2023年10月2日
JLR、グッドウッド・リバイバル・パレードで
エリザベス2世女王陛下を称える
■グッドウッド・リバイバルで、エリザベス2世女王陛下の一周忌に哀悼の意を表し、英国王室に愛されたLAND ROVER車両のパレードを実施
■パレードに現れた各モデルは、公式行事や公務、王室の敷地内で英国王室を支え、王室と密接な関わりをもっている
■9台の車両がサーキットで記念パレード走行を行い、イベント会期中は初期のシリーズモデル2台を展示
■ジャガー・ランドローバー(JLR)は王室御用達の公式サプライヤー(ロイヤルワラント)として王室との長期にわたる継続的な関係を構築
2023年9月8日、英国ゲイドン発: ジャガー・ランドローバー(JLR)は、エリザベス2世女王陛下の一周忌に哀悼の意を表して、グッドウッド・リバイバルにおいて、英国王室と深い関わりと歴史をもった9台の「RANGE ROVER」と「DEFENDER」によるパレードランを実施しました。
このパレードランには、王室が公用車および個人的に使用されたJLR車両が登場しました。これらの車両には、王室御用達車両、JLR CLASSIC車両、そしてプライベート・コレクション車両が含まれていました。
このイベントには合計11台の歴史的モデルを出展しましたが、最も古い、つまり最初に王室で使用された「SERIES I STATE REVIEW」およびジョージ6世国王陛下が注文された「SERIES I」を展示しました。これほど貴重なコレクションが一堂に会するのは、今回が初めてのことです。
JLRのチーフ・コマーシャル・オフィサーであるレナード・ホーニックは、次のように述べています。「私たちは、創業当時にまで遡る王室との関係を誇りに思っており、エリザベス2世女王陛下の一周忌にふさわしい形で哀悼の意を表したいと考えました。私たちは、これほど多岐にわたる王室車両のコレクションを集めたことはなく、エリザベス2世女王陛下を称えるのに記念パレードはふさわしいものであったと自負しております。」
JLRが王室との強いつながりを持つきっかけとなった初代「LAND ROVER SERIES」のDNAは、耐久性に優れた「DEFENDER」、洗練された「RANGE ROVER」、多用途な「DISCOVERY」に至るまで、今日のLAND ROVERブランドに色濃く受け継がれています。
グッドウッド・リバイバルの展示車両:
「SERIES I STATE REVIEW」
初代「STATE REVIEW LAND ROVER」は専用設計のリアプラットフォームが特徴で、エリザベス2世女王陛下とエディンバラ公爵フィリップ殿下による6か月のイギリス連邦旅行で使用されました。この車両は、ゲイドンにある大英自動車博物館に王室コレクションとして収蔵されています。
「SERIES I」(LXC 894D)
元々はジョージ6世国王陛下によって注文されましたが、エリザベス2世女王陛下やその他の王室メンバーによってバルモラルで使用されていました。2010年にLAND ROVERの実習生によってレストアされ、現在はLAND ROVER CLASSICコレクションに収蔵しています。
記念パレード参加車両:
「PROTOTYPE」(HAC 379)
1948年、わずか48台のみを製造した、量産前のプロトタイプの1台です。シャシーナンバーはL31で、姉妹車両であるR32とともにテスト、開発、広報宣伝活動に使用されました。R32はジョージ6世国王陛下と一緒に撮影された写真が残っています。現在は、個人のコレクターが所有しています。
「SERIES II STATE REVIEW」
2台目の公式式典用LAND ROVER車両で、青いサイドライト・レンズが特徴です。このライトは、王室メンバーが乗車し移動される際は、必ず点灯していました。パレードに参加した車両は予備車両であったため、走行距離は約13,000マイル(約20,929km)と少なく、ゲイドンにある大英自動車博物館に王室コレクションとして収蔵されています。
「SERIES IIA STATION WAGON」(OGU 362D)
エリザベス2世女王陛下が自ら運転されていた、初めて6気筒エンジンを搭載したステーションワゴンです。また、英国王室御用達の車両にふさわしい、本革シート、木製ドッグガード、サイドステップなどの特別な装備も多数備えています。現在は、ゲイドンにある大英自動車博物館に王室コレクションとして収蔵されています。
