・アドバンスド・エンジニアリングを通じてエンヴィジョン・レーシングに「Gen3」のパワートレインを供給しています。

コストを抑えるため、カーボン・ファイバー・シャシーとバッテリーは、全11チーム共通となっています。これにより、効率的で軽量なパワートレインの開発に焦点を絞ることができ、未来のジャガー・ランドローバーのフルバッテリー電気自動車(BEV)のパフォーマンスと航続距離の向上につながります。

各チームは、ドライバー1人につき1台、計2台のレースカーを用意し、レース距離の全工程で使用します。

フォーミュラEは、フルバッテリー電気自動車(BEV)によるレースというコンセプトに加え、モータースポーツの世界においては開催地の選定もユニークです。ABB FIA フォーミュラE世界選手権 シーズン9ではメキシコシティ、ディルイーヤ、ローマなどの世界的大都市を舞台に、特設の公道サーキットで開催され、ハイデラバード、ケープタウン、サンパウロなどの新たな開催地を転戦した後、ロンドンで週末に行われるダブルヘッダーレースで最終戦を迎える予定です。

昨シーズン、ジャガーTCSレーシングは7回の表彰台、4回の優勝、1回のポールポジション、1回のファステットラップ、231ポイントの獲得でチーム・ランキング4位となり、過去最高のポイント獲得数を記録しました。ドライバーズ・ランキングではミッチ・エバンスが2位で終え、サム・バードが13位となっています。

フォーミュラE世界選手権への参戦は引き続き、ジャガー・ランドローバーのグローバル戦略「REIMAGINE」の実現に向けた最重要事項です。電気自動車による唯一のチャンピオンシップであるフォーミュラE世界選手権を通して、ジャガーはハイパフォーマンスが求められる環境で新たな電気自動車テクノロジーをテストし、開発しています。レースは、「Race to Innovate(イノベーションのためのレーシング)」をブランドミッションに掲げるジャガーにとってテストベッドであり続け、電動化の未来を形作るために、レースで得た知識や経験を市販車へ(Race to Road)、そして市販車からレースへ(Road to Race)と相互に役立てることができます。それこそがジャガーが情熱を傾けて目指している未来であり、社会貢献、モビリティの変容、持続可能性、そしてお客様のためにその実現に懸命に取り組んでいます。

ジャガーTCSレーシングは、「Race to Inspire」というミッションのもと、レースプログラムを通じて地球や地域社会にポジティブな影響を与えることで、未来の世代にインスピレーションを与えることを使命としています。世界初のネットカーボンレースカーでの競争から、次世代のエンジニアやモータースポーツの専門家のサポートやトレーニングまで、さまざまな活動を行っています。
詳細については、www.jaguar.com をご覧ください。

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ジャガーコール(フリーダイヤル)0120-050-689(9:00~18:00、土日祝日を除く)

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