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JLR、2030年までに9車種のEV投入計画に向け、 ニトラ工場でのEV生産を開始へ

公開日:2023/11/02 18:40

2023年11月2日

JLR、2030年までに9車種のEV投入計画に向け、
ニトラ工場でのEV生産を開始へ

■JLRは、2020年代末までにニトラで電気自動車(EV)を生産開始することを発表
■JLRの変革に向けた150億ポンドの投資計画には、電動化のためのニトラ工場再構成が含まれる
■今回の発表は、JLRがエレクトリック・ドライブユニット(EDU)を開発するために英国ホイットリーに2億5000万ポンドを投じて新設した「Future Energy Lab」、次世代EVモデルを生産するためのヘイルウッドとソリハル工場の改装に続くもの

ジャガー・ランドローバー(JLR)は、2030年までに9車種の新しい電気自動車(EV)を投入するという「REIMAGINE」戦略を打ち立てており、その一環として、スロバキア共和国ニトラ市にある最先端の工場でEVを生産することを発表しました。

スロバキアのニトラ工場は2018年10月に操業し今年で5周年を迎えました。これまでに36万5,000台以上の「DEFENDER」と「DISCOVERY」を生産してきています。

JLRのインダストリアル・オペレーションズ担当エグゼクティブ・ディレクターであるバーバラ・バーグマイヤーは、次のように述べています。「ニトラにある素晴らしい最新鋭の工場で、当社の電動化戦略の一環として、2020年代末までにEVを生産開始することを発表でき嬉しく思います。今回の決定は、この工場で働く献身的な5,000人の熟練した従業員に対する信頼の証であり、現在、好調な業績を達成しているJLRにとって、ニトラが重要な役割を果たしていることを示すものです。また、サプライヤー各社が私たちに続いてニトラに拠点を設け、増産をサポートしてくれたことにも感謝したいと思います。」 

JLRのニトラ・オペレーションズ担当ディレクターである、ギレルモ・マンチョラスは次のように述べています。「本日は、私たちの工場にとって重要な節目の日であり、5年前にラインが稼動して以来、工場は順調に生産能力を強化してきました。『DEFENDER 130』のラインアップ追加や、稼働体制も2シフト制から3シフト制への移行によって生産台数を週2,000台から3,000台に増やすなど着実に変化してきました。私たちがEVの生産を開始するということは、『REIMAGINE』戦略におけるニトラの重要な役割を裏付けるものです。」

JLRは、13億ユーロを投資してニトラの工場を立ち上げました。高度にデジタル化・自動化された工場として、従来のシステムよりも輸送時間を30%短縮したKUKA社のパルス・キャリアシステムを欧州で初めて採用しました。それ以来、JLRは、新しいテクノロジー、土地、建物、ソフトウェアにさらに6,000万ユーロを投資しています。

ニトラ工場のみで生産している新型「DEFENDER」は、大きな成功を収めています。直近の2年間で、「DEFENDER」はJLRのベストセラー・モデルとなっており、2015年モデルの「CLASSIC DEFENDER」と比較して10倍の売上高を達成しています。

JLRは、将来的に車両を電動化し、2039年までに排出ガス量実質ゼロを達成するために、5年間で150億ポンドの投資を計画しています。これには、ラグジュアリー・ブランドである「RANGE ROVER」、「DEFENDER」、「DISCOVERY」、「JAGUAR」の電動化に加え、2030年までに9車種の新しいEVを発売することも含まれます。 

JLRは、電動化に備えて産業構造を急速に変革しており、ニトラの電動化は、このジグソーパズルの最後のピースとなります。

ヘイルウッドは、JLR初のEV専用工場となり、ソリハルは「RANGE ROVER」、「RANGE ROVER SPORT」、「JAGUAR」のEVモデルを生産、ウルヴァーハンプトンのエンジン・マニュファクチャリング・センターはエレクトリック・ドライブユニット(EDU)を製造し、そして、キャッスルブロムウィッチはEV用ボディパネルの製造工場に改装します。さらに、JLRはEDUを社内で開発するため、英国コベントリーのホイットリーに2億5,000万ポンドを投資して新しい「Future Energy Lab」を開設しました。

ニトラで生産するEVモデルの詳細は、後日発表予定です。

※本プレスリリースはジャガー・ランドローバーが2023年10月 26日(現地時間)に発表したプレスリリースの抄訳です。

以上

◆お問い合わせ先◆
ジャガーコール(フリーダイヤル)0120-050-689(9:00-18:00、土日祝日を除く)
ランドローバーコール(フリーダイヤル)0120-18-5568(9:00-18:00、土日祝日を除く)


エディターズ・ノート

ジャガー・ランドローバー(JLR)について
JLRの「REIMAGINE」戦略は、デザインによるモダンラグジュアリーというサステナビリティに富んだビジョンを実現します。

2039年までにサプライチェーン、製品、オペレーションのすべてを通じて排出ガス量実質ゼロにするという目標に向け、JLRは事業の変革に取り組んでいます。承認された科学的根拠に基づく目標を通じて、2030年までに事業とバリューチェーン全体で排出量を削減するためのロードマップを策定しました。この戦略の中核をなすのは、電動化です。10年以内に、「RANGE ROVER」、「DISCOVERY」、「DEFENDER」 の3つのファミリーにそれぞれフルバッテリー電気自動車(BEV)を取り揃え、ジャガーは、全ての車種がBEVとなります。

JLRは英国を拠点とする企業であり、英国に2つの主要なデザインおよびエンジニアリング拠点、3つの車両製造工場、エンジン・マニュファクチャリング・センター、バッテリー・アッセンブリー・センターを有しています。さらに中国、ブラジル、インド、オーストリア、スロバキアにも車両製造工場を展開、7つのテクノロジー拠点を有します。

JLRはタタ・サンズ傘下のタタ・モーターズ・リミテッドの100%子会社です。


JLR PR social channels
<JAGUAR>
- JAGUARウェブサイト: https://www.jaguar.co.jp/index.html
- Twitter: https://twitter.com/JaguarJPN, @JaguarJPN

<RANGE ROVER、DEFENDER、DISCOVERY>
- RANGE ROVERウェブサイト: https://www.landrover.co.jp/range-rover/index.html
- DEFENDERウェブサイト: https://www.landrover.co.jp/defender/index.html
- DISCOVERYウェブサイト: https://www.landrover.co.jp/discovery/index.html
- Twitter: https://twitter.com/LandRoverJPN, @LandRoverJPN

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