「1974 RANGE ROVER STATE REVIEW」
王室の公式行事に初めて採用された「RANGE ROVER」で、1975年から2002年まで使用されました。特別に改造された後部には、折り畳み式のシートと、傘を内蔵した聖書台が装備されています。王室メンバーの移動に使用されることを考慮し、V8エンジンのエキゾーストにはサイレンサーを追加し、排気音を最小限に抑えられていました。現在は、ゲイドンにある大英自動車博物館の王室コレクションに収蔵されています。
「DEFENDER 130 ‘JUMBO’」
両側に3つのドアを備えたロングホイールベースの「DEFENDER 130」は、「JUMBO」という愛称で呼ばれ、王室メンバーがサンドリンガム・ハウスから外出されるときに使用するために改造されました。この車両は、現在も現役で使用されています。今回、チャールズ3世国王陛下の承認を得て、グッドウッド・リバイバル・パレードに登場しました。
「1990 RANGE ROVER STATE REVIEW」
3台目の「RANGE ROVER STATE REVIEW」は、エリザベス2世女王陛下が1994年のクリスマスカードに選んだ画像に登場しています。この写真には、女王陛下とエディンバラ公爵フィリップ殿下がノルマンディ上陸作戦50周年記念式典に出席しているご様子が写っています。この車両は、大英自動車博物館に収蔵されています。
「DEFENDER 110 V8」
エリザベス2世女王陛下が、サンドリンガム・ハウスで使用されていた個人用車両です。プライベート・ロイヤル・コレクションであり、国王陛下のご意向により、現在でも王室車両として使用されています。
「2009 RANGE ROVER」(CK58 NPJ)
王室車両のなかでもエリザベス2世女王陛下のお気に入りのモデルで、この「RANGE ROVER」のステアリングを握られている女王陛下の写真が数多く残されています。ボンネットを飾っていた有名なラブラドールのマスコットは、保管のために取り外されています。
「2015 RANGE ROVER STATE REVIEW」
現在の「RANGE ROVER STATE REVIEW」は、2015年に登場したもので、ロングホイールベースにディーゼルエンジンを搭載したハイブリッド仕様です。公式行事で使用される際には、電気のみで走行することが可能です。JLRのスペシャル・ビークル・オペレーションズ(SVO)がデザインおよびエンジニアリングを担いました。
※本プレスリリースはジャガー・ランドローバーが2023年9月8日(現地時間)に発表したプレスリリースの抄訳です。
以上
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エディターズ・ノート
ジャガー・ランドローバー(JLR)について
JLRの「REIMAGINE」戦略は、デザインによるモダンラグジュアリーというサステナビリティに富んだビジョンを実現します。
2039年までにサプライチェーン、製品、オペレーションのすべてを通じて排出ガス量実質ゼロにするという目標に向け、JLRは事業の変革に取り組んでいます。承認された科学的根拠に基づく 目標を通じて、2030年までに事業とバリューチェーン全体で排出量を削減するためのロードマップを策定しました。この戦略の中核をなすのは、電動化です。10年以内に、「RANGE ROVER」、「DISCOVERY」、「DEFENDER」 の3つのファミリーにそれぞれフルバッテリー電気自動車(BEV)を取り揃え、ジャガーは、全ての車種がBEVとなります。
JLRは英国を拠点とする企業であり、英国に2つの主要なデザインおよびエンジニアリング拠点、3つの車両製造工場、エンジン・マニュファクチャリング・センター、バッテリー・アッセンブリー・センターを有しています。さらに中国、ブラジル、インド、オーストリア、スロバキアにも車両製造 工場を展開、7つのテクノロジー拠点を有します。
JLRはタタ・サンズ傘下のタタ・モーターズ・リミテッドの100%子会社です。
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