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ジャガーTCSレーシング、フォーミュラE世界選手権シーズン10 第5戦 100戦目となる東京E-Prixを完走し、チーム・ランキング首位をキープ

公開日:2024/04/01 17:00

2024年4月1日

ジャガーTCSレーシング、フォーミュラE世界選手権シーズン10 第5戦
100戦目となる東京E-Prixを完走し、チーム・ランキング首位をキープ

■ジャガーTCSレーシングは、チームにとって100戦目となる2024年ABB FIAフォーミュラE世界選手権の第5戦、東京E-Prixで貴重なポイントを獲得。 ニック・キャシディが19番手スタートから8位入賞と健闘
■ジャガーTCSレーシングは17ポイント差でチーム・ランキングの首位をキープ
■ニック・キャシディは、ドライバーズ・ランキングでトップとわずか2ポイント差の2位
■ミッチ・エバンスは、自身とチームにとって100戦目となるABB FIAフォーミュラE世界選手権を15位で終え、ドライバーズ・ランキング6位につける
■第6戦、第7戦は、2024年4月13日、14日(現地時間)にイタリア・ミサノで開催

2024年3月30日 日本東京発: ABB FIAフォーミュラE世界選手権シーズン10第5戦、チームにとって記念すべき100戦目となる東京E-Prixにおいて、ニック・キャシディが戦略的なドライビングで、19番グリッドから8位まで順位を上げ、貴重なポイントを獲得しました。ミッチ・エバンスは、厳しい展開に耐えながら15位でレースを終えました。

クオリファイセッションでは、ジャガーTCSレーシングの両ドライバーはグループAからの出走となりました。ニック・キャシディはデュエルに進出したものの、テクニカル違反によりファステストラップが抹消され、19番手からのスタートとなります。ミッチ・エバンスはグループステージを5位で終え、僅差でトップ4入りを逃しました。

デュエル終了時点でミッチ・エバンスは6位につけていましたが、セッション中に他車の走行を妨害したとしてペナルティが課せられ、その結果3グリッド降格となり、初の東京E-Prixでは9番手スタートとなります。

19番グリッドからスタートしたニック・キャシディは、チームのサポートを受けながら落ちついたドライビングを披露し、9位でチェッカーを受けました。レース後、エドアルド・モルタラ(マヒンドラ・レーシング)が失格となったため、最終的に8位へと昇格しました。

ミッチ・エバンスはチャレンジングなレースを展開しました。オープニングラップで2つ順位を落とすも、慎重にエネルギーを温存しながらレースを進めていきます。初めての東京のコースは、オーバーテイクが難しく、ロビン・フラインス(エンヴィジョン・レーシング)と軽い接触をしてしまい、ノーズ交換のためにピットインを余儀なくされてしまいました。18位でコースに復帰し、セーフティカーの導入などもあり、最終的に35周のレースを15位でフィニッシュしました。

ジャガーTCSレーシングは、東京でのチャレンジングな日を終えて、チーム・ランキングで2位に17ポイント差の首位をキープし、ドライバーズ・ランキングではニック・キャシディが2位、ミッチ・エバンスが6位につけています。

JLRモータースポーツ担当マネージング・ディレクター兼ジャガーTCSレーシング・チーム・プリンシパルを務めるジェームズ・バークレーのコメント:
「まず第一に、東京でレースができたこと、そしてABB FIAフォーミュラE世界選手権の100戦目のレースを完走できたことを大変光栄に思います。残念ながら、今日はいくつかの問題があり、我々にとっては厳しい1日となりました。基本的にパフォーマンスは悪くなかったのですが、思うような結果を残すことができませんでした。ニックが19番手スタートからポイント圏内の8位まで順位を上げたレース展開はとても印象的ですし、彼とチームは素晴らしい仕事をしてくれました。このポイントはチャンピオンシップにとって貴重なものです。ミッチは、9番手からジャンプアップする絶好のチャンスをうかがっていたのですが、運悪く後続マシンに追いつかれてしまいました。ここ東京はオーバーテイクがとても難しいコースで、今回は苦戦しました。マシンのパフォーマンスを最適化できない厳しい日もありますが、今日の『I-TYPE6』がまさにそうでした。改善して次のミサノでのレースに挑みたいと思います。」

ジャガーTCSレーシングドライバー、ミッチ・エバンス(#9)のコメント:
「今日はチャレンジングなレースでした。この東京のようなコースでは、すべてのオーバーテイクにハイリスクがともないます。ポイント圏内でフィニッシュできるパフォーマンスはあっただけにそれが実現できなかったのは残念です。我々には上位を走るためのすべての要素が揃っているし、そのためにチームも懸命に取り組んでくれています。ミサノではいいレースをみせたいと思います。」

