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ジャガーTCSレーシング、フォーミュラE世界選手権シーズン9 第9戦モナコ・グランプリでミッチ・エバンスが2位フィニッシュ 3年連続で表彰台を獲得

公開日:2023/05/09 15:30

2023年5月9日

ジャガーTCSレーシング、フォーミュラE世界選手権シーズン9
第9戦モナコ・グランプリでミッチ・エバンスが2位フィニッシュ
3年連続で表彰台を獲得

■ミッチ・エバンスが、モナコの象徴的なストリートコースで準優勝を果たし、今シーズン3度目の表彰台を獲得
■サム・バードはスタートから6つ順位を上げ10位でゴールするも、レース後にペナルティを受け最終結果は16位に
■ミッチ・エバンスはドライバーズ・ランキング4位に浮上、サム・バードは7位を保持
■ジャガーTCSレーシング、チーム・ランキング3位をキープ
■第10戦、11戦は、2023年6月3日、4日(現地時間)にインドネシアのジャカルタでダブルヘッダー開催

2023年5月6日 モナコ・モンテカルロ発:ABB FIAフォーミュラE世界選手権シーズン9の第9戦モナコ・グランプリにおいて、ジャガーTCSレーシングは、ミッチ・エバンスが2位となり、今シーズン3度目の表彰台を獲得しました。サム・バードは10位でゴールするも、レース後にペナルティを受けたため、最終的に16位でレースを終えました。

6番グリッドからスタートしたミッチ・エバンスは、レース序盤から戦略的な走りで順位を上げ、13周目には一時トップに立ちます。レース後半はジャガーのカスタマーチームであるエンヴィジョン・レーシングのニック・キャシディと激しいトップ争いを展開しましたが、セーフティーカーの導入により、オーバーテイクのチャンスを失い、最終的に2位でレースを終えました。

サム・バードは16番グリッドからスタートした直後から順調に追い上げ、一時8位までポジションをあげた時、残り3周のところでアタックモードのループをミスしてしまい、ポジションを10番手まで下げ、そのままポイント獲得圏内でチェッカーを受けました。ですが、レース後、ニコ・ミュラー(ABT CUPRA フォーミュラEチーム)との接触によるタイムペナルティが課されたため、最終結果は16位となりました。

なお、エンヴィジョン・レーシングのニック・キャシディが第8戦に続いて2連勝を飾り、ジャガーパワートレイン搭載車が今シーズン4勝目を記録しました。

ジャガーTCSレーシングは、チーム・ランキング3位をキープしています。次は2023年6月3日、4日に開催されるABB FIAフォーミュラE世界選手権シーズン9 の第10戦、第11戦、ダブルヘッダーとなるジャカルタ・グランプリに挑みます。

ジャガーTCSレーシングのチーム・プリンシパル、ジェームズ・バークレーのコメント
「モナコでの2位表彰台はとても素晴らしい結果です。優勝まであと一歩でした。ミッチの素晴らしいドライブと、チームによる効率的なエネルギーマネジメント戦略によって、しっかりとポイントを獲得することができました。ここモナコにおいて3年連続で表彰台に上がることができ、チーム全員を誇りに思います。サムは素晴らしい進歩を遂げていますが、最後のアタックモードでミスして後退し、またレース終盤にレーシングインシデントが発生するという不運に見舞われました。シーズンはまだ続いていきます。ジャカルタでのダブルヘッダーを楽しみにしています」

ジャガーTCSレーシングドライバー、ミッチ・エバンス(#9)のコメント
「とても充実した一日でした。すべてのレースがそうですが、特にモナコで勝利することは特別な意味があるので、この結果には少しがっかりもしています。しかし、もっと大きな視野で見れば、大量ポイントを獲得することができ、またニックの功績も素晴らしいものです。今シーズンはまだ多くのチャンスが残されているので、全力で前進していきます」

ジャガーTCSレーシングドライバー、サム・バード(#10)のコメント
「今日はハードな一日でした。レース序盤は順調に進んでいましたが、中盤でかなりの混乱が起き、何度か接触もありました。またアタックモードのループを逃してしまったので、パワーの恩恵を受けられず順位を落としてしまいました。気持ちを切りかえて、次のジャカルタに向かいたいと思います」