ジャガーTCSレーシングドライバー、ニック・キャシディ(#37)のコメント:
「今日はチームが本当に素晴らしい仕事をしてくれました。マシンは本当に速かったです。デュエルには進出できましたが、状況的にそれを最大限に生かすことはできませんでした。レースでは最後尾からのスタートでしたが、落ち着いて走ることができ、最終的にポイントも獲得できました。この好調さをキープして次のミサノでは表彰台を狙いたいと思います。」

次は2024年4月13日、14日に開催されるABB FIAフォーミュラE世界選手権シーズン10 第6戦、第7戦、ダブルヘッダー開催となるイタリアでのミサノE-Prixに挑みます。

※本プレスリリースはジャガー・ランドローバーが2024年3月30日に発表したプレスリリースの抄訳です。

以上

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ジャガーコール(フリーダイヤル)0120-050-689(9:00-18:00、土日祝日を除く)


エディターズ・ノート

ジャガーTCSレーシングについて
JAGUARは2016年10月にモータースポーツ界に復帰し、電気自動車によるレーシング・シリーズ、ABB FIA フォーミュラE選手権に参戦した、最初のプレミアム自動車メーカーとなりました。

2023年ABB FIAフォーミュラE世界選手権では、ジャガーTCSレーシングはフォーミュラEでチーム最大のポイント獲得となる292ポイントを獲得し、準優勝に輝きました。

ミッチ・エバンスは、2023年のドライバーズ・ランキングで、フォーミュラEにおける自己最多となる197ポイントを獲得して、ランキング3位でシーズンを締めくくりました。2024年も、チームのために引き続きレースに参戦します。ニック・キャシディは、ABB FIAフォーミュラE世界選手権の2024年シーズンからチームのドライバー・ラインアップに加わりました。

2023年シーズンでは、すべてのチームが世界初のネットゼロレースカーであるGen3カーでレースを行いました。ジャガーTCSレーシングは、2024年も「Jaguar I-TYPE 6」でレースに参戦します。 

フォーミュラEは、電動レースカーのコンセプトだけでなく、開催地の選択においてモータースポーツの世界でユニークなシリーズとなっています。2024年のチャンピオンシップは、メキシコシティ、ディルイーヤ、モナコを含む世界の主要都市の中心部にある既存のサーキットや仮設のストリートサーキットで開催され、東京や上海などの新たな会場も追加されます。シーズン最終戦の週末は、ロンドンでダブルヘッダーのレースが開催されます。  

フォーミュラEの公式マニュファクチャラー・チームとして、ジャガーTCSレーシングは、モーター、トランスミッション、インバーター、リア・サスペンションを含むパワートレインを独自設計しています。JAGUARは、フォーミュラEの長期的な技術パートナーであるウィリアムズ・アドバンスド・エンジニアリングを通じてエンヴィジョン・レーシングに「Gen3」のパワートレインを供給しています。

コストを抑えるため、カーボン・ファイバー・シャシーとバッテリーは、全11チーム共通となっています。これにより、効率的で軽量なパワートレインの開発に焦点を絞ることができ、未来のジャガー・ランドローバー(JLR)のフルバッテリー電気自動車(BEV)のパフォーマンスと航続距離の向上につながります。

フォーミュラE世界選手権への参戦は引き続き、JLRのグローバル戦略「REIMAGINE」の実現に向けた最重要事項です。電気自動車による唯一のチャンピオンシップであるフォーミュラE世界選手権を通して、JAGUARはハイパフォーマンスが求められる環境で新たな電気自動車テクノロジーをテストし、開発しています。レースは、「Race to Innovate(イノベーションのためのレーシング)」をブランドミッションに掲げるJAGUARにとってテストベッドであり続け、電動化の未来を形作るために、レースで得た知識や経験を市販車へ(Race to Road)、そして市販車からレースへ(Road to Race)と相互に役立てることができます。それこそがJAGUARが情熱を傾けて目指している未来であり、社会貢献、モビリティの変容、持続可能性、そしてお客様のためにその実現に懸命に取り組んでいます。

ジャガーTCSレーシングは、「Race to Inspire」というミッションのもと、レースプログラムを通じて地球や地域社会にポジティブな影響を与えることで、未来の世代にインスピレーションを与えることを    使命としています。世界初のネットカーボンレースカーでの競争から、次世代のエンジニアやモータースポーツの専門家のサポートやトレーニングまで、さまざまな活動を行っています。詳細については、https://media.jaguarracing.com/をご覧ください。

Tata Consultancy Services (TCS)について
TCSは、55年以上にわたって数多くの世界最大規模のビジネスをデジタルに変革してきた、ITサービス、コンサルティング、ビジネスソリューションを提供する企業です。JLRの長年にわたる戦略的テクニカルパートナーであるTCSは、新しいテクノロジーを活用して、レースチームの電動化を促進し、レースで勝利して、より持続可能な未来を構築する活動をサポートしています。TCSはより良い未来の構築に取り組み、サーキットで得たノウハウを活用して、モビリティ・エコシステムを変革しています。タタ・グループの一員であるTCSは、世界中に60万3,000人を超えるコンサルタントを擁しています。

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