※本プレスリリースはジャガー・ランドローバーが2023年5月6日(現地時間)に発表したプレスリリースの抄訳です。

以上


エディターズ・ノート

ジャガーTCSレーシングについて
ジャガーは2016年10月にモータースポーツ界に復帰し、電気自動車によるレーシング・シリーズ、ABB FIA フォーミュラE選手権に参戦した、最初のプレミアム自動車メーカーとなりました。ABB FIA フォーミュラE世界選手権シーズン8では、ミッチ・エバンスはドライバーズ・ランキングで2位となり、ジャガーTCSレーシングのフォーミュラE史上において最も成功した成績を収めました。

フォーミュラEは、2025年からピュアEVのラグジュアリー・ブランドとなることを目指すジャガーの現実世界におけるテストベッドです。ジャガーTCSレーシングの目標は、「Reimagine Racing(レースの再構築)」であり、テスト、開発、学習、協力、共有を行い、ジャガー・ランドローバー全体へ知見を共有することで、将来の市販車開発に役立てることです。特に、フォーミュラEで培った知見と技術の移転は、ジャガーブランドの再構築に役立ち、フォーミュラE Gen3時代へのコミットメントと合致します。

2023年は、世界初のネット・ゼロ・レースカーであるGen3マシンで各チームがレースに臨む最初の年になります。

フォーミュラEの公式マニュファクチャラー・チームとして、ジャガーTCSレーシングは、モーター、トランスミッション、インバーター、リア・サスペンションを含むパワートレインを独自設計しています。ジャガーは、フォーミュラEの長期的な技術パートナーであるウィリアムズ・アドバンスド・エンジニアリングを通じてエンヴィジョン・レーシングに「Gen3」のパワートレインを供給しています。

コストを抑えるため、カーボン・ファイバー・シャシーとバッテリーは、全11チーム共通となっています。これにより、効率的で軽量なパワートレインの開発に焦点を絞ることができ、未来のジャガー・ランドローバーのフルバッテリー電気自動車(BEV)のパフォーマンスと航続距離の向上につながります。

各チームは、ドライバー1人につき1台、計2台のレースカーを用意し、レース距離の全工程で使用します。

フォーミュラEは、フルバッテリー電気自動車(BEV)によるレースというコンセプトに加え、モータースポーツの世界においては開催地の選定もユニークです。ABB FIA フォーミュラE世界選手権 シーズン9ではメキシコシティ、ディルイーヤ、ローマなどの世界的大都市を舞台に、特設の公道サーキットで開催され、ハイデラバード、ケープタウン、サンパウロなどの新たな開催地を転戦した後、ロンドンで週末に行われるダブルヘッダーレースで最終戦を迎える予定です。

昨シーズン、ジャガーTCSレーシングは7回の表彰台、4回の優勝、1回のポールポジション、1回のファステットラップ、231ポイントの獲得でチーム・ランキング4位となり、過去最高のポイント獲得数を記録しました。ドライバーズ・ランキングではミッチ・エバンスが2位で終え、サム・バードが13位となっています。

フォーミュラE世界選手権への参戦は引き続き、ジャガー・ランドローバーのグローバル戦略「REIMAGINE」の実現に向けた最重要事項です。電気自動車による唯一のチャンピオンシップであるフォーミュラE世界選手権を通して、ジャガーはハイパフォーマンスが求められる環境で新たな電気自動車テクノロジーをテストし、開発しています。レースは、「Race to Innovate(イノベーションのためのレーシング)」をブランドミッションに掲げるジャガーにとってテストベッドであり続け、電動化の未来を形作るために、レースで得た知識や経験を市販車へ(Race to Road)、そして市販車からレースへ(Road to Race)と相互に役立てることができます。それこそがジャガーが情熱を傾けて目指している未来であり、社会貢献、モビリティの変容、持続可能性、そしてお客様のためにその実現に懸命に取り組んでいます。

ジャガーTCSレーシングは、「Race to Inspire」というミッションのもと、レースプログラムを通じて地球や地域社会にポジティブな影響を与えることで、未来の世代にインスピレーションを与えることを使命としています。世界初のネットカーボンレースカーでの競争から、次世代のエンジニアやモータースポーツの専門家のサポートやトレーニングまで、さまざまな活動を行っています。
詳細については、www.jaguar.com をご覧ください。


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